2010年9月10日-5
個体発生と系統発生/タクソン的推論
個体発生する卵がどのような成体になるかは、卵のタクソン同定ができれば予想できる。この場合、すでにタクソン別に観測が行なわれていて、またなんらかの体系化や統計的収集がなされていて、(タクソン的共通性を抽出したことなどにもとづいて)予測し、かつその結果は(タクソンごとにその種類と程度は様々だが)確証されている。
一方、系統発生〔これもおおくの場合、かなりの程度に構築体なのだが〕は、先が予想できない。一つは、まさに変化するところが観測されていないからである。親子関係は憶測されるしかないからである。
たとえば、或る太陽系のいくつかの惑星において、人類(鳥類でも、ウイルスでもよい)が出現したとすれば、そのような事態は必然的であったと憶測するかもしれない。そのようなタクソン水準での法則は、いかにして推論できるのか。どのようなデータが必要か。
タクソンの位階性 rankness(タクソン的〔分類学的〕階層taxonomic hierarchyと言われるものとして具体的に表現される。種ー属ー科ー)が、発生学的知見から根拠あるものとして捉えられた場合、その根拠性の推論構造はどのようなものか。
個体発生と系統発生/タクソン的推論
個体発生する卵がどのような成体になるかは、卵のタクソン同定ができれば予想できる。この場合、すでにタクソン別に観測が行なわれていて、またなんらかの体系化や統計的収集がなされていて、(タクソン的共通性を抽出したことなどにもとづいて)予測し、かつその結果は(タクソンごとにその種類と程度は様々だが)確証されている。
一方、系統発生〔これもおおくの場合、かなりの程度に構築体なのだが〕は、先が予想できない。一つは、まさに変化するところが観測されていないからである。親子関係は憶測されるしかないからである。
たとえば、或る太陽系のいくつかの惑星において、人類(鳥類でも、ウイルスでもよい)が出現したとすれば、そのような事態は必然的であったと憶測するかもしれない。そのようなタクソン水準での法則は、いかにして推論できるのか。どのようなデータが必要か。
タクソンの位階性 rankness(タクソン的〔分類学的〕階層taxonomic hierarchyと言われるものとして具体的に表現される。種ー属ー科ー)が、発生学的知見から根拠あるものとして捉えられた場合、その根拠性の推論構造はどのようなものか。