黒鉄重工

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【2022年】今年1年を振り返る 前編【プラモデル編】

2022-12-29 23:53:18 | 日常記
年末恒例の年間振り返り記事です。今日は今年完成させたプラモデルを数えていきましょう。


1作目:1/72 MiG-21UMモンゴル ポーランド空軍(コンドルモデル)
MiG-21UMは、MiG-21の複座練習機です。ウクライナのコンドルモデルというメーカーのキットです。聞いたことないメーカーでしたしネットにあるレビューを見てみると地雷の予感がしますが、値段の安さと私のツボを付くアイテムを展開しているので、去年の再販時に複数種買いました。その後時間を置かないうちにウクライナが戦争に巻き込まれるとは思わなんだ・・・。
キットは事前調査通り精密とは程遠いです。いまどきだと精密で作りやすいミグのキットが他社から出ているので、こだわりとかそういうのは捨てて素組でバーっと作りました。
塗装でも思い切ったことをしました。今年は寅年なのでトラにまつわるプラモデルを作ることにしたのです。トラに関してはティーガー戦車をはじめ元ネタに困ることはないと思います。
私が調べたところ、ポーランドのMiG-21UMに虎柄の機体が存在したようです。それを元ネタにして、オリジナルの塗装で虎柄にしました。値段の安いキットなので、こういうおふざけをしても罪悪感が薄いです。
見せに行ったり店頭で飾らせてもらうと結構良い評判を聞いたので、一安心というところです。

 


2作目:1/200 ボーイング777-300ER エアカナダ(ハセガワ/V1デカール)
旅客機ネタです。カナダから日本へ強制送還された時に乗ったエアカナダの777-300ERを作りました。旅客機の製作方法については、安定してきたなと思います。

 

3作目:1/700 日本海軍重雷装巡洋艦 大井(アオシマ)
展示会のテーマ(自分で勝手に考えて自己完結内でやっていただけです)に沿って作った作品です。締切が近い中で無心になって作ったやつだったと思います。



4作目:1/48 ビーチクラフトD17Sスタッガーウィング(ローデン)
たくさん作品が並んでいますが、上段にある青い複葉機です。
マイナー機のキットを数多く世に出すローデンのキットを初めて作りました。ウクライナにはプラモデルメーカーが林立するので、今回のウクライナ侵攻戦争においてはプラモデルビルダーにとっても人ごとではないのだ、ということを知ってほしくて作ったという経緯もあります。
東欧キットなので組み立ては一筋縄ではいかないです。良いプラモデルキットはまず風防の嵌合の良さから、ですよ!
キットで再現できる塗装は民間機数種類ですが、今回は青く塗って「機動戦士Zガンダム」で登場したベルトーチカ・イルマが操縦した機体を再現しました。なのでこれはキャラクタープラモです。Zガンダムは実在する航空機が複数出てくるの意外な作品なのです(しかもマニアック!)。

 


5作目:1/48 ハロルド(シコルスキーH-19)(レベル)
今年最大のネタ枠はこれだと思います。「きかんしゃトーマス」に登場するヘリコプター、ハロルドです。ハロルドそのもののキットは無いので、元ネタになったヘリコプター、シコルスキーH-19のフロート付きのキットを改造しました。この作品は長年温めていた考えでしたが、肝心のキットが出回っていないのでずっと探していました。見つけた時は嬉しかったですねえ。
これも展示会で飾りましたけど、子供を中心に割と受けてくれたのでよかったです。トーマスはつよいですね。

 


6作目:1/72 重装輪回収車 陸上自衛隊(アオシマ)
たまにはAFVものでも、作るのが楽そうなやつ・・・と選んだのがこれ。題材としては地味じゃない?
組み立てはらくでしたよ。塗装もボディは1色なので楽なものでした。アウトリガーは塗膜の厚み分差し替え変形できなくなってしまいましたが・・・。

 

7作目:1/72 スーパーマリン・スピットファイアMk IX ザ・ロンゲストフライト(AZモデル)
ツイッター上のプラモ製作企画に参加した時の作品です。スピットファイアを作る企画だったかな?私は動態保存されているシルバースピットファイアで参加しました。このスピットファイアは2019年に世界一周飛行をした機体がモデルです。日本にも立ち寄りました。
その機体を再現できるデカールが入ったキットがAZモデルから発売されたので手に入れて作った次第。ですが成形品は現役当時の戦闘機としての物の流用なので、細かい点が実機と異なります。そこを修正しながらの製作でした。
また、銀ピカの外板がウリの機体なので、アルミテープを使った金属表現に挑戦しました。しわが寄ったり痕が付いたりしましたが、実機の外版も案外べこべこなのでこんなもんだと思います。

 

8作目:1/24 ニッサン・ケンメリスカイラインGT-X(アオシマ)
ハセガワからケンメリGT-Rの新作キットが発売されると聞いて、時期にGT-Xもキット化されると予想し、積んであるアオシマのケンメリGT-Xを先に作ってしまおうという消極的動機で作りました。
寸法が実写と違うらしいですが、そういうことは考えないでいつも通り素組です。キットは何十年も前に作られた金型の成形品ですが、これはフロントグリルとリアガーニッシュとホイールは2010年代に作られた新規パーツです。自動車の顔とも言えるグリル周りが現代基準に更新されるだけでも全体が引き締まります。これは意外な印象でした。

 


9作目:1/72 ノースロップF-20タイガーシャーク 台湾空軍(ハセガワ/ワンド)
なにかのキットとの抱合せで買ってきたF-20。完成度は高かったものの採用国が一つも現れず試作機止まりで終わった悲運の戦闘機です。
台湾への売り込みが活発だったということで、もし台湾空軍がF-20を採用したら?という想定でサードパーティ製のF-16用デカールを使って架空の台湾空軍仕様F-20を作りました。
飛行状態で展示することも決めていました。ジェット戦闘機だと胴体に台座の腕を差す場所がなかったので、エンジン排気口にぶっさしました。

 

10作目:1/48 スホーイSu-22M3 ウクライナ空軍(キティホーク)
ロシアからの侵攻を受けるウクライナへのメッセージを込めて作った作品です。現用機だと生々しいと思ったので、すでに退役した機体から選びました(これは退役しているよねえ?)。
キティホークという中国のメーカーのキットを初めて作りました。成形品単体の形状や彫刻は一見素晴らしいように見えますが、組み立てる時の精度は悪くて難しいです。中国キットはだいたいどこも同じような印象を持ちます。
組み立てが進んでいくにつれて「意外と大きいんだな!」と思ったり割と複雑な迷彩塗装、あとは可変後退翼の構造もあり、作りごたえのあるキットでした。

 

11作目:1/72 三菱・零式艦上戦闘機二一型 日本海軍(ハセガワ/Hモデル)
これもツイッター上の零戦製作企画に参加した時の作品です。Hモデルの零戦のデカールセットを持っていたので、その中からツイッター映えしそうな塗装の零戦を選びました。
明灰白色の塗装の上にチェック模様の濃緑色が塗られているものです。これって迷彩塗装のつもりだったんでしょうか?
キットはハセガワ製を選びました。素直な部品と組み立てで、量産性が高い良いキットだと思いました。

 

12作目:1/72 マクドネルF-4EファントムII アメリカ空軍(ファインモールド)
ファインモールドのキットを作ると決めたので、在庫の中からF-4Eを選択。最近のキットだけあって精度が良く、また組み立てにもストレスが少ないことからこれも量産性の高い良キットだと感じました。
塗装はSEA迷彩で、ベトナムの直射日光にやられてやや退色したような状態を目指しました。
F-4は武装の装備の仕方がいくつもあるので迷ってしまいますが、今回の作品はベトナム戦争に従事した機体ということで爆弾マシマシ装備にしました。

 

13作目:1/72 ノースアメリカンF-100Dスーパーセイバー アメリカ空軍(タミヤ)
センチュリーシリーズの機体を全種類作る!という個人企画を今年から始めました。番号の若い順から順番に作るので、1番目はもちろんハンです。
機体は銀色ですがシルバーラッカー塗装という体です。一方エンジン部は無塗装で金属焼けを起こした状態を再現してメリハリを付けています。エンジン部に関しては、名人の方に技法を聞かれるほどの完成度だったみたいで、自信を持っていいのかもしれないです。

 

14作目:1/72 ノースアメリカンP-51Kマスタング マーヴェリック機(エアフィックス)
今年一番の映画といって過言ではない「トップガン・マーヴェリック」に登場したP-51Kを作りました。キットはエアフィックスから発売された公式の品物です。
エアフィックスの公式キットは、成形品が大昔のものだったりデカールが劇中と異なっていたり(これは版元監修が入った結果かもしれないです)、一番ひどいのは機種が全く違う成形品が入っていたり(劇中の機体はスーパーホーネットなのにキットにはレガシーホーネットが入っているのだ)、地雷が多いです。ただしこのP-51だけはキットは最新物、デカールも正確とあって、買って作るに値するものです。これを買うのです。
苦労したのは、複座への改造です。コックピット部分の邪魔になる部分を除去して、もうひとつの座席はサードパーティ製のレジンパーツを入手して宛てがいました。後部座席は狭いところに押し込むように置いたので風防を閉めた状態だとほとんど見えないのは失敗でした。とほほ。

 

15作目:1/24 スバル・BRZ(アオシマ)
16作目:1/12 ホンダ・スーパーカブ(フジミ)
17作目:モルカー・ポテト(グッドスマイルカンパニー)
18作目:カービィ(バンダイ)(画像無し)
一挙に4作品です。半月ほど自宅を離れる期間がありましたが、離れた先が暇な場所だったので暇つぶし用にプラモデルを持ち込んで作っていたのです。
キットと最低限の工具しか持ち込めないので、塗装作業の不要なキットを集中的に消化しました。アオシマのBRZは、塗装済みのプリペイントモデルです。

 
 
 
 

さて、全部を1記事に書こうとしたら文字数制限を超えてしまったで今日は一度ここで切らせてもらいます。
続きはまた明日。


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