短答対策は基礎固め

2020-09-17 21:30:42 | 司法試験関連

今年の本試験の結果について、「短答式試験の基準点が低すぎるのではないか」という声が出ているみたいです。受験生的には気分の良い話でないと思いますが、実際の所、どうなのでしょうか。今回、1500番目あたりの点数が115点と言うのが、「低いのではないか」と言われる理由のようです。

受験生の数が少ないのでこればっかりはどうしようもないのですが、確かに最終合格者1500名と考えたときに、短答レベルが115点の者が受かる、ということに抵抗感を持つ人はいると思います。特に旧司法試験経験組はそう感じると思います。因みに平成27年の試験では、1542番が141点でした。この26点差はかなり大きいと言えます。

受験生としては、まずは「基礎固め」をがっちりやって欲しいと思います。特に短答科目数が7科目から3科目に負担が軽減されているので、ここは意地を見せて欲しい。現行の短答式試験で点が取れない場合、「単純に知識がない」、というのが理由です。記憶の時間をきちんととっているか、短答だからと言って舐めていないか、自己確認してみてください。そもそも「短答対策に意外と時間割いていないんじゃないかなぁ」と予想しています。どうですかね。

因みに、えぐさ半端なかった頃の旧司法試験の短答式試験が以下です。これは平成11年度のもので、歴代でもトップクラスのエグイ試験で有名です。これを3時間半で一気にときます。合格点は60点満点(1問1点)で7割くらいです。暇なときに「読んでみて」ください。特に刑法は頭痛くなると思います(笑)。

http://www.moj.go.jp/content/000006545.pdf

Comments (8)
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