67camper's Blog

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Atlanticのフランセス・ウェイン

2006-06-15 04:33:02 | jazz & vocal
The Warm Sound/Frances Wayne
(Atlantic 1263)


 ウディ・ハーマン楽団のトランぺッター、後にアレンジャーとして大活躍するニール・ヘフティの奥さんとなったフランセス・ウェインのアトランティック盤 です。ヘフティとの共演盤であるブランズウィック盤も有名ですが、今日はスモールコンボでやったこのアルバムをUPします。例に漏れずミュージカルディレ クターはここでもヘフティが勤めています。彼女の歌声はタイトルに有るように暖かみのある声で、ここではしっとりとスローナンバーをややレイジーにそして ジャジーに唄っており、自分の中ではこのアトランティック盤が彼女のベストです。

 演奏曲はスタンダードが多く聴きやすいアルバムに仕上がっています。A-1のEarly Autumnから'Round Midnight, Prelude To A Kiss, My One And Only Love, In Other Wordsと行く流れがすばらしいです。B面でもBlue And Sentimental, Speak Low, You Go To My Head, Caravan, Soft Windsとスタンダードが目白押しです。伴奏陣がまた豪華です。Billy Butterfield(tp) , Urbie Green (tb), Al Cohn(ts), Jerome Richardson(fl, bcl), Bill Mure(g), Hank Jones, Billy Rowland(p), Wendell Marshall, Milt Hinton(b), Don Lamond, Osie Johonson(ds)からのセレクションで多くはカルテット、曲によってホーン奏者が間奏を入れると言う編成です。My One~でオブリガードをつけるコーンのtsやミュートをつけたBlue and Sentimentalでのグリーン、Soft Windsのリチャードソンのプレイも素晴らしいです。ゆったりとしたキャラバンの歌唱が自分のmost favoriteです。

 ブラックレーベル・シルバーロゴのアトランティックオリジナルですが、どうもカッティングレベルが低く感じます。トランプのクィーンをあしらったカバーがイキですね!