Workin'/Miles Davis
(Prestige 7166)
(Prestige 7166)
連休は大渋滞の高速道路を避けて,地元高知で初めて行われたVWイベントにキャンプで参加というきわめて充実したひとときを過ごしていただきました。明日から仕事はじめで、いきなり日直です。またネジ巻き直して頑張らないと・・・。ということで文字通り仕事再開にはピッタリだと思われるマイルスのワーキンをアップしようと思います。
演奏はオリジナルクインテットとして有名なマラソンセッションの一枚ですから、Miles, Coltrane, Garland, Chambers, Philly Joeの5人です。改めて聴いてみると,A面の3曲の素晴らしさを再認識してしまいますね。お決まりのA-1のバラード演奏はここでは"It Never Entered My Mind"がとりあげられており,これの美しさは皆さんご存知のとおりですよね。続く,マイルスのオリジナル"Four"やブルーベックの"In Your Own Sweet Way"も大好きな演奏です。B面冒頭はコルトレーンの作品とされている"Trane's Blues"ですが以前に自分名義で録音した"Vierd Blues"と同じ曲と思われます。A面のバラードに耳が行きがちですが,このブルースプレイも捨て難い魅力がありますね。続くマイルスが傾倒したピアニスト, Ahmad Jamalの作品"Ahmad's Blues"がとりあげられています。ガーランドのピアノはかなりジャマルを意識したものでしょうが,恐らくアノしわがれ声でガーランドに命令した光景が目に浮かびます。他3枚に劣らない好演集と言えますね。
オリジナル盤(左)と国内盤(右)