「順不同の大阪&奈良旅行記(その7)」も書きましたように、今回の大阪&奈良旅行で初めて行ったスポットの一つが春日大社で、その印象は、今回の訪問先の多くが素晴らしかったという不利もあってか、パッとしないものでした
東大寺や奈良国立博物館など、春日大社の隣りまでは何度もでかけながら、あと一歩踏み出せなかった(結構、距離はある
)のは、こんな印象を予感
していたせいかもしれません。
それでも、春日大社で撮った写真を何枚か載せて、旅行記の体裁を整えることにします
なんともテンションが低いですなぁ~
私がを訪れたこの日、日曜日だけあって、少なくとも2組の結婚式が行われていました。
上に載せたカップルとは別の組の式に臨む神職さんが、直会殿(なおらいでん)の裏で口を漱いでいました。
なんか良い風情ですな
ところで、春日大社といえば燈籠、燈籠
といえば万燈籠でしょう
さぞかし万燈籠は美しいのだろうなと思うのですが、タイミングを合わせて奈良までやって来るのは難しいもの。そんな軽い旅行者のために、「ご参拝の皆さまに『万燈籠』の雰囲気を体験していただこうと、釣燈籠に灯をともし特別に公開しています。」という親切な施設がありました。
かつては神職の詰め所だったという「藤浪之屋」です。
もう一枚。
これらの燈籠の中には、当然、電球が仕込まれているのですが、これがローソクだったら、灯りがほとほとと揺らめいて、さぞかしステキなんでしょうねぇ…
いつか生でホンモノの万燈籠を観る機会があるものでしょうか?
神社の面白い風習に「遷宮」「造替」というのがあります。これは、年限を区切って、社殿を建て替えるもの。伊勢神宮の式年遷宮がもっとも有名ですが、春日大社でも「式年造替(しきねんぞうたい)」が行われていました。
「20年に一度、御本殿以下の諸社殿を建て替える」という式年造替、今回が「第60次」ですと 20×60=1200、凄いです
(ちなみに、やはり20年毎に行われている伊勢神宮の式年遷宮は来年が第62回だそうな
)
春日大社にしても、伊勢神宮にしても、見事な伝統だと思います。
この20年毎というタイミングが絶妙です。職人さんがほぼ「見習い」で最初に携わって、20年後に働き盛りで2回目に携わって、その20年後には大ベテランとして後進の指導にあたる、というサイクルが繰り返されてきたはず。
そんなことを感じ入り、今年こそは伊勢神宮(初の三重県 こちらの記事をご参照方)に出かけてみようかと思った次第です。