模試や直前答練は受けるべきなのか、お悩みの受験生も多いのではと思います。
「原則論」はと言えば、「受けた方がいい」と思います。特に直前答練は。①日々の勉強のペースメイクとして最適であること、②制限時間内に初見の問題を書ききるトレーニングをたくさん積めること、③何よりも問題中心主義の勉強になること、などメリットが多いからです。デメリットはそれなりに時間を取られることとお金がかかることです。
模試については答練経験があれば必須とまでは言えない、という感じでしょうか。2日間の忍耐力トレーニングができる、という点が答練にはない経験ポイントになります。
あくまでも「原則は」なので、「受けるのが必須」というわけではありません。各人、置かれた状況はかなり異なります。8合目まで来ていて必勝態勢の人も要れば、ギリギリ短答をクリアできそう、という人まで千差万別です。まず「自分にとって何が最優先か」考えましょう。判断基準はただ一つ、「現状、自分にとって何をすれば当日の得点力が上がるか」です。例えば、模試を受けることで上がると言う人は受ける方がいいですし、記憶作業をした方がいい、と言う人は記憶作業優先です。そういう考え方ができるかどうかです。