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2016年6月16日(木)16時59分
オンタリオ州ハミルトン バーリントン・アット・ジョン バス停
記念艦HMCSハイダを後にしたら、路線バスでの移動を再開して今日の宿泊先へと移動します。
HMCSハイダから最寄りのバス停Burlington at Johnバス停からハミルトン・ストリート・レイルウェイ(HSR)の路線バス4系統ベイフロント行に乗ります。車両はNFI F40LF (#0804)でした。
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Barton at Nashバス停で4系統のバスを降ります。ここは角地にショッピングモールのある交差点です。ここではHSRからGOトランジットのバスに乗り換える荒業をします。
HSRとGOトランジットとの乗り換えのできるバス停ですが、別に接続しているわけではないのでHSRのバスが延着したりGOトランジットのバスが早発したりすると予定が崩れてしまいます。一応乗り換え時間は10分くらいありますが・・・。
HSRは数分遅れた程度で着きましたが、GOトランジットの方は・・・?両者のバス停は交差点を挟んだ向かいにあるので急いで横断歩道を渡りました。バス停の方へ行ってみると、乗車待ちの列が出来ているのでどうやらまだバスは来ていないようでした。
そこから5分くらい待っていると、GOトランジットのバスが来ました。12系統ナイアガラフォールズ行に乗り換えます。車両は二階建てバスのAD Enviro500 GO-Anywhereでした。
このバスはトロントから鉄道でバーリントン駅を経由して、そこからバスでナイアガラフォールズへ向かう中距離系統です。割りと乗車率は良くて、1階席はほぼ満席、2階席も半分以上は埋まっていました。2階席のよきところに座りました。
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同日18時46分
オンタリオ州ナイアガラフォールズ ナイアガラフォールズ・バスターミナル
ほぼ2時間の乗車を経て12系統の終点ナイアガラフォールズへ到着しました。路線バスですが座席はハイバックシート(非リクライニング)になっているので長時間乗車にも一定の配慮がされています。
今日はナイアガラフォールズで宿泊します。宿泊場所はバス停から近いです。
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バスターミナルのすぐ横には、VIA鉄道のナイアガラフォールズ駅があります。バスだけでなくて鉄道もあるんですよね。
ナイアガラフォールズ駅という名前は、当然ナイアガラの滝から取られた駅名です。こういう有名景勝地から取られた駅名というものは、壮大な響きがあって好きですね。天橋立駅とか天竜峡駅とか親不知駅とか、あんな響きに似ていると思います。
当駅は1879年にグレートウェスタン鉄道(イギリスの同名鉄道とは関係無し)が開業させたもので、駅舎も開業時に建築されたものだと言われています。見た目キレイだからそうには見えませんな。
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ナイアガラフォールズ駅は現役で、トロントとアメリカのニューヨークを結ぶ国際列車「メープルリーフ」号が1日1往復停車します。基本的にそれだけ・・・。
他には夏の多客期の週末にGOトランジットの臨時列車がハミルトン駅から延長運転されるっぽいです。それに乗ってみたかったところですが、日にちが悪かったのでこれは叶わず。
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駅前はこんな感じ。バスターミナルもあるので交通結節点の役割があるんですが・・・。カナダ側のナイアガラフォールズ市街地は賑やかと聞いていたんですが、こっちは街の外れなんでしょう、寂しいっすね・・・。鉄道や路線バスの利用率は推して知るべし。バスの乗客も若者ばかりでしたしねー。
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駅のすぐ先にはナイアガラ川が流れています。結構高さのある段丘崖の下を川が流れています。そしてここはナイアガラ川がカナダとアメリカの国境になっているので、この川を渡るのは色々な意味で面倒です。
ちなみにアメリカ側にもナイアガラフォールズ駅があって、両方に税関施設があります。アメリカから川を渡ってやって来た「メープルリーフ」の乗客はカナダ側の駅で税関検査を受けます。逆方向の時はアメリカ側で税関検査を受けます。
どっちの駅も川岸近くにあるので、両者の距離は1kmくらいしか離れていません。国境ならではの光景かもしれません。国境駅の割には普通にホームに入れてしまったんですが・・・。
そして写真に写っている水色のアーチ橋が鉄道の線路です。「ワールプール・ラピッズ橋」という名前で1897年竣工です。長生きな橋ですこと。鉄道橋としては2代目で、初代はナイアガラ川吊り橋でした。はい、吊り橋の鉄橋です。吊り橋式の鉄道橋というのはあまり実例がありません(瀬戸大橋みたいなのは例外)。列車の重量制限が厳しいためです。なのでアーチ橋に替えて輸送力を増やそうとしたのです。なおアーチ部分には人道橋も併設されていて、歩いて国境を渡れるようになっています。
なお上流側(右側)に写っている錆びついたアーチ橋は、「ミシガンセントラル鉄道橋」です。名前通りこれも鉄道橋ですが、こっちは廃線となって橋だけ残されている状況です。線路は剥がされていて橋の前後も土地改良されて痕跡が薄いですが、線形までは消せていないので橋の先へ延びる線路の跡を追いかけることが出来ます。この橋はいつかは撤去される運命でしょう。
ここへは列車撮影のロケハンに来たようなものですが、ちゃんと撮影できそうな場所なので明日また来てみようと思います。
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なにやら違うところのバスが。これはナイアガラフォールズ・トランジットのバスです。ナイアガラフォールズ市の市営交通です。車種はOBI Orion VII NG EPA10 07.501 (#2193)です。
弊ブログではほとんど出て来ないバスなので少し説明。OBIというのはオリオンバスのことで、Orion VII NGが車種名です。オリオンバスは2013年にアフターマーケットを除いて事業を終了して現存しない会社です。Orion VIIはオリオン最後のモデルです。
EPA10というのは2010年の排ガス規制対応済みを示していて、07.501はサブタイプです。07がモデル名、501は全長40ftを表しています。
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本日の投宿先、ホステリング・インターナショナル・ナイアガラフォールズです。つまり、ユースホステルですね。今回、宿泊費をケチる方針なのでこういうところに泊まるわけです。建物は鉄道駅と鉄橋の間にあります。アクセス至便。でも街に繰り出すには不便。
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なお個室に泊まる模様。1ダブルベッド1オタクです。結局、過去にユースホステルの相部屋に泊まった時に貴重品管理に神経を使ったのが疲れたので、その負担を無くすために個室を取ったわけです。
ホステルの中では料金高めですが、市内の他の宿泊施設に比べたら割安です。というか日本みたいに1人用個室のあるホテルってそんなに無いしやっぱり割高だし、ちょっと不便よねー。
ベッドは硬めで、そこはまあホステル並みの寝心地なんよな、っていう。
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ナイアガラの街の夜はこれからですが、今日はもう疲れたので夕飯だけ食べに行って今日の行動は終了にします。ホステルなので台所で自炊できるんですが、徒歩範囲にスーパーマーケットが無いので適当に外食してきます。グーグルさんに聞いてみると近くにピザ屋があるのを見つけたのでそこに行きます。ピザだとそんなに値段かけずにお腹を満たせるコスパのいい料理です。
通り道にバスターミナルがありますが、バスが停まっていたので寄り道。GOトランジットのEnviro500が停まっていました。
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もう1台。コーチカナダのMCI J4500 (#86006)がいました。コーチカナダはオンタリオ州の貸切バス会社です。他には中長距離の定期路線も運行しています(市内運行するいわゆる路線バスは運行していない)。これはたぶんトロントへ向かう定期路線バスでしょう。
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徒歩5分くらいで着きました、Frank's Pizzeriaです。町ピザ屋って感じ。
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ペパロニのピッツァだ、激ウマだで!
ピザだけなのもアレなので、バッファローチキンウィングも注文。これの発祥は隣町バッファロー市なので、ほぼ本場ですよ。隣町と言ってもアメリカにあるんですが。
あとはセロリスティックはピザを頼むと自動的についてきました。マヨをつけて食べる簡単なものですが、生野菜不毛地帯カナダにおいて貴重な生野菜の摂取です。ありがたいなあ。
あと飲み物にはルートビア。これは欠かせません。
味にも値段にも満足行く内容でした。当たりを引きましたなあ。
夕食を食べたらホステルに戻って明日の行程を詰めて就寝しました。これにて初日終了。
というところで今日はここまで。
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車体メーカーに関しておっしゃる通りです。ADの北米展開は当時はほぼカナダだけでしたが現在はアメリカの路線バスでも受注に成功しているみたいです。