生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

個体発生と系統発生/タクソン的推論

2010年09月10日 23時34分50秒 | 生命生物生活哲学
2010年9月10日-5
個体発生と系統発生/タクソン的推論

 個体発生する卵がどのような成体になるかは、卵のタクソン同定ができれば予想できる。この場合、すでにタクソン別に観測が行なわれていて、またなんらかの体系化や統計的収集がなされていて、(タクソン的共通性を抽出したことなどにもとづいて)予測し、かつその結果は(タクソンごとにその種類と程度は様々だが)確証されている。

 一方、系統発生〔これもおおくの場合、かなりの程度に構築体なのだが〕は、先が予想できない。一つは、まさに変化するところが観測されていないからである。親子関係は憶測されるしかないからである。
 たとえば、或る太陽系のいくつかの惑星において、人類(鳥類でも、ウイルスでもよい)が出現したとすれば、そのような事態は必然的であったと憶測するかもしれない。そのようなタクソン水準での法則は、いかにして推論できるのか。どのようなデータが必要か。

 タクソンの位階性 rankness(タクソン的〔分類学的〕階層taxonomic hierarchyと言われるものとして具体的に表現される。種ー属ー科ー)が、発生学的知見から根拠あるものとして捉えられた場合、その根拠性の推論構造はどのようなものか。


指図的芸術

2010年09月10日 23時23分29秒 | 美術/絵画
2010年9月10日-4
指図的芸術

指図的芸術 instructive art
指図芸術 instruction art

 1. 解読者に指図内容を伝える物体(たとえば楽譜、指図詩[行為詩とは、行為そのものを詩と見立てる場合を称することにする])
 2. 解読し、その指図を実行する(演奏者)
 3. 現出する芸術
    音楽、演劇、舞踏

 即興による演為 performanceは、自らが自らに指図しているみなすことにする。
    産出する
 作曲者→→→→楽譜→→→→演奏(「再現」)

 演奏者は解読して、物理現象として具体化する。


平衡共同体下でのニッチ

2010年09月10日 23時22分01秒 | 生態学
2010年9月10日-3
平衡共同体下でのニッチ

 1. 基本的出発点

  a. 平衡共同体においては、同一のニッチを占める二種は無い。

 問題点
  1. ニッチを解釈して、具体的な指示物と観測概念に変換すること。
  2. 生活するのは種ではなく、生物体である。
   種の生活とは、或る種に属する生物体の生活を観測して、それらに共通して観測される生活様式を抽出したもの。
   「二種」を、「二種に属する生物体」に変換すること。
  3. 平衡共同体をどう定義し、具体的にどう判断するのか。
   ここにも程度の問題がある。平衡とは何かの性質についての、時間的変化についての形容または述語である。
   →自然の均衡 the balance of natureという概念は、たとえば個体数動態の論争においては(当然ながら(しかし論理必然的ではなく))動的な捉え方になったために、表立っては廃れたように思うが(違うかもしれない)、(自然界の)異常気象という現象について、システムのメカニズム的に本質的なことは、均衡や平衡の問題である。→正または負のフィードバックが生じるメカニズム。


 2. 予測する事項

  1. 生物地理学的問題(おそらく生態学的問題でもあり、進化学的問題でもあるが、さしあたって)

 (地球上の[とりあえず諸惑星のなかでも、この地球に限定する])或る(抽象的な意味ではなく、地理的な=具体的な)場所に、(或る種タクソンに属する)(或る時点で(通常観測時点で)生きている)或る生物体が、いるかどうか。

  個体数動態(と個体群動態)
  the ecology of a population
   「或る個体群」という言い方をした場合、なんらかの収集体collection(⊂構築体)ないしはまとまり an organized entity(一つ以上の結合的性質によって編制された存在者)として捉えている。
  たとえば、或る自治体の境界内の人口を母集団として、それを推定する場合。それはしかし人為的に設定した地理的範囲として定まっている(むろん、どちらの自治体に所属するかで係争中のものとかある。飛び地は、ただ空間的に連続していないだけてある。その場合は、上空で接続していると考えればよい。)

 →個体群は、まとまりのある存在者かどうかの議論。時間スケールで見ると、結局、或る種に属する生物体としてしか、空間的には無い。或る個体群の空間的広がりを定めることはできない。実際の調査では、或る空間を定めて(標本抽出 sampling)或るタクソンに属する生物体のたとえば数(つまり個体数)や重量を測定している。ほとんどの場合、まとまりとしての母集団は明記されていない。それでも、仕事は進むのである。


美術修行2007年12月など

2010年09月10日 21時40分04秒 | 美術/絵画
2010年9月10日-2
美術修行2007年12月など

 2007年11月30日。ペドロ & カプリシャス/帯広市民ホール。

 2007年12月2日。故郷スイスのぬくもり アンカー展/Bunkamura ザ・ミユージアム。
 作品目録は会場の展示順となっていて、良い。
 「少女と2匹の猫」0.8☆。清楚な、と、猫好き、のバランス。
 「スープを飲む少女」0.7☆。無心の、ひとときのふるまい。12:27//。

 2007年12月2日。Bunkamura Gallery。
 渋谷・東急本店8階美術画廊の油絵展2つ。5万円/号。6万円/号。12:45//。
 歳末美術特選市/東急東横店南館88階アートサロン。14:06//。

 2007年12月?(5-11)日。半谷学 森の中 花 おかし 展/弘文堂画廊。

 2007年12月?(4-9)日。第15回柏華会展/帯広百年記念館展示室。森昌子「過ぎゆく刻」良い。

 2008年1/12-3/23。絵画の冒険/奈良県立美術館/400円。


美術修行2007年11月23日

2010年09月10日 00時57分26秒 | 美術/絵画
2010年9月10日-1
美術修行2007年11月23日

 2007年11月23日(金)。河口龍夫 ー見えないものと見えるものー/兵庫県立近代美術館/800円(名古屋市美術館の券による割引)。
 暗闇での体験アートは面白かった。先に、作家の見本を見るということも。名古屋市よりも展示空間が広いこともあり、見応えがあった。作家の冒険精神に乾杯!祝杯!
 17時から解説に参加した。
 〔B5版5枚の紙片の自分の文字がほとんど判読できない〕。種子。柿の種。スイカの種。麻の実。「死と生が交じりあった??」。17:31:19 「二日に一階、学芸員が水を足している」。鉛白=さび。
 「落雷のフロッタージュ」高い天井の????なか??未発表??。
 「水を溢れさせて、水の行?????」。水を張った、なかなか手間、。うーむ、大賀はハスからの思いつきらしい。
 〔判読できず廃棄〕

 美術情報センターは、開架式ですっきりとしており、本が揃っていて、大変良い。閲覧席20席。平成17年度年報によれば、収蔵図書合計は21,665冊(購入4,324冊、寄贈17,341)で、平成13年度の近美(旧の兵庫県立近代美術館?)より移行が15,288冊、購入が3,252冊。平成17年度の入室者数は、月に3,217~5,115人。開室日当たり平均では、月によって126~196人。
 アメリカ美術史の棚に、バーゼル美術館「フルクサス」「ミニマリズム」あり。

 海の見える、レストラン ラピエール ミュゼにて、赤ワイン/600円。16:54:33。

 ちらしを沢山持って帰った。数cmの厚みになった。

 ボクシングペインティングで有名な人が審査員の一人のちらしに、「Joint Art Battle とは、優劣の判断しがたいアートの分野に「競技」という概念を取り入れた、ライブペインティングという新しい形式のコンペティション」
だとある。会場は駅前の地下街。
 ちらしに、直島で、アートとコメの収穫祭。新米試食会、演奏。現代美術から農作物までの作品や商品が、展覧され売買される、文化市場だと。

 某市長賞 賞金10万円。某市長賞 賞金5万円。某市は賞金の記載が無い。SMで、某買い上げ大賞 50万円。
 ワンダーシード2008の募集作品の大きさはF10号以内。「本当に上手い絵描きは小さい絵も描ける。そしてその作品が鑑賞の生活空間で愛玩されてこそはじめて意味がある」と審査員の一人の石原慎太郎都知事は書いている。
 横浜のCafe Live Series 2007のちらしに、「アンケート・アートとは、世の中の事象について……アンケートの回答を音楽に変換し作品を発表しています」とある。