新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

「スマホ乗り換え」の気分が醒めつつある

2012-07-29 10:18:03 | 日記・エッセイ・コラム

5月27日の記事「スマホに乗り換えようかと心が揺れる」で、


こりゃ本気になって乗り換えを考えねば と思っています。


と書いた私ですが、考えれば考えるほどスマホへの「乗り換え」気分後退しています


一番のネックとなっているのが、5月27日の記事でも書いた「クルマとのBluetooth接続」。
私のクルマにはメーカーオプションのナビを積んでいまして、ナビ携帯Bluetooth接続しています。
これで何できるか、っつうか、私が利用していることを整理しますと、


1. ハンズフリー通話ができる
2. 音楽CD
を突っ込むと、アルバム名や曲名をダウンロードして、曲と一緒に内蔵HDDに記録(ダビング)してくれる
3. 最新の交通情報(プローブ情報)を入手して、最速ルートを教えてくれる
4. 燃費実績
をアップロードして、同じ車種に乗っている他の人たちの燃費と比較できる


といったところ。
ちなみに「カーナビの目的地設定は、24時間年中無休でオペレータが対応いたします。ドライブ中の故障など予期せぬトラブルが発生した場合は、必要に応じてJAF等のロードサービス業者へのお取り次ぎもいたします」というオペレータサービスは利用したことがありませんし、無料利用期間(新車登録から5年間)も終わってしまいました。


以前は、Bluetoothを搭載した携帯が少なくて、先々代の携帯を買う時には、おサイフケータイ、②海外接続、③Bluetoothを条件に機種を選ぼうとしたら、選択の幅が狭かったものですが、今やBluetooth搭載は当たり前の状況になってそんな悩みすっかり過去のモノになっていました。


ところが、ガラケー(フィーチャーフォン)からスマホ(スマートフォン)に時代が進化した、、、はずが、携帯とカーナビとの関係に限っては「退化」しています。


日産のサイトにはこんな注意が載っています。


120729_1_01


スマートフォンをご利用いただく際のご注意
一部機種を除き、カーウイングスサービスがご利用いただけません。必ず「カーウイングス適合携帯電話一覧」でご確認ください。


「一部機種を除き」といいながら、フルに使えるスマホは、ドコモの場合、「ARROWS μ F-07D」と「BlackBerry Bold 9900」だけ

これは日産のナビに限った話ではなく、トヨタのG-BOOKは、


120729_1_02


※ナビとスマートフォンの接続をご検討されている方へのご注意※
スマートフォンとナビをBluetoothで接続する場合、スマートフォンがBluetoothのデータ通信に対応していないため、G-BOOKの通信サービスが利用できない機種があります。
事前に下記一覧でご確認ください。


だし、ホンダのインターナビも、


120729_1_03


スマートフォン・携帯電話とカーナビを接続される方へ
(略)
・特にスマートフォンの一部機種では、Bluetoothでのデータ通信が出来ない仕様となっているため、インターナビのデータ通信サービスをご利用いただくことができません。


また、市販品のパイオニア カロッツェリアも、


120729_1_04

と、「現在販売されているスマートフォンには、ダイヤルアップネットワーク(DUN)に対応していないものがほとんどで、その場合、ナビゲーションと接続してのデータ通信が出来ません」と、カーメーカー3社に比べると、遙かに正直に、スマホが使えないことを明示しています。


日産・トヨタ・ホンダも、カーナビがスマホと連携できない理由は、パイオニアと同様に、スマホのほとんどにBluetoothのプロファイル一つ「DUN(Dial-Up Network Profile)」が搭載されていないことにあるようです。


120729_1_05 日産の適合表をみると、上記の2機種を除くほとんどのスマホの「カーウイングス接続可否」「×※21」になっていて、「※21」には、


※21 端末側にデータ通信を行うBluetoothプロファイル(DUN)が実装されていないため、情報サービスが利用できません。


と書かれています。


それなら、DUNが搭載されていればナビに接続できるのかともしれないと思って、ドコモのスマホについて調べてみると、ARROWS X F-10DREGZA Phone T-02Dなど富士通製(OEMを含む)のスマホにはDUNが搭載されていることが判りました(詳細はこちら)。


ところが、もう一度を日産の適合表みると、


120729_1_06 ARROWS X F-10Dの場合、「カーウイングス接続可否」「×」というだけでなく、ハンズフリー通話もできない


これって、どういうことでしょうか


「カーウイングス接続可否」「※21」が付記されていないということは、「DUNの有無とは別の理由で接続できない」っつうこと?


無料・有料のアプリを使えば、なんとかスマホとカーナビを接続できるようですけれど、安定性と信頼性と手間で現状に遙かに劣るし、「スマホでカーナビの代用ができる」という声もありますけれど、上に書いたカーナビで「私が利用していること」のすべてをスマホが代用できるわけではありません。

例えば、ハンズフリー通話の場合、今は、カバンに携帯を入れて車内に持ち込むだけでハンズフリー通話の準備が完了するし、電話がかかってくれば、オーディオの音量を自動的に絞ったり空調が元気に働いている時には風量を抑えて静かにしてくれたりと、至れり尽くせりなんですよ


スマホに変える利得と、ガラケーを捨てる損失を比べると、後者がかなり大きい気がしています。

コメント
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