「順不同の大阪&奈良旅行記(その5)」のつづきは、タイトルどおり、まったくもって順不同で春日大社のお話。
春日大社の境内を歩いていて、ふと目に留めた灯籠に注目してしまいました。
その灯籠がこちら。
でもこの写真じゃ、かなり立派な燈籠だというくらいのものかもしれません。
笠の部分をアップしましょう。
真ん中に「葵のご紋」が見えます。
これ自体は、「江戸時代には幕府が保護してくれたんだろうな」と、さほど不思議はないのですが、問題は、「葵のご紋」の両側についている菱形が連んでいる紋。
私にとって初めて見る紋で、いったいこれはどういう紋なのだろうか? どんな由来があるのだろうか?と思いました。
そして、この旅行記を書くうちに調べるつもりにしていたのですが…。
それが、昨夜、見事に回答を得ました。
昨夜のNHK「歴史秘話ヒストリア」は、「大奥 シンデレラ・ストーリー~将軍の母・桂昌院 元祖『玉の輿』物語~」と題して、徳川五代将軍・綱吉の生母である桂昌院がテーマだったのですが、番組によりますと、桂昌院は、綱吉に世継ぎができないのは功徳が足りないからだと、多くの古寺社に寄進を重ねたんだそうで、寄進を受けた寺社には現在も桂昌院の実家の紋を大事に掲げている由。
その桂昌院の実家の紋が、春日大社の燈籠の笠についていた「九つ目結紋・ここのつめゆいもん」なのですよ
調べる手間もなく疑問が解決して気分の良い私であります