生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

東洋絵画と西洋絵画

2010年09月12日 00時18分49秒 | 美術/絵画
2010年9月11日-1
東洋絵画と西洋絵画

 河北倫明氏が、日本画の特徴を5つほど挙げていた。どこに書いてあったか、失念。入力したものも、どこかに行方不明。

 日本の絵画の伝統的なこととして、精神性が挙げられるかもしれない。西洋絵画にも精神性はあるはずだから、どのような精神性かを言わなければならない。
 水の精神といったものは考えられないだろうか? これに対するのは、何だろうか。むしろ、湿潤wetと乾燥dryという対比のような気がする。すると、湿潤の精神。どうも良くない。ならば、水々しい精神。「新鮮で生気がある」(大辞泉)ということらしい。
 あるいは空気のようなもの。雰囲気的なもの。
 あるいは、……。

  「東洋のあり方と西洋のあり方を区分できるとすれば、ぼくたち東洋人は水の文化ではないだろうかということだった。つまり、物質的なマチエールの問題ではなく、精神的な意味でぼく自身が水動物であって油動物ではないということがわかったのである。」(堂本尚郎 1982.6 142-143頁)。


堂本尚郎.1982.6.水動物と油動物.『材料と表現 アクリル画…新しい画材』: 141-143. 美術出版社.