生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

美術修行2010年9月20日(月)

2010年09月24日 16時55分10秒 | 美術/絵画
2010年9月24日-2
美術修行2010年9月20日(月)

 新快速を乗り継いで、岐阜。岐阜大学での(故)徳田御稔氏に関するシンポジウムを聴いた後、某先生の車で、美濃へ。電車を乗り継いで、16:30までの入館は困難で、またの機会と思っていたが、ありがたくも、間に合った。
 
 2010年9月20日(月祝)。第23回全国和紙画展/美濃和紙の里会館/500円。作品目録あり。画集2500円。
 和紙絵部門を見ているところから、アート部門の方が見えるところに、気になった作品は、まつもとやすこ「水刻」であった。4cmくらい前方へ白い和紙が縦方向に立てて並んでいる。遠くからは不思議な感触になる。
 石田克「私の作った紙の上の、ワタシⅡ」は、他とはひときわ異質で迫力あり。顔が立体的で墨のなかの真っ赤な長い舌。
 全体的に高い水準であり、様々に自由な作り方のものが多かった。技法的に斬新なのが多く、参考になる。

 2階の展示室には、あちこちの和紙の見本があった。

美術修行2010年9月18日(土)

2010年09月24日 13時55分48秒 | 美術/絵画
2010年9月24日-1
美術修行2010年9月18日(土)

 2010年9月18日(土)。色と墨のいざない-出光美術館コレクション展- Invitation of Japanese style Color and Ink Paintings -From the Collection of IDEMITSU Museum of Arts- /滋賀県立近代美術館/950円(/JR琵琶湖線(東海道本線)「瀬田駅」からバス「滋賀医大」行にて「文化ゾーン前」下車、徒歩5分。
 館の扉へは一番乗り。企画展へは数番目。知り合いから送っていただいた招待券にて入場した。
 狩野探幽「叭々鳥・小禽図屏風」(六曲一双)。解説に「余白を重視した画面」とあった。「墨の濃淡が画面???〔走書き判読不能〕奥行き???、軽妙だが充実した絵画??を見せる。」

 2010年9月18日(土)。横山大観と仲間たち/滋賀県立近代美術館 常設展示室1(近代の日本画と郷土滋賀県ゆかりの美術)。「横山大観と仲間たち」という大きな表示は、無いようだった。小倉遊亀コーナーがあった。
 小茂田青樹「四季草花図(冬季・夏季)」独自の雰囲気。
 仰向けの死んだ鳥は、誰かと思ったら、速水御舟だった。もう一つの、どこかで見たと思う作品は絹本。

 2010年9月18日(土)。/赤と黒-色彩の実験/滋賀県立近代美術館 常設展示室2(戦後アメリカと日本を中心とした現代美術)。
 タピエスの黒い作品は、大きいものだった。
 ルーチオ・フォンタナ1962《空間概念-期待》は、赤に、3本切り込み。直角の壁面に、桑山忠明「〔目録が行方不明〕」。
 常設展入口にA4版4頁の解説(1部100円)。アメリカ抽象表現主義、ドナルド・ジャド、マーク・ロスコ、具体美術協会、ともう一つ(紛失したのか、手元に無い、と思ったら重なっていた)、リチャード・セラ、を買った。

 
 2010年9月18日(土) 11:00~。《Music in Museum by 出光「ブラック・アンド・ホワイト」》/滋賀県立近代美術館講堂/無料。
 当初の予定の第2回目の演奏会を聴くのはあきらめていたが、第1回目の演奏会があったのだった。直前に着席した。ほぼ満員。椅子が追加された。13x9=117なので、およそ130人くらいか。
 木を全面的に使った、真ん中部分が少し高くなっている低い天井。部屋全体が一つとなるような音の鳴りで、響きが大変良い。コンサート用としてすばらしい。このような感じは、横浜での国際学会のホテルで用意された演奏で経験した。
 音によって、人は繋がれる(ことができる)のである。

 最初はバッハの無伴奏チェロ組曲第1番のプレリュード。立ち弾き、あるいは立奏。弾くときの自由さがある。ただし、ペルトに紐で固定する点での不自由さはあり。客席から楽器がかなり見える。
 フォーレのシチリアーノは、フルート用が元と思っていたら、チェロとピアノのためのものだったとは。
 11:37-11:42に、主任学芸員の方が、今の展覧会などについての、おすすめの絵(浦上玉堂作品)とかの話。このホールは26年とのこと。
 バスの都合で、最後までは聴けず。

 弘誓寺 抽象画展 古刹と抽象画:美のコラボレーションー石井豊太と仲間たち/JR琵琶湖線能登川駅からバスで金堂下車。
 駅に着いて数分徘徊していたら、バスは出ていた。次のでは、少し遅れる。タクシーではいくらかと、乗り場にいた関係者らしい人に訊いたら760円程度という。ならば、と乗ったが、訊き間違えたらしく、その2倍を越えた。バス停でと言ったのが遅く、異なる道筋の過ぎたところで降りた。バス停がわからず、近くの催しをしている家で時刻とバス停の場所を訊いた。

 
 2010年9月18日(土)。抽象画展 古刹と抽象画/美のコラボレーション/弘誓寺(能登川)。
 本堂の外壁の柱と柱の間の少し凹んだところに飾られる、関西か岡山在住の国画会会員7人による2点ずつの抽象画。本堂内には、イーゼルに6+8個のF6くらいまでの小品が展示されていた。特別価格にて提供と掲示あり(6~22万円)。

 14:00から15:30まで、ギャラリートーク「抽象画ってどんなん?」/弘誓寺 本堂。
 最初に、抽象画についての解説あり。カンディンスキー、クレー、マレーヴィッチ。
 ついで、作家が自分の絵画を前に各自10分ほどの話。司会者が各作家の鍵語を掲示する。関西は抽象の牙城だとか。
 姫野芳房作品は、S100を2枚合わせたくらいの大きさ。とにかく美しい。明らかに波に見えるので、半具象的。油絵具の上に、水彩?、そして色鉛筆とか。
 石井豊作品は、直線を活かした構成。光と影。マスキングでやっているとのことで、どうなっているかは、はがしてみないとわからないと。

 2010年9月18日(土)。モーリス・ユトリロ展/美術館「えき」KYOTO/2枚目の或るカードを見せて割引で800円。例によって、目録は無し。
 金稼ぎさせられ、アル中での残骸のような作品群。一つだけ、教会のある、そして一部暗い情念を表わしたような絵。

 某先生と駅近くのホテルで待ち合わせ。そのホテルの屋上ビアガーデンは、煙草野放しとのこと。1階のレストランは全席禁煙。しかし奥のカウンターは喫煙可能で、少しは漂ってくるかもしれないと。
 どこかへと移動して、4時間超の話。
 某先生によると、モシャー・フラー『地球温暖化スキャンダル』訳書と原本を読み比べると、訳書の言葉は品が悪いが、原本は口汚くないとのこと。訳書では、同じような内容の非難文句が数回出てくるのは、しつこいしいやらしいとわたしは感じたが、原書とはそこも異なっているのだろうか。