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クルーズ船迎撃作戦 前編【2016/5/20】

2020-05-22 20:04:11 | バス・航空機撮影記
2016年5月20日。
この日はオグデンポイントに寄港するクルーズ船を撮影しに行きました。その前に少し寄り道して、Point Hope Maritime Ltdという船渠へ。
ここはダウンタウンを外れてすぐのところにある船渠で、たぶん昔から続いている会社なのだと思います。立地的には住宅街か商業施設が建っていてもおかしくない場所です。
常に1隻以上の船舶が入渠していて、何かしら作業をしています。たまにここに寄って、今日はどんな船が入っているのかを見るのが楽しみでした。今日は結構面白いものが見れたので載せて見る次第。


入渠している船以前に、この船渠は独特な構造をしています。船渠というと、船がすっぽり収まる巨大な窪地というアレを思い浮かべますが、ここはそれがありませぬ。
代わりに、船をまるごと陸に揚げて軌道の上を動かして船渠へと移動させています。ここだけということも無いと思いますが、珍しい設備なんだと思います。他では見たことありません。
ちなみに今陸揚げされている船は起重機船ですね~。船名は不明。


敷地内には超巨大転車台があります。すげーな。航空写真で見ると驚きますよ。初めは鉄道の遺構かと思いました。
陸揚げした船の対角線上にはトラックが停まっています。よく見るとこれはトーイングカーです。メーカーはウェスタンスター (Western Star) で、所有者はトーテム・トーイング (Totem Towing) です。
あーなるほど、どうやら今はあの船を船渠へ入れるため転車台に乗せる準備をしているんですね。そして船を支えている台車には動力が無く、巻き上げ機付きのトーイングカーによって引っ張ってもらう必要があるということでしょう。
やはり珍しい方式です。


あの船を大型トラック1台で牽引できるものなんですね。鉄軌道の摩擦係数の少なさよ。
でもこれ、陸から降ろす時はどうやって奥まで移動させるのでしょうか・・・?


この船渠はカナダ海軍の軍艦の整備も請け負っています。たま~に入渠しています。
この船はHMCSナナイモ (MM702)です。キングストン級哨戒艦3番艦です。カナダの軍艦色は青っぽい白色なのが独特ですね。これがカナダの海では迷彩効果があるんやね。


軍艦としてはけっこう小さいです。カナダはやたらと海岸線の長い国ですけど、軍艦は意外としょぼいです。


空いている船渠に置いてある架台。たぶんいま陸揚げしている起重機船が上に乗っかるんでしょうけど。
でもこれ、どうやって乗せるんだろう・・・という疑問はつきまといましたが、クルーズ船がもうすぐ来るし、あんまりここに張り付いているのもヤバい人だと思われそうなので、ここらで退散することにしました。


ところ変わってオグデンポイント。もう1隻目のクルーズ船が視界に入っていました。


ヘリジェットのシコルスキーS-76A (C-GHJP)が離陸して目の前を飛んでいきました。このヘリは車輪を格納できるんですね。速度に自信ニキなのかな?


クルーズ船を誘導する水先案内船パシフィック・スカウト丸 (Pacific Scout)。


ホーランドアメリカライン運営のアムステルダム (MS Amsterdam)。でかい。


ホエールウォッチングツアーに向かう小型船第2オーシャンマジック丸 (Ocean Magic II)。このツアー会社はプリンス・オブ・ホエールズ (Prince of Whales)という名前ですが、これはまあプリンス・オブ・ウェールズの発音をもじったのでしょう。


アムステルダムの前を横切るオーシャンマジックII。


いい天気ですね~。


もう船はいいので、おなじみのバス撮影。ウィルソン交通のMCI 102-A3。白ホイールが素敵。


ウィルソン交通のPrevost H3-45(第2世代)。ウィルソン交通の貸切バス、色々なところから中古車を買い漁っているからなのか、決まった塗装というのがないんですかね。


ヘリジェットのシコルスキーS-76A (C-GHJJ)。


BCトランジットのNFI LFS Suburban (#9295)。


LFS Suburbanの後ろ姿。初期型の後ろです。


すぐに本日2隻目のクルーズ船がやってきました。その上をハーバーエアのDHC-3Tが飛んでいきました。


タグボートのシースパン・レイブン丸 (Seaspan Raven)。いまは水先案内していると思われ。


NCL運営のノルウェージャン・ジュエル (Norwegian Jewel)。


この通り、波止場の先端で撮影。


お尻はあまりかっこよくないかなぁ。

というところで今日はここまで。




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