67camper's Blog

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ソウルフルにクックされたマンシーニのLujon

2009-05-16 03:58:36 | jazz & vocal
Down To Earth/Freddie Roach
(Blue Note ST-84113)


 ルー・ドナルドソンやウィリス・ジャクソンのグループで活躍したフレディ・ローチは母親が教会のオルガン奏者であり,根っからのゴスペラーと言えるのではないでしょうか。BNからは4枚のアルバムがリリースされていますが,本日はこの初リーダーアルバムをアップいたしますね。

 メンバーはPercy France(ts), Kenny Burrell(g), Freddie Roach(org), Clarence Johnston(ds)のカルテットであり、初リーダー盤にあわせて起用したケニー・バレルのブルージーなサポートが素晴らしいプレイがアルバムのいっそうの価値を高めているように思います。また,ジミー・スミスとの共演でも知られるビッグトーンのテナー、フランスのプレイも忘れ難いですよね。特にA面冒頭のブルース"De Bug"での2人のソロが最高です。そしてA-3のヘンリー・マンシーニの"Lujon"の美しいメロディをアーシーな曲想が好きですよね。バレルの切れを感じるソロはさすがです。B-1の"Aletha Soon"のローチのセカンドリフに呼応する形のフランスのアーシーなプレイがいいですね。Miles DavisやAlfred Lionに捧げた"More Mileagae"と"Lion Down"で幕を閉じます。

 所有盤はリバティのステレオ盤です。ロゴの配置が絶妙な,BNらしいカバーも最高にいいですね。