67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

たまにはFMもいいものだ!

2009-02-27 05:49:22 | Weblog

 先日、拙blogにもよくコメントをくれるbobさんのblogを見ているとFMがなつかしいなんて書いてあった。昔はよく聴かせてもらい、カセットの録音、いわゆるエアチェックという奴ですかねぇ?、よくやりました。NHK-FM(当時高知では民放のFMなんてなかったですねぇ!)にジャズフラッシュなんて番組もあって、これではじめてウェス・モンゴメリーやオスカー・ピーターソンなんてのを聴いたのを思い出します。

 さて、家のラジオ、自分の机の上で鳴っているのは、大阪のVW仲間のtanukiさんが2004年の広島県庄原市備北オートビレッジで行われたVWキャンプモービルクラブのウェストミーティングの夜のオークションに出品され、自分が3000円で落札したものです。完動品で買ったその日から使えました。このキャンプが行われた日は、忘れもしない2003年10月23日中越地震の日でした。キャンプサイトに丁度AC電源があったので、夜中じゅう寒いテントの中で地震の状況を把握しようといていました。翌日、高知への帰路、SAでTVをみて新潟が凄く被害をうけた映像をみて悲しくなったものです。

 このラジオ、ナショナル製の真空管ラジオで起動には若干時間がかかるのですが、甘い音を出してくれとても気に入っています。スタイル的にも60年代終わりの雰囲気がいいし、現在も自分のデスクの上で活躍してくれています。インターネットラジオもいいですが、こういう真空管の音もレトロで優しく好きですね。

電線モブレイといえばこのプレステッジセッションだ!

2009-02-27 04:41:37 | jazz & vocal
Mobley's Message/Hank Mobey
(Prestige 7061, jp reissue)


 1955年、アート・ブレイキー率いるジャズメッセンジャーズが旗揚げしますが、その初代テナーサックスの座を射止めたのがハンク・モブレイです。モブレイはブルーノートの1500番台にリーダーとして素晴らしいアルバムを幾つも録音していますよね。一方、この時代Blue Noteの向こうをはっていたプレステッジにはリーダーとしては2枚のアルバムしかありません。本日は、黒人ばかりからなるハードバップセッション、そのジャケットのイラストから「電線モブレイ」の異名を持つプレステッジ盤をアップいたします。

 録音は56年7月、B-1の"Au Privave"のみがセクステット、B-2の"Little Girl Blue"がモブレイのワンホーンカルテット、残りの4曲がクインテットの演奏です。メンバーはDonald Byrd(tp), Jackie Mclean(as), Hank Mobley(ts), Barry Harris(p), Doug Watkins(b), Art Taylor(ds)の6人です。丁度マクリーンの「4.5.6」というアルバムがありますが、このアルバムのリーダーをすげ替えたようなアルバムですね。演奏はこのマクリーンのアルバムよりは、ややバップよりの印象を受ける演奏です。バップチューンとして有名なA-1の"Bouncing with Bud", A-2の"52 Street Theme", B-1の"Au Privave"があり、各人のグルービーなソロが楽しめます。バードが"Au Privave"で聴かせるミュートプレイはかなり貴重ではないでしょうか?B-2の"Little Girl Blue"のモブレイの美しいバラードプレイが聴きものです。残りの2曲はリーダー、モブレイのオリジナルで彼のマイナームードの曲作りの上手さも聴けますよね。

 所有盤はビクターが出した廉価盤で1500円シリーズとして市場に出回ったものです。何と言っても、このイラストの電線カバーの印象が強い一枚ですよね。