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沖縄の新聞が「終戦記念日」をどう報じるのか興味があったので空港で2紙を買い求めました。ちなみに、読売、朝日、毎日、日経の1面には「終戦記念日」に関する情報、文字が踊っていました。
さて、沖縄地元紙の琉球新報、沖縄タイムスの一面です。皆さんはこれを見て何を感じますか。沖縄にとって基地問題は、「終戦記念日」よりはるかに大事なことだということがひと目で分かります。
これが「本土」と「沖縄」の温度差なのでしょう。「本土」では60年代の奇跡の高度経済成長を経て、「戦後は終わった」とされました。しかし、沖縄にとって「戦後」はまだ終わっていないということなのでしょう。両紙の一面はほぼ写真1枚で成り立っています。異例の編集ではないでしょうか。これが沖縄にとって現実の「8月15日」なのです。見た瞬間、自分の勘違いぶりも含めて、ゾクッとしました。