67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

渋い白人ピアニストの一人

2007-12-01 05:18:16 | jazz & vocal
The Piano Scene of Dave McKenna/Dave McKenna
(Epic ECPU7 jp reissue)


 白人ピアニストではビル・エバンスは別格として、いわゆるカクテルピアニストのカテゴリーではくくれないバッパーも結構いますよね。アル・ヘイグ、ドド・ママローサ、クロード・ウィリアムソン、ラス・フリーマン、ジョン・ウィリアムスらと同様、パウエルの影響をうけながらスウィングからポップチューンまで幅広くこなす実力を持った名手に本日の主役、デイブ・マッケンナがいます。マッケンナというと、一番印象に残っているのがズートの名盤ダウンホームでの小気味よいピアノです。リーダーアルバムは少ないですが、本日アップのこの58年のエピック盤などはファンの多い一枚ではないでしょうか。

 メンバーはDave McKenna(p), John Drew(b), Osie Johnson(ds)のトリオです。マッケンナの溌剌としたピアノトリオが聴けるアルバムとして貴重です。演奏曲もオリジナルとスタンダードがバランスよく配されています。特に”Fools Rush In”や”I Should Care”などの知られたスタンダードでの解釈も見事で、この”Fools~”の演奏はクールな一面とウォームな面と両方が見事に調和したベストトラックとおもいます。ほかにも、デキシーの”’Way Down Yonder In New Orleans”やドリス・デイの映画”Calamity Jane”で紹介された”Secret Love”など選曲の渋さもありますよね。全体を通して、好サポートを見せるジョンソンのブラッシュワークも聞き物です。

 所有盤はCBSソニーの再発廉価盤です。ピアノの鍵盤をモチーフにしたアーティスティックなカバーも好きですね。こういう白人ピアニストもたまにはいいですね。