明日から後半戦ですね。明日は五反田会場に出張ります!
刑法は総論ベースの問題か各論ベースの問題か,まず見極めましょう。総論ベースの時は,時系列に沿った処理をしないと整合性が取れなくなったり,事実関係を使いもらしたりする危険性があるので注意です。
知能犯系は,構成要件のチェックにおいて細かい分析が必要となるときがあります。文書偽造や詐欺などが典型です。そもそもこれは「文書」と言えるのか(マークシートは意思又は観念の通知をあらわしたものなのかどうかなど),見た目の問題として「偽造」と言えるのかなどです。
賄賂罪は,まず賄賂のどのタイプなのか条文も明示しましょう(賄賂は危ないですね)。
「生の事実」としてまず「行為」を個別に拾って法的に構成しましょう。罪数処理などで,1個の行為と評価しなおすなど調整しましょう。
定義・規範へのあては目を忘れないこと。「暴行」といえるのか,「業務性」は認められるのかなどの際に。
住居侵入罪(建造物侵入と表記すべき場合もある)は,見落としやすいので注意すること。
罪数処理を忘れずに。
客観面から検討し主観面へ,という段取りを忘れずに。
「故意責任の本質は」の部分は落としやすいので書き漏らさないようにしましょう。
共犯の場合,「XがしたことでYはしていないこと」が「Y」に影響することを見落とさないこと。