67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

豚インフルエンザ流行のため三木は自粛です!

2009-05-19 23:05:00 | Volkswagen

 69vertは自分のような素人には,守が難しい車のようです。自分の空冷は66bug, 67westy, 69vertですが、約一年かけて3つのエンジンを全てOHしました。66bug, 67westyは快調そのものなんですが,こと69vertに関してはオーバーヒートが持病のようです。一旦は,直してもらってもすぐにヒート気味になってしまいます。自分の乗り方が悪いと言われたのですが,66bug, 67westyは普段の乗り方でも全くオーバーヒートとは無縁です。

 69vertはセダンと異なりリアウィンドウ下に空気の取り込みがなく,リアフードのスリットは2列と小さくエンジンルーム内の空気の取り込みが不十分である事が原因らしく,上り坂でアクセルを踏み込むとすぐにエンジンが逝ってしまうようです。ヒートしやすいになるエンジンは自分のような素人にはなかなかに厄介です。今回,根本的に改善しようと,地元の主治医フラットパワーさんにお願いし,再びエンジンをおろしました。オリジナルにはこだわらず,デュアルポート,キャブもサイズアップして見ました。エンジンルーム内の空気の流れを改善しマフラーからの熱は完全遮断です。約2週間になりますが,力も出て持病の上り坂のカラカラ音も解消されています。とりあえずは快調になっていますが,これがいつまで維持できるのか?まあ,調子悪くなればすぐに対応して貰える地元ショップはやはり心強いですね。

 今回,三木のイベントでの試運転を考えていましたが,豚インフルエンザの本丸,兵庫県への出張/旅行は職場から自粛指令が出ていますので参加は取りやめです。一緒に出かける予定だった十和のカズさんも会社の対応があるので参加自粛という事です。毎年, A型季節性インフルエンザの餌食になっている自分ですから,この週末はおとなしくしていましょう。

デスモンド/ジムホールの見事なコラボレーション

2009-05-19 01:05:02 | jazz & vocal
Take Ten/Paul Desmond
(RCA 6012 jp.reissue)


 これがアルトサックスかと思わせるサウンドで有名なポール・デスモンドといえば共演者としてはデイブ・ブルーベックを除いて語る訳には行かないし,オリジナルのテイクファイブは,恐らくジャズメンが作曲したスタンダードとしては最もポピュラリティを得た楽曲の一値であろうと思います。彼のリーダー盤となると途端にトーンダウンするのが一般的でしょうが,RCAに吹き込まれたテイクファイブの続編とも言える“テイクテン”を含むギターのジム・ホールとの共演盤をあげる方が多いのではと推測いたします。恐らくブルーベックを除けば,最も相性の良かったプレイヤーはジムであったように思います。本日はこのテイクテンをアップいたします。

 メンバーはPaul Desmond(as), Jim Hall(g), Gene Cherico(b, except A-1), Gene Wright(b, only A-1), Connie Kay(ds)という派手さはないですが,ある程度ジャズを聴いた方なら納得のいく人選と感じるに違いないですよね。聴きものは勿論、テイクファイブを意識したテイクテンが重要なんでしょうが,ここでは先ずこのセットが繰り出すボサノバ2曲,ボンファのブラックオルフェ(B-1)とジョビンのオルフェのサンバ(B-3)がはずせないと思います。この美しい曲想にデスモンドのやさしい音は限りなくぴったりと来るし,ジムとのインタープレイが絶妙です。インタープレイと言えばエバンスを思い出しますし,エバンスとのアンダーカレントやジミー・ジュフリー・トリオでの演奏、アート・ファーマーとの双頭カルテットでのプレイと並びデスモンドとの相性の良さも充分に感じられる筈ですね。テイクテンでのジムのリズムギターのバッキングも個人的には大好きですね。

 イージーリスニングとややもすれば揶揄するコアなジャズファンもいますが,この音色の衝突は決してイージーリスニングジャズで片付けられないガッツを感じる演奏だと思います。所有盤は国内盤再発ですけどね・・・。