67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

Lenny Hambroのリリシズムもいいですね!

2009-04-20 04:48:47 | jazz & vocal
Message From Hambro/Lenny Hambro
(Columbia CL757)


 パーカー派の白人アルトサックス奏者と言うと、何と言ってもフィル・ウッズが有名ですが、彼とアルトバトルを繰り広げたジーン・クイルをはじめややマイナーながらきらりと光る個性を持った白人アルトイストが何人か存在します。本日アップのLenny Hambroもそんな隠れたる名手ではないでしょうか。以前に、The Nature of Thingsというエピック盤をアップいたしましたが、そこでも若干紹介したコロンビア盤をアップしたいと思います。

 Hambro自体、リーダーアルバムがすくないプレイヤーですが、このコロンビア盤も先に紹介したエピック盤と勝るとも劣らない出来だと思います。メンバーはLenny Hambro(as, fl), Wade Legge(p), Dick Garcia(g), Clyde Lombardi(b), Mel Zelnick(ds)という聞き慣れない名前ばかりでしょうがWade Leggeのピアノが聴けるだけでも貴重ですね。彼も幻のピアニストとして本邦では認識されていますが、個々での訥々とした語り口のピアノには味わい深いものが有りますね。ロリンズのプレイズフォーバードやミンガスの道化師でのプレイでお聞きの方もおられるかも知れませんね。さて肝心のHambroはアルトとフルートをプレイしますが、このアルバムではA-2の“The Lonely One"やB-1の”Moonlight Becomes you"でのリリカルなアルトサックスでのプレイが聴きものです。特に後者での彼のベストプレイにあげてもいい好演と思います。ガルシアのギターも全編で好調で、通好みのアルバムに花を添えていますね。

 所有盤は6eyeのコロンビアモノラルオリジナル盤です。渋い一枚ですが、Moonlight Becomes Youだけで購入リストにいれていいアルバムですね。

これで休日は万全だ!WESTYにETC搭載

2009-04-19 02:32:06 | Volkswagen

 考えてみると休日に使う空冷VWはカフェオレ(69convertible)もそうですがCamperの使用頻度も負けていません。ということで今日はフラットパワーさんでCamperにETC搭載しました。次男坊のDr.Kをひきつれて土佐IC~須崎東IC間でテストしましたが、「よっしゃ!」でした。これで休日は万全です。後はデイリードライバーの66bugですね。



 そして、いつオイル交換をしたか定かでなかったので、ついでにオイルも交換して来ました。帰りの高速は55マイル巡航、いささかエンジン音が軽くなった気もします。これで半年間は行けますね。

タイトル通りの4人の妙技、「FOUR!」

2009-04-18 07:33:59 | jazz & vocal
Four!/Hampton Hawes
(Stereo Records S7026)


 「うまさん」の愛称で知られるハンプトン・ホーズは米軍人として日本に駐留していたときに黎明期の本邦ジャズシーンに多大な影響を及ぼしたプレイヤーとして知られていますよね。彼の絶頂期、50年台のコンテンポラリーへの録音を聴いていくとトリオ形式とギターを加えたカルテットの2つの形式がある事がわかります。前者の代表が有名なトリオ1.2.3でしょうし、ギターを入れた4重奏団のものではジム・ホールを加えたオールナイトセッションと本日アップのバーニー・ケッセルを加えたアルバムが代表的ですよね。本日はこのゴルフカバーで有名な「Four」をアップいたします。

 メンバーはHampton Hawes(p), Barney Kessel(g), Red Mitchell(b), Shelly Manne(ds)というウェストコーストではこれ以上望むべくもないカルテットです。両面とも聴き所の多い構成ですよえん。A面冒頭の"Yardbird Suite"は神と崇めるバードの佳曲ですよね。バードへの敬意を込めたホーズのピアノが熱いですよね。続くスウィンギーな"There Will Never Be Another You"を挟んでの3曲目のミッチェルのオリジナル"Bow Jest"の作曲者自身のアルコが聴きものですね。サイドBではやっぱりB-2の"Up Blues"がすばらしい。“ブルースの名手”と冠せられるにふさわしい好演と思われます。

 所有盤はステレオレコーズの一枚です。ほのぼのとした50年代のゴルフの様子を描いたジャケはジャズでは希少ですよね。

新しい携帯、cybershot S001

2009-04-16 23:44:42 | Weblog

 ソニーエリクソンの新しいケータイ、TVでさんざん宣伝するんでついついGETしてしまいました。というのもともとのW61Sで結局2台の新品をおろしたんですが、一台目(ネイビー)は電源が勝手に切れてしまうし、2台目(ピンク)はアップデートが出来ない不具合に遭遇し、結果的に最もあたらしい8.1メガピクセルのNEW CYBERSHOTに買い替えました。TVで嵐の桜井くんがコマーシャルしている奴です。今旬のケータイって事でちょっと嬉しい感じです。前機種に比べてやや薄型でスタイリッシュなボディです。みたとこカメラって感じは相変わらず。データフォルダがやや小さいのが難点ですが、結構きれいに写真が撮れるし、なかなかの優れものです。一眼レフがあれば要らない筈なのですが、一旦のりかかった流れを止める事が出来ず結局GETです。バカですね~。

ETC搭載

2009-04-15 21:38:15 | Volkswagen
 1000円高速に負けて、ついにETC搭載です。これからシーズンと思われる69カブリオレにまず搭載しました。さあ、取り付けようとすると車載器品切れというのはどういう事か!アノ政府はなに考えてんだ!全く。今まで通りに快適に走れる土日の高速はもう帰ってこないでしょうね。どこによってもSAは満員御礼。引き込み線渋滞も必至です。何ともなりません。でも搭載してないと、混んだ渋滞高速を走らされてなおかつ正規の値段を払わせられるのですからたまりません。車持ってても高速乗らない人もたくさんいるし、安くした分の道路借金にはどうせ血税を使うんだから、不公平際まりないです。愚痴をいっても仕方なく、やるなら美観を損ねないようにいかに搭載するかで、主治医のフラットパワーさんに泣きつき設置してもらいました。



 シガーライターをグローブボックスないに設置し、車載器を結線しました。ラインは比較的長くしておいてゲートのイン&アウトをゆっくり進み手で車載器をもってセンサーにかざすやり方です。今日、オイルも交換して、この方式で土佐~須崎東を通行しましたが難なく「よっしゃ!」となりました。これで行こうと思えば休みも動けます。ホッ・・・。

喧嘩セッションには欠かせないセロニアス・モンク

2009-04-14 04:51:34 | jazz & vocal
Mulliigan Meets Monk/Thelonious Monk & Gerry Mulligan
(Riverside RLP247)

 「喧嘩セッション」、こういう言葉が本当にあるのかどうか知りませんが、お互い妥協を許さない個性の強いプレイヤーの競演の意であり、決して殴り合いになったセッションという意味ではない。クリスマスセッションのマイルスVSモンクなど、この種のセッションで強烈な個性のぶつかり合いで「喧嘩セッション」となりやすいプレイヤーの最右翼がセロニアス・モンクですよね。勿論、モンクと対峙するプレイヤーがビッグネームでなければ、プレイヤーは同化してしまいモンク色に染まってしまう結果に終ってしまいます。ジェリー・マリガンもバリサクの第一人者でウエストコーストジャズの旗手的存在であったわけで、モンクのコンセプトとは全く相容れないコンセプトが真っ向からぶつかりあったこのセッションも「喧嘩セッション」として捉えてもあながち間違いではないと考えられます。本日はこのリバーサイド盤をアップいたしますね。

 メンバーはGerry Mulligan(bs), Thelonious Monk(p), Wilbur Ware(b), Shadow Wilson(ds)というバリサクワンホーン形式です。Monk, Ware, Wilsonは当時のモンクカルテットのレギュラーであり、これにマリガン客演というスタイルです。演奏曲はモンク曲4曲、マリガンのオリジナル1曲、そしてスタンダードの"Sweet And Lovely"の6曲です。何と言っても有名なのがA-1の"Round Midnight"です。この美しい陰影のある曲をマリガンペースに進めていこうとするバリサクソロのバックで強烈なコンピングをいれ、マリガンのソロ終了後、最終的にモンクのソロに移りいつものペースに引き込んでしまうくだりは実にスリリングですよね。またB-1のマリガンの"Decidedly"はお得意のストップタイムを駆使した佳曲ですが、これもモンクのソロに入ると意表をつく和声はやはり圧倒的で、マリガン色を一掃してしまう勢いです。ウェアのこれまた斬新なピチカートも聴きものですね。

 所有盤はRIVERSIDEのブルーラベルのモノラルオリジナル盤です。以前は国内ステレオ再発で聴いてましたが、マリガンのグイグイ引っ張っていくバリトンを聴くにはモノ盤がいいかなと思っています。

久しぶりに庭で丸鶏を食す!

2009-04-13 05:39:35 | キャンプ
 高知はもう完全に葉桜となってしまい、フルーオープンでのVWドライブには最適の季節です。とはいいながら休みになると天気が悪く、天気がいいと仕事が当番でなかなかVWのドライブを楽しむ事が出来ません。先日、キャンプで使おうと準備していた丸鶏を冷凍していましたので、引っ張りだしてきてダッジオーブンに放り込みました。



 火の番は末っ子のUちゃんと次男坊のKにおまかせです。1時間も待っていると、眠くなってくる新2年生と新4年生です。灯りが欲しいというので現行品のNORTHSTARを点灯してみましたが、やはり明るいですね。暖かくて早くも虫が集まって来ます。これからのキャンプ、虫との戦いですね。





 出来上がりは、バッチリ!黄金色にこんがり焼けた鶏がとてもジューシーです。ダッジを投げるママ(リンク参照)が作ってくれた、いなり寿司と一緒に食しました。あ~、旨かった!

Capitolに収録された55年12月の中間派ジャム・セッション

2009-04-13 04:57:34 | jazz & vocal
Session At Midnight/Various Artists
(Capitol T707)


 1955年12月Dave Cavanaughの声掛けでメルローズ通りのキャピトルスタジオに集められた当時を代表するスウィング、中間派系のジャズメンのジャムセッションをレコーディングしたのが本日アップの"Session At Midnight"です。各人の流れるようなソロの応酬もさることながら当時のメルローズの町並みを捉えたショットがとても魅力的な一枚でもありますね。

 特に、リーダーは定められていません。参加メンバーは、Gus Bivona(cl), Benny Carter(as, tp), Irv Cottler(ds), Harry "Sweets" Edison(tp), Al Hendrickson(g), Plas Johnson(ts), Murray McEachern(tb,as), Jimmy Rowles(p), Mike Rubin(b), Babe Russin(ts), Shorty Sherock(tp), Willie Smith(as)という面々です。A面が"Moten swing", "Making The Scene", "Sweet Georgia Brown", B面が“Blou Lou", Stompin' At The Savoy", "Session At Midnight"の計6曲です。いずれもジャムセッションに適した曲で、テーマだけを提示しておいて、後は各人ソロの乱れうちです。バックカバーには、各曲のソロオーダーが示されていますので、これを見ながら観賞すると各人のソロを楽しめます。恐らくこれがないと厳しいCarterとSmithの聞き分けなんかも出来てしまいますよ。こういう中間派のセッションもいいものです。

 所有盤はキャピトル、ターコイスのモノラル盤で、恐らくオリジナル盤と思います。演奏良しカバー良しの一枚と思います。

久々に聴いてみた!山本剛のピアノ

2009-04-12 03:36:17 | jazz & vocal
Midnight Sun/山本剛
(Three Blind Mice TBM-5009)

 mistyと言えばエロール・ガーナーが何と言っても有名ですが、本邦ではやっぱりこの人、「やまちゃん」こと山本剛の代名詞的楽曲ですよね。六本木のジャズ・クラブ「ミスティ」のハウスピアニストも務めていた(る?)ので、実際、生で聴かれた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?ってことでこの書き出しなら当然名盤”Misty”が出るかと思いきや、既にアップしておりましたので、急遽変更でモノクロカバーで個人的に好きな同じくTBMの"Midnight Sun"をアップいたしますね。

 メンバーは得意のトリオフォーマットで山本剛(p)、岡田勉(b)、岸田恵士(ds)の3人です。一曲目にタイトル曲"Midnight Sun"が演奏されます。彼独自の宝石の輝きのような美しいタッチに魅了されますね。続く2曲目もお得意の"Autumn Leaves"がチョイスされています。そして、今やジョビンの曲として最も有名になった感がある"Wave"がA-3です。B面トップもレッド・ガーランドの名演で知られる"Billy Boy"と魅力的な選曲が続きます。やまちゃんのオリジナルも3曲ありますが、やはりこのスタンダードのやまちゃん風の味付けが最高です。

 所有盤は日本ジャズのインディーズともいうべきTBMのオリジナルかと思います。ライブのときに戴いたサイン入りのカバー、モノクロですけど愛すべきカバーです。

ジョー・パスのジャズ・ボッサ

2009-04-11 05:58:37 | jazz & vocal
Tudo Bem!/Joe Pass
(Pablo MTF1103, jp.reissue)


 ジャズギタリストでボッサに傾倒したプレイヤーは多く、チャーリー・バード、ローリンド・アルメイダ(彼はブラジリアンですが)、バーニー・ケッセルなどにもジャズ・ボッサのアルバムがありますよね。白人ギターのジョー・パスもパブロ時代に入り、グランツのてによってジャズ・ボッサのアルバムを録音します。ジョー・パスは77年、リオのカーニバルの期間中に当地を訪れたのが、このアルバムを作るきっかけになったと言われています。本日は、ブラジルの名パーカッショニスト、Paulinho Da Costaを加えてbossaの名曲ばかりを録音したPablo盤(邦題:コルコヴァード)をアップいたします。

 メンバーはJoe Pass(g), Paulinho, Da Costa(perc), Don Grusin(keyb), Oscar Castro Neves(g), Octavio Slon(b), Claudio Slon(ds)のセクステットです。A-1の邦題タイトルとなったジョビンの"Corcovado"で幕を開けます。原曲の美しさを生かしたパスのギター, 躍動感に満ちたPaulinhoのパーカッションが素晴らしいです。続くデオダートの"Tears", 再びジョビンの"Wave"、ロベルト・メネスカルの"Voce"、マルコス・ヴァレの"If You Went Away"と名曲揃いです。B面の冒頭のクロスオーバー的な"Que Que Ha?"は好みの別れるところでしょうが、続くボンファの"The Gentle Rain"は名曲”黒いオルフェ”風の佳曲で美しいメロディが印象的です。B-3のメネスカルの急速調のエキサイティングな演奏もパスの独壇場ですね。

 所有盤は国内盤再発、どこかの中古屋で安く手に入れた一品ですが、パスのギターを楽し目、ボッサの名曲も聞ける好盤です。相変わらずのパブロのモノクロカバーは戴けないですが・・・。