生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

どうしてこのようにあたし、雨は降るのか……

2010年08月11日 13時01分04秒 | 詩 poetry
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   ……………… どうしてこのようにあたし、雨は降るのか ………………
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 前髪をかきあげる。愁いを含んだ黒い瞳、



それがあたし。突如として、叫ぶ。それで終



しまい。だから、ぼっそり、ま・み・む・め



・も、。何が終ったのか、何も終りはしない



、何も始まりはしないのだから。たぶん、あ



たしは、歩き出している、例えば、東山のふ



もと、疎水に沿った道を。どこかのかつてあ



ったカフェテラス。石段を下りていくと、藤



が咲き乱れていて、あたしは昏倒する。それ



で終しまい。だけど、何も流れ出しはしない



。ただ あたしの血、肉の血が騒ぎ立てる。
            みち
風にゆられて、あたしは舗道をふむ、例えば



洛北、北山通りを西ヘ。ほどなく、ブランデ



ーを手にして、と落ちこんでいるあたし。そ



して、いつしか、まみむめもが踊り狂う。や



さしいやさしい、(ま・み・む・め・も)た



ち。はなれられない。あたしはひょっとして



、まみむめも、ではないか。あたしは、あた



しに巣食う(ま)や(み)や(む)や(め)



や(も)たちをほめ讃え、愛撫してやる、あ



たしがあたしでなくなるまで。





<製作者>
 「どうして……」作者:鯉杉光敏 19**
 『まみむめもノオト』作者:山田百合子 1979
 全体の編集者:鯉杉光敏 2010.8.8.


===予告

 どうしてこのようにあたし、風は吹き、舞い上がるのか……

 どうしてこのようにあたし、光は在るのか……