67camper's Blog

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C.Bakerの紹介だぞ!

2006-06-10 02:14:23 | jazz & vocal
Chet Baker Introduces Johnny Pace
(Riverside 12-292)


 Riversideの100番台には古典的なボーカルアルバムも存在しますが、いわゆるモダンジャズの3大レーベルの一つとして知られる Riversideの200番台以降はあまたの名盤を制作して来ましたがほとんどインストものである事は衆知のとおりです。しかしながらボーカルものも少ないながら 存在し、アビー・リンカーンやベヴ・ケリー、マーク・マーフィ、テリ・ソーントンなどモダンジャズが隆盛を究めていた頃のボーカルアルバムとしてボーカル ファンにはおなじみです。またここでも出てくるチェット・ベイカーもボーカルアルバムを録音してますよね。本日UPするジョニー・ペイスはチェットが発掘 したボーカリストで、これ以外の録音が見当たらない(知らないだけかな?)シンガーで、そういう意味では貴重です。白人ボーカリストで少しシナトラ風に聞 こえるところもありますね。  

 ピッツバーグのナイトクラブでペイスを聴いたチェットが彼のリバーサイドデビューに関わった様子がライナーには記載されていますが、彼のグループがこの シンガーのレコードデビューを強くアシストしていますが、あまりのビッグネームとの共演で彼のボーカルへの興味がやや薄れがちなのは仕方ないところでしょ うか。伴奏陣はChet Baker (tp), Herbie Mann (fl,bcl) , Joe Berle or Bill Evans (p), Vinnie Burke or Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)と超豪華!チェットのトランペットも随所にきかれ、ハービー・マンも好サポートですね。さらにファンにとってはエヴァンスの参加が特筆ものでしょ う。エヴァンスファンには見逃せないアルバムですね。  

 ほとんど紹介される事のないアルバムですが、ストレートでナチュラルなペイスの歌唱が聴け、この伴奏陣なら是非聴いてみたいと思うのでは・・・?リバーサイドのモノラル青レーベルでシルバーロゴ&リールです。