4月に地方選がある。1月の段階では、今回のテロ事件は自民党に逆風となる可能性があるな、と思っていた。
しかし、その後の共産党、民主党などの野党、一部官僚OB、一部メディアのあまりに政治感覚のないドキュンな姿勢に国民の方がいち早く「こいつら全然ダメだ」と気がついてしまった。馬鹿だよなぁ。千載一遇の政治チャンスだったのに自分で潰しちゃった。安倍総理憎し!?のあまり、大局を見失い、国民が今一番望んでいる議論をしないで文字通り子供みたいな要求を繰り返している。
あれだけ怪しい動きを見せ、当局がマークしいていたオウム真理教のサリン事件さえ、阻止できないのが日本の国内防衛状況。それをどうするか。イスラムテロはスリーパーを使うこともあるので、公安活動を相当活発に行わないと抑えきれない。これは同時に国民生活の徹底監視にもつながる問題だ。警察にテロ防止活動までぶん投げるのは酷だ。CIAやNSAのような諜報機関を設立するのか、するとしてどこまで諜報活動を許すのか。真剣に議論しないといけない。それこそ自民党の思うツボだ。
最悪のシナリオは、近いうちに国内で小規模とはいえイスラム系のテロ事件が起きるケース。気持ちの準備ができていない日本人はヒステリー状態に陥るのが目に見えている。事これに至っては、もはや冷静な議論は期待できない。日本人のお家芸である「極端から極端へ」軸がブレるだろう。戦前の軍国主義は何十年もかけて世間で醸成されたものだ。しかしネット社会では瞬時にある種の「モメンタム」が生まれてしまう。何でも「イイネ!」「シェアします!」な現状を考えたら、非常に危険な状況にあると思う。
「国民監視、イイネ!」。