2017年の清水みなと祭りでの自衛隊の装備品展示の続きです。次は陸上自衛隊の展示を見ます。まずは陸自の秘密兵器こと「野外炊具1号」。本物を見たのは初めてですね。
要は移動式野外キッチンで、これ自体は自走できないのでトラックなんかに牽引されて移動します。
災害派遣のたびに被災者や隊員のお腹を満たすために出動しており、自衛隊の中で最も実戦参加した装備品とはよく言ったもの。
温かい食事を提供するための装備です。大変な時に温かい食事が食べられると嬉しいですよね。
容器6個分が入る大きさがあって、それぞれバーナー調理可能。炊飯が得意で、一度に600人分炊けるすごいやつ。あとは煮物や汁物、レトルト調理も得意。逆に炒めものは出来ないそうな。

おなじみの高機動車。野外炊具1号を牽引してきたのかな?

これも陸自の秘密兵器「野外入浴セット2型」。
野外で風呂に入れるスグレモノ。これも隊員の士気の維持向上が元々の目的でしたが、近年では災害派遣でも被災者向けに提供される実績もありますね。大変な時に温かいお風呂に入れたら嬉しいですよね。

中はこんな感じ。ちゃんと湯船だし、シャワーも付いているのが素晴らしい。

脱衣所も抜かり無いですね。

これはお湯を沸かすためのボイラー車。

あとは士官の移動なんかに使う業務車(スタッフカー)をば。これはトヨタ・クラウンコンフォートですね。

こっちは左が日産・シルフィG11系、右がトヨタ・プレミオT260系ですね。

最後は航空自衛隊です。この年はなんといってもブルーインパルスが飛行展示にきたこと。毎年来るわけではないので、見れる年はラッキーですぞ。

はじめにスワン・ローパスで会場上空を航過。
みなと祭りでは空域に制限があると思われ、航空祭ほどのアクロバティックな機動はしませんでした。

リーダーズ・ベネフィット・ローパス 。

ポイント・スター・ローパス。

伝統の技、ビッグハート。
高度が低いのでちょっと見ずらいですけどね。

護衛艦とブルーインパルスのツーショットはまあまあ珍しいんじゃないかな?

最後にデルタ・ダーティー・ローパスを披露して、帰投していきました。
いつ見ても見惚れるような機動でした。

実は会場には海上保安庁の巡視船もいたんですが、ブルーインパルスの飛行展示中に引き上げてしまいました。

とから型巡視船「おきつ」(MP36)です。巡視船は全国の港に配置されてますが、おきつは清水を拠点にしている地元選手なのです。真横から見ると結構大きく見えますな。

駿河湾フェリーの「富士」も。
これにて撤収です。

静鉄電車で帰りました。1000系はマメに記録しておきましょう。

新静岡駅からJR静岡駅まで出てくると、バスターミナルにしずてつジャストラインのこれがいました。日産ディーゼル+西工96MC E-IIです。いわゆるワンロマ車です。
あまり活躍する出番がないのでシャトルバス等でしか動いているところを見られない珍しいやつです。ただし夏休みの時期は、静岡駅から畑薙第一ダムまでを結んで南アに挑む山男たちを運ぶ南アルプス登山線に専属で充当されているので、時間さえ合えば毎日見られます。

それと、いすゞエルガLV290の標準塗装。やっとまともに撮影できたかな?
今日はこんなところでおしまいです。