いまも昔も一番多い相談内容が、「覚えられない」・「すぐ忘れてしまう」というものなのです。正直なところ、これは司法試験固有の相談ではないような気がしますが、本当に多いです。
もっとも、「すぐ忘れてしまう」という場合、そもそも覚えていない人がほぼ100%と言って良いのではないか、といいうのが実感です。「覚えた気になっている」のと「記憶として定着している」というのは、当然ですが似て非なるもので、「定着」に至っていなければ、それは「忘れてしまう」のではなく、まだ「覚えていない」だけの話です。この点、留意して欲しいところです。「記憶問題」に悩んでいる人の殆どがここを履き違えている気がします。
あと、「記憶方法」なんですが、特に司法試験用の記憶法があるわけでもないので、自分のやり方でいいと思います。今まで記憶しなければいけないときにどう対応してきたか、ということを思い出してみてください。別に難しい話ではありません。