67camper's Blog

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こういう渋いリズムセクションも捨て難い!

2009-05-21 03:01:09 | jazz & vocal
The Rhythm Section/Hank Jones
(Epic ECPZ-6 Jp.reissue)


 自分のようなコレクターにとっては、エピックというレーベルは本当に琴線を刺激し続けるレーベルであるように思います。有名な所では、フラーのサウスアメリカンクッキンフィル・ウッズのバトルカルテット,レイ・ブライアント,ジョニー・コールズあたりでしょうか?。CDを別とすれば国内盤の発売もありましたが、この国内盤の中古ですら、昔からタマ不足であったように思います。既に幾つかアップしていますが,地味な好アルバムありますよね。前述のレコードから言えばマイナーですが,こういうアルバムこそ,さすがエピックという感じで愛しくもありますね。本日は,いぶし銀のプレイでずっと第一線を貫き通したハンク・ジョーンズの56年の録音を収録したエピック盤です。

 メンバーは,Hank Jones(p), Barry Galbraith(g), Milt Hinton(b), Osie Johnson(ds)という,いつもはバッキングに終始している玄人好みのプレイヤーのみで構成されるカルテットです。AB面,各6曲,3曲ずつそれぞれをfeatureする曲が選ばれており,実際はハンク・ジョーンズにリーダーを限定できるものではありません。ジョーンズはA-1の"Hallelujah!", A-5の"Polka Dots And Moon Beams", B-2の"Do Nothin' Till You Hear From Me"でfeatureされるが,相変わらず端正でソツがないソロはさすがですね。Galbraithも地味ですが正確なリズム感覚はどこのセッションへも引っ張りだこだったのも頷けます。B-5のモンクの"Ruby, My Dear"のソロが美しいですね。ヒントン,ジョンソンも各セッションへの参加で知られていますよね。

 所有盤は国内盤再発です。タイトルロゴを全面に押し出したジャケットデザインも秀逸ですね。