ちょっと前から、通勤・退勤の途中で東京マラソンによる交通規制のお知らせをずいぶん目にしました。
きょうはその東京マラソン当日です。私はTVで観戦する予定も興味もなく、ましてや参加しようとは到底思わないのですが、結構感慨深いものがあります。
去年の大会当日、私は五反田にある薬師寺東京別院の特別開陳にでかけ(記事はこちら)、その後、芝の丸山古墳(記事はこちら)や増上寺の見物へと廻ったのですが、そこで開催中の東京マラソンに遭遇しました。
それだけなら「良い思い出」で済む話なのですが、私の場合、去年の東京マラソンは東日本大震災につながってしまうのです。
というのも、五反田~芝探訪から数日経って、思い出したようにこの日のことをブログに書き、それをアップ
したのが、3月11日の朝だったからです。
私の2011年3月11日の記事「予定を変更して増上寺のこと」の冒頭には、こんな爽やかな写真が載っています。
昨夜のブラタモリが「~東京タワー・芝~ をブラタモリ」で、記憶に新しい芝丸山古墳とか、増上寺とかを取り上げていたものですから、この機を逃してなるものか
ということで急遽載せた記事でした。
あの地震(正式名称は「東北地方太平洋沖地震」らしい)から何ヶ月も経って、田町駅から東京タワーを見ると、東京タワーの先端は、地震直後に比べれば(ニュースで見ました)まっすぐながら、微妙に曲がっているようでした(右の写真
はまっすぐ
だった頃)。
今月2日に放送されたブラタモリ「アンコール放送 芝・東京タワー」では、番組の最初に曲がったままの東京タワーの先端が紹介されていましたなぁ…
リアル映像(こちら)で、今でも曲がっているのが確認できます。
恐らく、東京タワーが立ち続ける限り、曲がった先端は、東北地方太平洋沖地震の痕跡を留めることになるのだと思います。
また、私の記憶の中では、東京マラソンは東日本大震災と不可分の存在であり続ける気がします。