67camper's Blog

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マイフェイバリットシングズと言えば・・・

2009-05-20 01:56:30 | jazz & vocal
Selflessness featuring My Favorite Things/John Coltrane
(Impulse AS9161)

 マイルスで言えば,ウォーキン,枯葉,オールオブユー,マイルストーンズなどはオリジナルの演奏以来,後になって何度となくライブでとりあげられ、それぞれに味わい深い演奏を繰り広げてくれていますよね。一方,コルトレーンでこういった立場にある曲はやはりマイフェイバリットシングズとアイウォントツートークアバウトユーの2曲ではないでしょうか。前者は,アトランティックの同名アルバム,後者はソウルトレーンのものが何と言っても有名でしょうが,ライブ音源としてこの2曲を収録したのがセルフレスネスですよね。このアルバムでは、エルビンの欠場に伴いロイ・ヘインズが起用され素晴らしいドラミングを聴かせる点でも人気の高い演奏です。マイフェイバリットシングズに関して言えばこちらを押すファンも多いのではないでしょうか?

 この2曲の演奏は,63年のNJFでのライブ演奏であり、コルトレーン,マッコイ,ジミー・ギャリソンと前述のロイのカルテットで演奏されます。A面全体を占めるマイフェイバリットシングズでは、勿論コルトレーンはソプラノを駆使しているように思えるのですが、見開きジャケの演奏データにはテナーとしか記載されていません。やはりテナーオンリーですかねぇ???最後にメンバー紹介をして録音が終了しているのも印象的です。B-1のアイウォントツートークアバウトユーは勿論テナーで演奏されていますが、シーツオブサウンドと硬いコルトレーン独自の音色が美しく延々と吹くカデンツァが最高ですね。もう一曲のタイトル曲は65年のクルセママのセッションからのカプリングですが、ここまで来ると理解できず「・・・」です。いつもこのアイウォント~のカデンツァで針をあげているのでス(笑)

 所有盤は再発のabc impulse盤です。カプリングの構成ながらコルトレーンの人気盤の一つでしょうね。