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ニューポート・ジャズ・フェスティバルって凄いよね!

2009-02-07 04:48:28 | jazz & vocal
Duke Ellington And The Buck Clayton All-Stars At Newport
(Columbia CL933)

 ジャズファンならニューポート・ジャズ・フェスティバルの名前を知らない方はいないでしょう。いわゆるジャズフェスの草分け的イベントとして有名ですよね。1954年、ジョージ・ウェインの手によってロードアイランド州ニューポートで始まった一大イベントです。71年からはニューヨークに開催場所が移りましたが、初回から60年代には貴重なライブ演奏が幾つも収録されています。56年のエリントンの演奏、「真夏の夜のジャズ」で有名になった58年のイベント、63年のマイルス&モンクの演奏などレコードになったものも相当にありますよね。本日は56年のエリントン楽団の演奏(A面)とバック・クレイトン・オール・スターズの演奏をカプリングしたアルバムをアップします。

 夕闇迫る会場に浮き上がった当時の簡素(いや却って重厚かな?)なステージが浮き上がったジャケが印象的な一枚でもありますね。"Take The A Train"で始まるA面がやはり圧倒的です。"A Train"でfeatureされるのはレイ・ナンスのトランペットです。特に自分が好きなのが2曲目のハリー・カーネイのバリトンがfeatureされる"Sophiticated Lady"と3曲目のラビットことジョニー・ホッジズのアルトがfeatureされる"I Got it Bad"ですね。両者の音色の素晴らしさに圧倒されること間違いなしですね。この2人がこのバンドの看板たる事を示した2トラックであろうと思います。最後はサム・ウッドヤードのドラムをfeatureした"Skin Deep"で締めくくられます(楽団メンバーは割愛しますね。)。B面も負けていません。Buck Clayton(tp)をリーダーとするセクステットでJJ.Johnson(tb), Coleman Hawkins(ts), Dick Katz(p), Benny Moten(b), Gus Johnson(ds)がクレジットされています。B-1の"You Can depaend On Me"のクレイトンの柔らかなラッパ、B-3の"In A Mellow Tone"のホーキンスのタフなサックス、いつ聴いてもいいですよね。

 所有盤は6eyeコロンビアのモノラルオリジナル盤です。82年からは斑尾高原にまでこのフェスティバルはやってきましたが、やはり50年代後半、ジャズメンの鮮度の違いが音溝から伝わって来ますよね。