Anita O'day Sings Jazz/Anita O'day
(Norgran MGN-1049)
いよいよ大晦日がきてしまいましたね。1月2日にローチ&ブラウンのイン・コンサートをアップして以来、アップを続けジャズ&ボーカル部門も本日のアップで654ログになりました。皆様の熱いコメントがあってこそ、続けて来れたと考えています。ありがとうございました。本日は、今年の最後のアップですが、DSMの美しいカバーのアニタ姉御のノーグラン盤をアップいたします。この盤はのちに"Lady Is A Tramp"として再発されていますのでこちらでお聞きの方も多いと思います。DSMのカバーの素晴らしさは言わずもがなですが、この再発盤のカバーもなかなかに秀逸ですよね。
The Lady Is A Tramp/Anita O'day
(Verve MV2553 jp.reissue) 録音は3つのセッションからなります。52年のニュヨーク録音でコンボを相手にしたものが4曲、残りの8曲は彼女の生まれ故郷のシカゴでの録音でロイ・クラールのピアノを中心としたカルテットが伴奏をつとめる4曲、そしてラリー・ラッッセルのオケが伴奏する4曲の三部構成です。50年代初頭にに既にアニタ節が確立された歌唱法となっていることがわかると思います。ハスキーな声でフラット気味にホーンライクに歌うアニタスタイルを単追う出来ると思います。Roy Eldridge(tp),
Albert Johnson(ts), Cecil Payne(bs), Bill Harris(p), Ak McKibon(b), Don Lamond(ds) というセプテットが伴奏する、"Love For Sale" ,"Lullaby Of The Leaves", Lover Come Back To me"という流れが最高ですね。またロイがピアノを弾いてアニタに対抗する“Speak Low"や"The Lady Is A Tramp"もジャジーで好きですね。
所有盤はノーグランのブラックラベル、シルバーロゴのモノ盤です。今回も「The Lady Is A Tramp」として国内盤で所有してながらグランツにやられてしまいました。でもDSMカバーじゃ仕方なしですね。