新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

またまた階段を昇った日

2016-12-18 09:24:30 | MISIA/タウンウォッチング

「江戸博の特別展は当たり外れが大きい」のつづきのようなお話です。

私はガッカリ感を胸にいだきながらも江戸東京博物館ミュージアムショップを冷やかしたあと、

両国駅総武線秋葉原駅京浜東北線(快速)有楽町駅

と電車を乗り継いで銀座にやって来ました。

お目当てはこちら

ソニービル8F「OPUS」で開催中の「サウンドプラネタリウム Voyage」です。
このイベントは、

プラネタリウム「MEGASTAR-Ⅱ」と高音質ハイレゾリューション・オーディオ(以下、ハイレゾ)音源を融合させたイベント

で、

イベントのイメージに相応しい、国内外アーティストの人気楽曲を集め、ソニーの高品質なスピーカーとアンプにより再生し、きめ細やかで美しいサウンドをご体感いただけます。高音質のハイレゾサウンドに美しいプラネタリウムの映像が重なり、まるで壮大な宇宙を旅しているかのような感覚が味わえます。 

というもの。
「国内外アーティストの人気楽曲」 にはMISIA「Everything」が含まれていることから、名古屋に行けない(行かない)寂しさを少しでも補おうという算段でした。
加えて、 1000万個を投影できるという「MEGASTAR-Ⅱ」にも興味津々でしたし…

で、有楽町駅からソニービルに向かって歩いていますと、有楽町マリオンの前あたりに行列ができていました。
そう、西銀座チャンスセンター年末ジャンボ宝くじを買おうという、に満ちた庶民の皆さんの行列です。 
そういえば、5年前ソニービル「OPUS」にやって来たとき(記事はこちら)も、この行列に遭遇しましたっけ…

他にいくらでも売場があるのに、わざわざ1時間以上も行列に並んで宝くじを買うなんて、もともと行列が嫌い な私(こちらの記事をご参照方)には到底理解できない心情です。

   

それはともかく、ソニービルに到着。

title=""ソニービル数寄屋橋交差点ランドマークソニービルは、竣工から50年を経て、

2017年4月1日からこのビルの解体が始まります。
50年もこの地でみんなと出会ってきたビルです。
言葉にならない気持ちで一杯です。
でも、戻ってきます。
2018年の夏までお待ちください。
Sonyプロダクトを展示していた建物から、
思い切って、この土地を“Park”にします。 

なのだそうで、ほんの1年たらずリニューアルオープン? 公園? と驚くのですが、2020年秋から新しいビルの建設を開始して、2022年秋竣工予定なのだとか。
この計画、2020年東京オリンピック/パラリンピックと関連しているのかなぁ? 
オリンピック後建設不況を見越して、安い資材・安い工賃新ビルの建設を計画したとか… 

それはさておき、ソニービル惜別イベントとして、It's a Sonyが開催されていました。

これが面白かった

2階から4階まで、

1946年のソニーの前身である「東京通信工業」の誕生から70年の歳月を経て、過去の歴代のアーカイブを6つの時代に分けて、一同(「一堂」の誤り?)に展示します。今回初公開の掘り出しモノも。

ということで、「花びら構造」のフロアを昇るにつれて、創業期から現在へと時代を下っていきます。

昔の録音機(テープレコーダー)のなんとデカかったことか とか、ウォークマンに聴き入るお猿さんのCMが懐かしかったり(初めてウォークマンで音楽を聴いたとき、その高音質驚愕したものでしたっけ…)、私が初めて買ったケータイソニー製だったことを思い出したりと、感慨深いものでした。

伝説の「ソニータイマー」辟易して(さほど持っていないソニー製品が2台同時サービスステーション「入院」したこともあった)、ここ十数年来、ソニー製品を買っていない私でさえそうなのですから、「ソニー信者」にとっては涙モノなんでしょうねぇ・・ 

で、ソニー製品の歴史を下ってきて思ったのは、PlayStation以降の製品群に魅力が感じられないということ。
見かけからして、かつてのドキドキするような姿形から、タダの白い箱に変わってしまって、物欲わかないのですよ。 
アナログからデジタルへ、メカトロニクスからICTへ、モノからコトへ、といった時代の変化が、ソニー唯一無二的な存在感、いわば「It's a Sony」薄めている気がしました。 

   

「It's a Sony展」が終わってもなお階段を昇って8階に到着。

サウンドプラネタリウム Voyage

あれまOPUSは予想に反して「満員」 盛況でした。

約20分待って、OPUSに入場できました。

内部は、おざぶが並んでいて(後方にはソファーあり)、前面には白い壁を背景に1本90万円近くするスピーカー「SS-AR1」が、そして後方にはメカ感ハンパない「MEGASTAR-Ⅱ」が鎮座していました。

このプラネタリウム「MEGASTAR-Ⅱ」の開発者、大平貴之さんは、元ソニーのエンジニア、っつうか、元々アマチュアのプラネタリウム開発者がソニーに就職したのだそうで、そのいきさつはかねてより存じておりました。
その世界最高峰とも謳われるMEGASTAR-Ⅱの実力を拝見できると、ドキドキものでした。

で、「サウンドプラネタリウム Voyageは、、、、 映像の詳細さ・美しさ格別のものがあったのですが、いかんせん、直方体の内部にプラネタリウムを投影することには無理があるわけで、天井に映った星は楕円形に変形していて、ちょいと興ざめ
また、実際の天体の動き再現しているのか、ただ星を模した光の点を投影しているのかが判らず(おそらく前者でしょう)、この点でもう~む…でありました。

でも、超高級オーディオシステムで聴くMISIA「Everything」にはうっとりでした

艶やか伸びのある歌声、それぞれの楽器の音の輪郭クリアなサウンド、良い環境で、良い装置MISIAの歌を聴くって、贅沢だよなぁ~と、つくづく思ったのでした。

「Everything」は途中でフェイドアウトして(最後まで聴かせてよ)、次のペンタトニックス「ハレルヤ」超分厚いハーモニーを堪能し、プログラムは約15分で終了。

次の予定を控えていた私は、そそくさと

有楽町駅山手線東京駅上野東京ライン赤羽駅

のルートで戻ったのでありました。

なお、「サウンドプラネタリウム Voyage」「Everything」を聴けるのは12月27日までですので、行こうかなとお思いの方はお早め

【追記】「ここ十数年来、ソニー製品を買っていない私でさえそうなのですから」と書きましたが、去年1月にヘッドホン「MDR-1A」を買ったことを思い出しました (2016/12/18 09:42)

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