←前編
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車体部分を完成させたら今度は未知の世界、動力部の組み立てを進めます。何せ電気工作の知識と経験無しで今まで生きてきたので色々とアレなのです。友人に知恵を借りながら進めていきます。
まず動輪の左右の向きを知るところから始まります。
車輪は片側が通電側、もう片側が絶縁側になっています。これの向きを2軸とも揃えないと電流を流しても走ってくれないので、大事です。
車輪の絶縁の仕方は数種類あるようですが、このキットの場合はホイールとタイヤの間に絶縁材が挟まっています。厚さコンマ数mmの黒いものです。
写真で動輪が左右2つ並んでいますが奥側の車輪に注目です。右側の車輪が絶縁側になっていますが、絶縁材が挟まっているのが分かるかと。
とはいえよく見ないと分からないものなので、絶縁側の車輪に印を付けておくと分かりやすくておすすめです。
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確実を期すならテスターを買うのが良いです。実際に電流を流して通電するのか確かめるのです。通電時には針が振れたりブザー音が鳴ったりするのです。写真がちょうど通電しているときのもの。
動輪の向きの確認の他にも動力組み立て後の通電確認で何回も使ったので持っているととても便利です。
私はマザーツールのMT-4Bを、これが置いてありそうな電気屋ということで市内のマルツで買いました。PCショップでなくてもアマゾンやヨドバシでも買えますが測定器なんて初めて買うんでちゃんと店頭で品定めしておきたいところです。マルツ、こういう時便利なのだ。
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組立図に従って動力を組み立てました。組み立てただけで実際に走るかはこれからなんですが。
モーターと台枠を繋ぐ銅線(?)の接着には半田を使いますので、半田ごてと半田も購入。半田ごて使うなんて中学の技術の授業以来じゃないのかしら・・・。
銅線の張り方が美しくないなぁ、と。
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テスターや9V電池を使って通電とモーターの回転具合を確認。一度目でうまく行くわけ無く、何度も調整と試験を繰り返すことになります。出来上がる気配を見せないので中々根気がいりました。これは大変だ。
たまに短絡を起こして電池が過熱するなど危ない事態も起こりました。ボヤとか起こすと本当危険なので作業時は注意しましょうね。
ちっとも上手くいかないのでウンウン唸っていましたが、着色済みの台枠が塗膜で絶縁されてるんじゃねぇの?という疑問に行き着いたので接点の塗膜を剥がしてやると回り始めました。たぶんこれが要因なのかなぁという感じで本当のところはよく分からずじまいです。
あとは歯車の噛み合い具合とか半田の接合具合とか細かい調整をしてどうにか走れるように仕上がりました。やはりここを突破するのが一番大変でした。
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動輪を繋ぐロッドも組み立てます。まあどうにか出来ました。
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動輪を装着して線路に乗せて試走させます。案の定うまくいかないので、分解と調整と組み立てを繰り返すことに。
グリスを要らんところにも塗ってしまったのか、絶縁側が通電してしまいしょーもない事態に。拭き取って事なきを得る。
最終的にガタガタ言いながらも安定し始めたので、あとは試走を繰り返して馴染ませようということに。
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小判型のエンドレス線路、通称「樺平線」を敷いて試運転します。一定時間走らせると動力の噛合が馴染んできて振動や首振りが解消されると聞きましたので、十数分くらい連続して走らせてみます。
完全には解消しませんでしたが、確かに最初よりは改善された気がします。
余談ですが、線路はトミックスからカトーに鞍替えしました。線路自体はトミックスのほうが好きなんですが、線路の抜き差しが多いお座敷レイアウトだと接続部の耐久性が高いカトーの方に軍配が上がるのです。
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北米型には社名や機体番号が大きく表記されているのが通例ですから、これもそれに倣います。
白文字なので通常のおうちデカール印刷だと再現できず。なのでデータを作ってIORI工房に印刷を依頼しました。
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貼っつけました。水槽に社名、キャブ側面に番号を入れました。
よさみが深いというほかなく、とても雰囲気が良くなったと思います。これはもうどう見てもロギング・レイルウェイです。
ちなみに社名は"Gorge Logging & Rwy Co., Ltd."という架空鉄道。一応グーグル検索掛けて同名の鉄道が無いのは確認済み。
Gorge(ゴージ;Georgeジョージではない)というのは峡谷、山峡という意味を持つ地名です。カナダでホームステイしていた時に通学で使っていた路線バスが通る道路の名前から取っています。
今後この架空鉄道を展開していく・・・かも。
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デカール保護のトップコート(ツヤ消し)を掛けて完成です!
運材車と連結させるととても実感的です。最高ですね。
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ロードナンバーは初めて完成させた機関車という意味を込めて1号機にしました。
ボイラー側面の製造所銘板も含めて着色済みのエッチング部品で、やはり組み立てが楽ちん。
いやしかしなんだ、雰囲気がだだ漏れしていてほんとう好き。
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内張りの緑も効いてると思います。
機関士の人形を乗せるとさらに良くなるでしょうね。
というわけでHOナロー ポーター0-4-0STでした。
初めての機関車キットの製作でしたが、どうにかこうにか形にできました。助言をくれたいぶき君には感謝です。
動力の組み立てはしんどかったですが、ここ数年では最高の達成感を得られたキットで、なんだかんだ面白かったです。
手応えは得られたのでまた違う機関車も作ってみたいなぁ、とは思っています。まあポーターは簡単なキットとのことなので、安易に手を出すとやけどしそうです。キット選定は慎重に・・・ということで。
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車体部分を完成させたら今度は未知の世界、動力部の組み立てを進めます。何せ電気工作の知識と経験無しで今まで生きてきたので色々とアレなのです。友人に知恵を借りながら進めていきます。
まず動輪の左右の向きを知るところから始まります。
車輪は片側が通電側、もう片側が絶縁側になっています。これの向きを2軸とも揃えないと電流を流しても走ってくれないので、大事です。
車輪の絶縁の仕方は数種類あるようですが、このキットの場合はホイールとタイヤの間に絶縁材が挟まっています。厚さコンマ数mmの黒いものです。
写真で動輪が左右2つ並んでいますが奥側の車輪に注目です。右側の車輪が絶縁側になっていますが、絶縁材が挟まっているのが分かるかと。
とはいえよく見ないと分からないものなので、絶縁側の車輪に印を付けておくと分かりやすくておすすめです。
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確実を期すならテスターを買うのが良いです。実際に電流を流して通電するのか確かめるのです。通電時には針が振れたりブザー音が鳴ったりするのです。写真がちょうど通電しているときのもの。
動輪の向きの確認の他にも動力組み立て後の通電確認で何回も使ったので持っているととても便利です。
私はマザーツールのMT-4Bを、これが置いてありそうな電気屋ということで市内のマルツで買いました。PCショップでなくてもアマゾンやヨドバシでも買えますが測定器なんて初めて買うんでちゃんと店頭で品定めしておきたいところです。マルツ、こういう時便利なのだ。
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組立図に従って動力を組み立てました。組み立てただけで実際に走るかはこれからなんですが。
モーターと台枠を繋ぐ銅線(?)の接着には半田を使いますので、半田ごてと半田も購入。半田ごて使うなんて中学の技術の授業以来じゃないのかしら・・・。
銅線の張り方が美しくないなぁ、と。
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テスターや9V電池を使って通電とモーターの回転具合を確認。一度目でうまく行くわけ無く、何度も調整と試験を繰り返すことになります。出来上がる気配を見せないので中々根気がいりました。これは大変だ。
たまに短絡を起こして電池が過熱するなど危ない事態も起こりました。ボヤとか起こすと本当危険なので作業時は注意しましょうね。
ちっとも上手くいかないのでウンウン唸っていましたが、着色済みの台枠が塗膜で絶縁されてるんじゃねぇの?という疑問に行き着いたので接点の塗膜を剥がしてやると回り始めました。たぶんこれが要因なのかなぁという感じで本当のところはよく分からずじまいです。
あとは歯車の噛み合い具合とか半田の接合具合とか細かい調整をしてどうにか走れるように仕上がりました。やはりここを突破するのが一番大変でした。
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動輪を繋ぐロッドも組み立てます。まあどうにか出来ました。
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動輪を装着して線路に乗せて試走させます。案の定うまくいかないので、分解と調整と組み立てを繰り返すことに。
グリスを要らんところにも塗ってしまったのか、絶縁側が通電してしまいしょーもない事態に。拭き取って事なきを得る。
最終的にガタガタ言いながらも安定し始めたので、あとは試走を繰り返して馴染ませようということに。
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小判型のエンドレス線路、通称「樺平線」を敷いて試運転します。一定時間走らせると動力の噛合が馴染んできて振動や首振りが解消されると聞きましたので、十数分くらい連続して走らせてみます。
完全には解消しませんでしたが、確かに最初よりは改善された気がします。
余談ですが、線路はトミックスからカトーに鞍替えしました。線路自体はトミックスのほうが好きなんですが、線路の抜き差しが多いお座敷レイアウトだと接続部の耐久性が高いカトーの方に軍配が上がるのです。
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白文字なので通常のおうちデカール印刷だと再現できず。なのでデータを作ってIORI工房に印刷を依頼しました。
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貼っつけました。水槽に社名、キャブ側面に番号を入れました。
よさみが深いというほかなく、とても雰囲気が良くなったと思います。これはもうどう見てもロギング・レイルウェイです。
ちなみに社名は"Gorge Logging & Rwy Co., Ltd."という架空鉄道。一応グーグル検索掛けて同名の鉄道が無いのは確認済み。
Gorge(ゴージ;Georgeジョージではない)というのは峡谷、山峡という意味を持つ地名です。カナダでホームステイしていた時に通学で使っていた路線バスが通る道路の名前から取っています。
今後この架空鉄道を展開していく・・・かも。
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デカール保護のトップコート(ツヤ消し)を掛けて完成です!
運材車と連結させるととても実感的です。最高ですね。
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ロードナンバーは初めて完成させた機関車という意味を込めて1号機にしました。
ボイラー側面の製造所銘板も含めて着色済みのエッチング部品で、やはり組み立てが楽ちん。
いやしかしなんだ、雰囲気がだだ漏れしていてほんとう好き。
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内張りの緑も効いてると思います。
機関士の人形を乗せるとさらに良くなるでしょうね。
というわけでHOナロー ポーター0-4-0STでした。
初めての機関車キットの製作でしたが、どうにかこうにか形にできました。助言をくれたいぶき君には感謝です。
動力の組み立てはしんどかったですが、ここ数年では最高の達成感を得られたキットで、なんだかんだ面白かったです。
手応えは得られたのでまた違う機関車も作ってみたいなぁ、とは思っています。まあポーターは簡単なキットとのことなので、安易に手を出すとやけどしそうです。キット選定は慎重に・・・ということで。