2010年9月5日-5
2010年9月3日購入本
[M]
宮津大輔.2010.5.現代アートを買おう!.206pp.集英社.集英社新書0544.[ISBN 9784087205442] [y700+] [B20100903] [「BOOK」データベースによれば、サラリーマンの傍ら、1994年より収集を始めた現代アート約300点の収集作品は、東京オペラシティアートギャラリーや韓国・ソウルのデリム現代美術館等で公開されている、とある]
[S]
澤昭裕.2010.6.エコ亡国論.221pp.新潮社.[ISBN 9784106103728] [y720+] [B20100903]
[【目次】1 スキャンダル続出で揺らぐIPCCの信頼性/2 京都議定書が抱え込んだ重大な欠陥/3 宣伝上手のEU、アメリカの使い分け、それぞれの外交術/4 鳩山「一九九〇年比▲25%削減構想」への重大疑問/5 暗礁に乗り上げた温暖化交渉、世界の現勢図/6 経済無視、「一九九〇年比▲25%削減」がもたらす衝撃/7 誤解と曲解だらけの国内排出枠割当・取引制度/8 次代への枠組・セクター別アプローチへの考察と提言]
[朝日新聞に2010年8?月**日に掲載された、澤昭裕氏の意見とそれへの釈明みたいな中島映至氏の文章をくらべると、澤昭裕氏の方がまともである。しかし、某先生の意見ではどちらもものごとがわかっていないとのこと。]
スマナサーラ,アルボムッレ.2009.8〔2006.3刊を修正してまとめたもの〕.無常の見方:「聖なる真理」と「私」の幸福.306pp.サンガ.サンガ新書038.[ISBN 9784904507353] [y850+] [B20100903] [第4章は、無常の世界の予測術]
[U]
海上知明.2010.8.環境問題の戦略的解決:環境戦略試論.230pp.芙蓉書房出版.[ISBN 9784829504918] [y1,800+] [B20100903]
[海上(2010: 18頁以降)は、温暖化に関して、4項目の論点を挙げている。
1. 地球は本当に温かくなっているのか。
「二酸化炭素やメタンガスが増加したこの200年間、気温がたえず上昇傾向にあったわけではなかったことは、昨今の気温上昇も一過性の出来事ではないかということになる。」(18頁)。
2. 現在が気温上昇状態にあるとして、これが温暖化なのか温暖期なのか、それとも周期的にくる温暖期なのか。
これは、「誰にもわからない」(18頁)。
3. 海面は上昇するのか。
「海面上昇の原因は、海水の膨張、山岳氷河の融解であり、内陸湖沼水、地下水の増減は不明である。ところが山岳氷河の分は大した量にならず、むしろダムによって人間がつくった水のほうが氷河よりも多いぐらいだというのである。」(19頁)。
4. 仮に海面上昇がみられるとして、どの程度の期間でどのレベルまで上がるのか。
「温暖化防止に不熱心なオーストラリアは、海面上昇を年間六ミリとみなしているが、ツバルのように何十センチも沈んでいるところがある。……ツバルだけが沈むはずはない。このツバル問題の投げかけるものは、ガセネタが横行しているのも事実だということである。」19頁)。]
[2010年9月3日の講演で、武田邦彦氏は、ツバルについては、領土面積は増えていると述べた。また、NHKは満潮のときにそこだけ沈む所を狙って撮影したのだという。発言内容は、(撮影禁止かつ)録音禁止だったし、多少不正確かも。]
[それにしても、朝日新聞はもちろんだが(イギリスでの気温上昇によって葡萄栽培に適してきてスパークリングワイン製造に良いという記事でも)、北極海の氷についてIPCCとは異なることをちゃんと報道した北海道新聞も、最近の気象庁の異常猛暑についての推論発表でも、「温暖化によって」を、なににでもひっつく枕詞みたいに使っている。地球温暖化と各地域の気象の温暖化は分けてもらいたい。むろん、気象なくして気候、とりわけ全球気温という構築体は無いのだが。]
2010年9月3日購入本
[M]
宮津大輔.2010.5.現代アートを買おう!.206pp.集英社.集英社新書0544.[ISBN 9784087205442] [y700+] [B20100903] [「BOOK」データベースによれば、サラリーマンの傍ら、1994年より収集を始めた現代アート約300点の収集作品は、東京オペラシティアートギャラリーや韓国・ソウルのデリム現代美術館等で公開されている、とある]
[S]
澤昭裕.2010.6.エコ亡国論.221pp.新潮社.[ISBN 9784106103728] [y720+] [B20100903]
[【目次】1 スキャンダル続出で揺らぐIPCCの信頼性/2 京都議定書が抱え込んだ重大な欠陥/3 宣伝上手のEU、アメリカの使い分け、それぞれの外交術/4 鳩山「一九九〇年比▲25%削減構想」への重大疑問/5 暗礁に乗り上げた温暖化交渉、世界の現勢図/6 経済無視、「一九九〇年比▲25%削減」がもたらす衝撃/7 誤解と曲解だらけの国内排出枠割当・取引制度/8 次代への枠組・セクター別アプローチへの考察と提言]
[朝日新聞に2010年8?月**日に掲載された、澤昭裕氏の意見とそれへの釈明みたいな中島映至氏の文章をくらべると、澤昭裕氏の方がまともである。しかし、某先生の意見ではどちらもものごとがわかっていないとのこと。]
スマナサーラ,アルボムッレ.2009.8〔2006.3刊を修正してまとめたもの〕.無常の見方:「聖なる真理」と「私」の幸福.306pp.サンガ.サンガ新書038.[ISBN 9784904507353] [y850+] [B20100903] [第4章は、無常の世界の予測術]
[U]
海上知明.2010.8.環境問題の戦略的解決:環境戦略試論.230pp.芙蓉書房出版.[ISBN 9784829504918] [y1,800+] [B20100903]
[海上(2010: 18頁以降)は、温暖化に関して、4項目の論点を挙げている。
1. 地球は本当に温かくなっているのか。
「二酸化炭素やメタンガスが増加したこの200年間、気温がたえず上昇傾向にあったわけではなかったことは、昨今の気温上昇も一過性の出来事ではないかということになる。」(18頁)。
2. 現在が気温上昇状態にあるとして、これが温暖化なのか温暖期なのか、それとも周期的にくる温暖期なのか。
これは、「誰にもわからない」(18頁)。
3. 海面は上昇するのか。
「海面上昇の原因は、海水の膨張、山岳氷河の融解であり、内陸湖沼水、地下水の増減は不明である。ところが山岳氷河の分は大した量にならず、むしろダムによって人間がつくった水のほうが氷河よりも多いぐらいだというのである。」(19頁)。
4. 仮に海面上昇がみられるとして、どの程度の期間でどのレベルまで上がるのか。
「温暖化防止に不熱心なオーストラリアは、海面上昇を年間六ミリとみなしているが、ツバルのように何十センチも沈んでいるところがある。……ツバルだけが沈むはずはない。このツバル問題の投げかけるものは、ガセネタが横行しているのも事実だということである。」19頁)。]
[2010年9月3日の講演で、武田邦彦氏は、ツバルについては、領土面積は増えていると述べた。また、NHKは満潮のときにそこだけ沈む所を狙って撮影したのだという。発言内容は、(撮影禁止かつ)録音禁止だったし、多少不正確かも。]
[それにしても、朝日新聞はもちろんだが(イギリスでの気温上昇によって葡萄栽培に適してきてスパークリングワイン製造に良いという記事でも)、北極海の氷についてIPCCとは異なることをちゃんと報道した北海道新聞も、最近の気象庁の異常猛暑についての推論発表でも、「温暖化によって」を、なににでもひっつく枕詞みたいに使っている。地球温暖化と各地域の気象の温暖化は分けてもらいたい。むろん、気象なくして気候、とりわけ全球気温という構築体は無いのだが。]