Ella Fitzgerald's Christmas/Ella Fitzgerald
(Capitol ST2805)
(Capitol ST2805)
クリスマス・キャロルをネットで検索してみると『主としてキリスト教文化圏において、イエス・キリストの誕生と関係した内容のうたである。救世主キリストの誕生を祝い、誕生にまつわる様々な場面や逸話を歌詞にしたうたをいう。通常、クリスマス前の時期にうたわれ、クリスマス・イブにおいてはとりわけ愛唱される。』とあります。キャロルは古いものでは13世紀にその起源はさかのぼると言われています。じゃあ、クリスマスソングとの違いは?一般的にクリスマス・ソングと見なされる「ホワイト・クリスマス(White Christmas (song))」、「赤鼻のトナカイ(Rudolph the Red-Nosed Reindeer)」、「ジングル・ベル(Jingle Bells)」などは20世紀に作られたクリスマス・キャロルとみなされ明白な区別はないようです。
前置きが長くなりましたが、15日にアップしたエラのクリスマスアルバム(Verve)の他にエラにはもう一枚クリスマスアルバムがあります。本日はこっちのキャピトル盤をアップしますね。前者がいわゆるクリスマスソングを題材にしているのに対して、こっちはいわゆるふるいキャロルを中心に選曲されており、ジャジーな雰囲気では劣りますが、正当派のクリスマスアルバムにより近い感じがします。A面の"O Holy Night", "Joy To The World", "The First Noel"そして"Silent Night", B 面では"O Come All Ye Faithful"や"Angels We Have Heard On High"などコーラスが入りオケがバックをつとめサウンドの厚さを感じますね。エラのストレートなボーカルももちろん素晴らしいですよ。
所有盤はキャピトルのステレオ盤です。ステンドグラスを背にしたエラを捉えたカバーも雰囲気があっていいですね。