新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

今週末は北浦和に行ってみようか…

2012-01-19 22:26:07 | 美術館・博物館・アート

今日の昼休みasahi.comでこんな記事を見つけました。


120119_1_01


「中銀カプセルの一室、埼玉の公園広場に」と題するこの記事、ちょっと引用しましょう。


世界的に知られる日本の前衛建築運動・メタボリズムの代表作の一つ、黒川紀章設計の中銀(なかぎん)カプセルタワービルのカプセル形のモデルルーム一室が、同じく黒川設計の埼玉県立近代美術館(さいたま市)に寄贈され、16日、同館のある公園の彫刻広場に設置された。
<中略>
モデルルームはその足元に長年置かれ、東京の森美術館で15日まで開かれていた「メタボリズムの未来都市展」に出品されていた。同展がきっかけとなり、中銀ビルディング株式会社が寄贈することになった。


だそうです。
おぉ、あの中銀カプセルタワービルのモデルルームが、我が(書いちゃった埼玉県立近代美術館(MOMAS)寄贈ですと


記事には、「黒川紀章さんつながり」風に書かれていますが、黒川さん設計の美術館・博物館といえば、国立民族学博物館(記事はこちら)とか、


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名古屋市美術館広島市現代美術館白瀬南極探検隊記念館こちらのことを思い出す)や奈良市写真美術館や、ちょっと飛ばして、長崎歴史文化博物館とか、


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そして、国立新美術館(記事はこちら)だってあります。


120119_1_04


そんな中から、一番愛着を持っているMOMASに寄贈されるとは


120119_1_05


さっそく今週末に行ってみましょうか?


今、MOMASで開催されている企画展「アンリ・ル・シダネル展」は、あまりその気がなかったのですけれど…


   


蛇足ながら、私、上に転記したasahi.comの記事に出てくる「東京の森美術館」を「上野の森美術館」と勘違いしました…


その後…:2012/02/06 埼玉県立近代美術館で黒川紀章を楽しんだ

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「惑星」を楽しむ

2012-01-18 22:14:52 | 日記・エッセイ・コラム

きょうの帰り、事務所を出て駐車場に向かって歩いていると、南南西の空に金星が、南の高い空に木星が輝いていました。
自宅に着いて、いつものStella Theater Proで、その時の星空をシミュレートしてみますと、


120118_1_01


金星のすぐ近くには海王星が、そして、金星木星のほぼ中間に天王星があったはずなのですが、地上の灯りがある中で、肉眼じゃ見えません


それはともかく、きょうの帰りのクルマの中では、久しぶりにホルスト組曲「惑星」を聴きました。


ホルスト:組曲「惑星」 ホルスト:組曲「惑星」
価格:¥ 1,020(税込)
発売日:1996-06-21

この組曲「惑星」は、中学生の頃から大好きだった曲で、実家に帰ると、バーンスタインニューヨーク・フィルアナログ盤が残っています(もしかすると、上に載せたCDと同じ録音か?)


それはともかく、組曲「惑星」は以下の7つの曲で構成されています。


第1曲 火星 Mars, the Bringer of War
第2曲 金星 Venus, the Bringer of Peace
第3曲 水星 Mercury, the Winged Messenger
第4曲 木星 Jupiter, the Bringer of Jollity
第5曲 土星 Saturn, the Bringer of Old Age
第6曲 天王星 Uranus, the Magician
第7曲 海王星 Neptune, the Mystic


この中では、飛び抜けて「第4曲 木星 Jupiter, the Bringer of Jollity」が有名ですが(中高生の頃に吹奏楽をやっていた私のような人間にとっては、昔から超ポピュラー)、他の曲も、かなり取っつきやすく、ステキな曲たちだと思います。


そんな昔からの「組曲『惑星』ファン」にとって、が二つあります。


まず、なぜ、ちょっと前までは「惑星」扱いだった冥王星が入っていないのか?

私の世代は、惑星の名前を、「水金地火木土天海冥」あるいは「水金地火木土天冥海」と覚えたものでした(海王星冥王星の軌道はクロスしていて、太陽からの距離はタイミングによって入れ替わります)。

この疑問は、組曲「惑星」が作曲された1914~15年当時、冥王星は発見されていなかったことから説明はつきます。


もう一つの謎は、なぜ、惑星の配列と曲の順番が違うのか?


地球を除いて、惑星の配列通りならば、


 
3曲 水星 Mercury, the Winged Messenger
2曲 金星 Venus, the Bringer of Peace
1曲 火星 Mars, the Bringer of War
第4曲 木星 Jupiter, the Bringer of Jollity
第5曲 土星 Saturn, the Bringer of Old Age


の順番であるはず。


また、五行思想の観点からは、


4曲 木星 Jupiter, the Bringer of Jollity
1曲 火星 Mars, the Bringer of War
5曲 土星 Saturn, the Bringer of Old Age
2曲 金星 Venus, the Bringer of Peace
3曲 水星 Mercury, the Winged Messenger


の順番であるはずですが、これはちょっと横に置いておきましょう…


Wikipediaの根拠不明の記載によれば、


「火星」と「水星」の位置が入れ替わっているのは、最初の4曲を交響曲の「急、緩、舞、急」のような配列にするためだと言われる。


だそうです。
ホルストが本当に「急、緩、舞、急」のような配列を狙ったのかは別としても、仮に実際の惑星の配列通りに曲を並べ替えると、かなりぐしゃぐしゃの構成になってしまいます。

水星・金星・火星のイメージ曲のイメージ、そして、組曲の構成を考えれば、やはり組曲「惑星」の曲順がBESTのような気がします。


ところで、曜日の配列火⇒水⇒木⇒金⇒土)って、どこから来たのでしょうか?
これはまた日を改めて考察することにします(確約はしませんが…


つづき:2012/01/20 日本でも「曜日」を昔から使っていたらしい

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1月17日

2012-01-17 05:37:43 | 日記・エッセイ・コラム

今から18年前の1994年1月17日の早朝(現地時間)、ロサンゼルスで大地震が発生しました。

Wikipediaによれば、「ノースリッジ地震」と呼ばれているようですが、私の記憶に残っているのは、バタバタと倒れているハイウェイの高架と、それについての「日本ではこんなことはあり得ません」的な日本の「専門家」のコメントでした。


その時は、「ふ~ん、そうなんだろうな…」と、単純に思っていました。


「ノースリッジ地震」からちょうど一年後の1995年1月17日の早朝(日本時間)、兵庫県南部地震が発生し、「阪神・淡路大震災」が起こりました。


その日の朝は、阪神地域でかなり大きな地震が起こり、火災が発生しているという程度の情報しかないまま出勤したのですが、職場に着いてTVを観るうちに、とんでもない大災害であることを知りました。

とりわけ印象に残っているのは、あちこちから火の手が上がる神戸市内の空撮と、そして、完全に破壊された阪神高速の高架でした。


これを見て思い出したのが、一年前の時の「専門家」のコメント。


話が違う


想定外」という言葉を安易に使うのは、想像力(イマジネーション)の貧困さを示すようでイヤなのですが、それでも、どうしても災害というのは避けられないと思います。

そんなとき、災害の教訓を生かして「想定外」の範囲を狭め、対策を強化することが、犠牲になった方々への一番の供養になると思います。


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家と近所だけで過ごした週末

2012-01-15 19:40:42 | テレビ番組

この週末は、久しぶりに家と近所だけで過ごしました。


まず、年末~年始に録り貯めていたビデオをチェックして、消去したりブルーレイディスクにダビングしたり、ブルーレイディスク用のレーベルをつくったりと、これが結構手間がかかります。
当然、じっくりと見入ったりもしますから、ますます時間がかかります。


ふと思い立って録画しておいたウィーン・フィル公式HPには日本語も完備)のニューイヤーコンサート、これが掘り出し物的に楽しかった


以前、父親が毎年ニューイヤーコンサートをビデオに録画していて(って、なぜか作業は帰省した私の担当)、私はどちらかというと鬱陶しいコンサートでした。毎年同じようなプログラムで、よく飽きないものだと、半ば嘲笑気味に…。


ところが、かなり久しぶりにフルにコンサートを観ると、これが何と楽しい
毎年同じようなプログラムで、よく飽きないものだ」なんて、とんでもありません。
いつもと違う曲が演奏されれば、おぉっと思うだろうし、お約束の曲(美しく青きドナウとかラデツキー行進曲とか)が演奏されれば「待ってましたぁ~」だろうし。
きっと、「手拍子しながらラデツキー行進曲を聴かないと正月の気がしない」なんてファンも多いことでしょう。


120115_1_01 そんな風に、認識を改めた今年のニューイヤーコンサート、ブルーレイディスク用のレーベルにも気合いを込めました


1枚余分にダビング&レベールをプリントして、実家にも送ってあげましたとさ


   


ところで、今年のニューイヤーコンサートの最初の曲(プログラム[ドイツ語]はこちら)は、ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウスの「祖国行進曲」でした。ドイツ語だと「Vaterländischer Marsch」、英語訳だと「Fatherland March」。


私、お恥ずかしながら、ドイツ語も英語も、「祖国」を「父の地」と表現するとは知りませんでした。
日本語なら「母国」なのに、そして、「母国語」だと英語でも「mother's tongue」なのに…


この他にもブルーレイ・ディスクにダビングした番組が2~3あるのですが、それは省略します


   


今朝のNHK日曜美術館で「静かなるプロテスト ~反骨の画家 ベン・シャーン~」を観た後、先週の土曜日に神奈川県立近代美術館 葉山(記事はこちら)で買ってきたポスターを、別に誂えたポスターフレームに入れ、壁に取り付けました。


120115_1_02 これくらいのサイズ(B2)だと、見栄えがしますなぁ~


実は、この取付は手間がかかりました。


というのも、この壁はコンクリート壁紙が貼られた構造になっていまして、普通のピン方式のフックは歯が立ちませんし、粘着方式のフックも壁紙のケバケバのせいで使えません。


近所のホームセンターの売り場をウロウロしながら、対応を検討した結果、1cm弱のピンを壁に打ち込むコンクリートフックを買ってきました。
そして、慎重に垂直にピンを壁に金槌で打ち込んで、カバーをつけて完了


うまく行きました


ちなみに、この面と向かい合う側の壁は、石膏ボードに壁紙が貼られているので、簡単にフックをつけられるのですが、こちらで書いたMISIAのポスターを掛けていますので、手出しはできません

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東博に初もうで(その4:完結編)

2012-01-14 19:18:47 | 美術館・博物館・アート

東博に初もうで(その3)」のつづきを書きます。実は、「その3」はきのうのうちに書き上げるつもりにしていたのですが、時間切れになってしまい、今朝、さらに手を入れてアップした次第です(写真のファイル名が「120113_1_xx.jpg」なのはそれゆえ)。


120114_2_01


今年の「新年特別公開」は、「東京国立博物館140周年」と華々しく冠が被せられている割には、「秋冬山水図」も「風神雷神図屏風」も「冨嶽三十六景・凱風快晴」も「古今和歌集(元永本)」も、去年の「新年特別公開」と当日の他の展示で拝見したものでしたし(昨年の記事はこちら)、「賢愚経断簡(大聖武)」や「一休宗純墨跡『峯松』」も別の機会に東博で何度か拝見していましたので、初めて観た作品を中心に紹介しましょう。


120114_2_02 なんて書きながら、最初に載せたのは一休さんの書「峯松
小学校だか中学校の国語の教科書(だったか習字の副読本だったか)に、一休さんの奔放な書が載っていて、当時の私にはヘタクソとしか思えませんでした。
一休さんの書を教科書に載せた編集者は、書に劣等感を持つ子どもたちを元気づけようとしたのでしょうか?
いくらなんでもよほどの審美眼を持っていない限り、中学生には鑑賞なんてできませんって


   


この記事の最初に載せた写真は、この日の東博本館のエントランスホールを写したもので、大階段の右側に、東博の嚆矢とされる湯島聖堂博覧会を描いた錦絵「古今珍物集覧」の垂れ幕、左側に鳳凰の絵の垂れ幕が下がっていました。
この鳳凰の絵の元ネタは何なのだろうかと思っていたところ、それが展示されていました。


120114_2_04
初めて観ました
説明プレートを見ますと、


友禅染掛幅 桐鳳凰図
 江戸時代・19世紀
鳳凰は中国において瑞祥として知られ桐樹に棲むと言われてきた。日本においても桐と鳳凰の組み合わせは吉祥模様として好まれた。絵画的な図様を友禅染で染めた掛幅表装部分もすべて友禅染である。江戸時代後期には仏画や花鳥図なども友禅染で制作された。


とあります。
てっきり、普通に肉筆画を表装した掛け軸かと思ったら、絵も表装もすべて友禅染
驚きました…


驚いたといえば、こちらの「十組盤(とくみばん)のうち鷹狩香」の細工の細かさにも驚かされました。


120114_2_03


十組盤」は以前にも拝見したことがありました。これは、こちらの記事に書きましたように、組香(香を嗅ぎ分ける遊び)の成績をサイコロの目の代わりにした双六のようなもの。
この「鷹狩香」は、盤の奥に置かれた鷹匠が、組香の結果に応じて、手前の獲物に近づいていくというものものっぽい。


10人の鷹匠たちが、しっかりとつくり分けられているし、


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獲物たちもすべて違う種類です。


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それぞれのコマを、単独としてフィギュアとして楽しめます
ところで、ここでもタンチョウが獲物になっている…こちらの記事をご参照方)


   


江戸時代後期の絵師、鳥文斎栄之(ちょうぶんさい・えいし)の「隅田川図巻」が、意表を突いて楽しい


隅田川での舟遊びにやってきたのは、七福神のうち、大黒天恵比寿福禄寿のお三方。


120114_2_07


姐さんが持っている箱には「大黒屋」と書かれていますから、もしかするとこんな会話があるのかもしれません。


大黒天:うちの店に行こうじゃないか
恵比寿:
弁財天に怒られないかな?
福禄寿:大丈夫、大丈夫、ちょっとだけだから。


そして男3人が隅田川の舟遊びで行き着く先と言えば、、、


120114_2_08


当然のごとく吉原でして、もう恵比寿さんノリノリです


   


常々「書と茶の湯は苦手」と書いている私ですが、こちらの作品は、飾る場所があればお持ち帰りしたいと思いました。


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江戸時代中期の書家・武術家の三井親和(みつい・しんな)による「詩書屏風」。

説明には、


親和は、書家・武術家。細井広沢(こうたく)に師事し、中国の文徴明風の書を能くした。ことに篆書は染物に用いられ、親和染めの名前で流行した。この詩書屏風は、右から数えて奇数の各扇に様々な篆書の書風で大書して、偶数の各扇には行書で揮毫している。


とあります。


で、行書で何が書かれているのかといいますと、英語の説明によれば、


the works of Chinese poets and Wang Wei


だそうですから、王維(Wang Wei)ほかの漢詩のようですが、よく判りません


   


最後に根付をご紹介しましょう。


総合文化展の根付の展示の中で一番気に入ったのはこちら


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ピントが甘くて申し訳ない…


秀親」の銘が刻まれた「唐子狐面牙彫根付(からこ きつねめん げちょう ねつけ)」、江戸時代(19世紀)の作品です。

いやぁ~、なんとかわいらしい作品でしょうか

これはホント、いただいて帰りたかった…


この作品を含めて、総合文化展の根付の展示作品の多くは、


郷誠之助氏寄贈


でした。


この郷さん郷ひろみさんの親戚筋ではなくて、明治中期~昭和初期の財界の超大物

詳しくはWikiediaの記述をご参照くださいませ。


さて、根付といえば、「根付 高円宮コレクション」に触れずにはいられません。


前回、この「根付 高円宮コレクション」を観たのはこちらで書きましたように昨年11月末でした。それから1ヶ月ちょっとしか経っていないというのに、展示品は完全に入れ替わっていました。さすがは東博ですな。


今回も魅力的な根付がどっさり展示されていました。
もっとも、個々の作品が小さいものですから、展示室を使い余している感がなきにしもあらずですが…


今回の展示品の中で私が最も気に入った、っつうか、気になったのはこちら。


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蒔絵が施された小判型の弁当箱っぽいのに、く「」と書かれたこの作品の説明プレートには、


120114_2_12 「猫」


何と大胆な作品なんでしょ

作品も、そしてタイトルも、そしてこれをコレクションに加えた高円宮殿下


好きです、この感覚


今後、東博に行く時、「根付 高円宮コレクション」を観る楽しみが深まった気がします。


   


ここで2012年最初の東博観覧の感想を終えるつもりだったのですが、一つ、大事な作品に触れていなかったことを思い出しました


120114_2_13 こちらも初めて観る作品で、埴輪

茨城県行方(なめがた)市から出土したもので、


猿の埴輪としては唯一の存在で、当館には明治初年から寄託されていた。背中の剥離痕から、元は小猿を背負っていたとみられる。巻上げ成形でハケ目が残るが、ナデ整形で仕上げている。
顔面などには赤色顔料が残り、生き生きとしたさるの表情と捉えた傑作である。


という説明がつけられています。


なんだか手人形みたい…。


ってなところで、2012年最初の東博探訪記全巻の終わりでございます。

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東博に初もうで(その3)

2012-01-14 08:43:57 | 日記・エッセイ・コラム

東博に初もうで(その2)」のつづきは、「東京国立博物館140周年 新年特別公開」に限らず、新年らしい作品をお送りしましょう。


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まず、本館1階の「ジャンル別展示」の冒頭を飾っていたのが、なんともたおやかな菩薩さま


120113_1_02 新春特別公開の「菩薩立像」、鎌倉時代・13世紀の作品[重要文化財]です。
説明によれば、


鎌倉時代には木彫の一部や装飾に異なった材質を用いる例が増えた。目に水晶をはめる玉顔はその代表的な例であるが、本像は上下の唇にも彩色の上に薄い水晶板をあてる玉唇とでもいうべき技法を用いる。紅を塗ったような唇を表現する意図があったのだろう。


だそうな。
そんな細かいところはともかく(私には「『玉唇』ともいうべき技法」がよく判りませんでした)、私、鎌倉時代の彫刻って、好きです

私、日本の彫刻史上、鎌倉時代は日本のルネサンスだったと思っています。


   


120113_1_03 次は、これまでにも何度か拝見した(はずの)仁清(Studio of Ninsei)の「色絵月梅図茶壺[重要文化財]


にはちょいと季節が追いついていませんが、それでも、正月らしい華やかさに満ちた作品ですなぁ~


   


ところで、今年は辰年
東京国立博物館140周年特集陳列 天翔ける龍」では、に関係する作品が、これでもかとばかりに展示されていました。


にまつわる美術品って多いですから、学芸員さんは、取捨選択にかなり困ったのではないかと思う次第です(来年の「ヘビ」は苦労するかも…)。


まずは、自在置物の龍。


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こちらも、初めて観る作品ではありませんが、今回は、「こんなに動くんだぞ ここも動くんだぞ」といろいろといじったビデオが併せて上映されていて、かなり楽しめました。

それにしても、よくもまぁ、これだけ細かい仕掛けを組み込んだものだと感心します。


120113_1_05 こちらの作品は、岩佐又兵衛の「龍図 老子・龍・虎図のうち」。

通りすがりの龍がこちらと視線が合ってしまって、「どした?」と話しかけているみたいで、楽しい


このように、龍が主人公になったものだけではなくて、こちらのようなのもいい感じ


120113_1_06 鈴木春信の 「見立半托迦(龍を出す美人)」。


瓶から龍を出すという半托迦(はんたか)という羅漢を美人に変えて描いたもの。江戸時代には、今の年賀状のように元旦に摺り物を交換する習慣があり、これもそうした歳旦摺物のひとつ。昇って行く龍の姿は縁起がいいと喜ばれたのだろう。


とな。


120113_1_07縁側に腰掛けて、気楽に龍を出してみせるってのがいいし、美人のお顔もまさしく「春信美人」でいい


打って変わって、こちらはなんとも異様というか、滑稽です。


120113_1_08舞楽面 陵王」。鎌倉時代に造られて、高野山天野社に伝来したものだそうです。

説明には、


中国・北斉(6世紀後半)の蘭陵王があまりにも美男子だったため、怪異な仮面を着けて戦に臨んだという伝説に由来する面。頭上にまたがっているのは龍であるが、胴体が短く、脚が長い。前脚は腕のように、後脚は人のように膝、脛が表される。角が一本あった痕跡が残る。


このブログに蘭陵王が登場するのはこちら以来、お久しぶりです。

それはともかく、この面そのものと展示方法はかなり異様…。頭上の龍は、龍というよりもののけっぽいし、それよりも、この下あごの展示の仕方は何


突然、頭の上にもののけに乗っかられて、あまりに驚いたものだから、が飛び出し、あごが外れたという状況を表しているのでしょうか?


   


いつも地味な印象本館1階の歴史資料展示も「江戸の年中行事―新年を祝う」と題して、お正月バージョンでした。


その中で目を惹いたのは、萬歳漫才ではない)を描いたこちらの作品。


120113_1_09 幼少のみぎり、私は正月に母方の祖母の家に出かけるのが大の楽しみでした。

母は7人きょうだいでしたから、大勢のいとこたちと(12人)会えるし、お年玉をたくさんもらえることに加えて、獅子舞がやって来るし、萬歳(秋田万歳)がやって来るしで、もう、お正月炸裂でした。


まさしくこの絵に描かれた光景(右が太夫、左が才蔵)が、目の前でライヴで展開されたんです


もっとも、私には、太夫と才蔵のやりとりがさっぱり理解できませんでしたが…


こんな思い出にひたった萬歳、こんな作品も展示されていました。


120113_1_10

喜多川歌麿の「正月の雪」。


雪景色の中を男が二人背を向けてそれを眺めている女性が三人描かれている。鼓が雪の上に放りだされていることから男は千秋万歳(せんずまんざい)に訪れた声聞師であろう。背を向けているのは女性たちに期待した祝儀を弾んでもらえなかったことへの当てこすりか。どこと無くさびしげである。


正月早々、さびしい光景ですなぁ~


ちょっと気を取り直すべく、今回はこの辺で…。


つづき:2012/01/04 東博に初もうで(その4:完結編)

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今年は世界的に選挙の年、らしい

2012-01-11 22:43:36 | MISIA

今年は世界的に重要な選挙が立て続けに行われる年だそうです。
主な選挙を並べてみますと、、


1月 フィンランド大統領選挙(決選投票は2月)
    台湾総統選挙
2月 ギリシャ国民議会選挙(予定)
3月 ロシア大統領選挙
4月 フランス大統領選挙(決選投票は5月)
6月 エジプト大統領選挙(予定)
7月 メキシコ大統領選挙
10月 ベネズエラ大統領選挙
11月 米国大統領選挙
12月 韓国大統領選挙


とまぁ、目白押しです。
日本でも、絶対に衆議院の解散総選挙がないとも言いがたいところもありますしねぇ(私は、ないだろうと思っています)。


そんなおり、きょうの昼休みハッとするサイトに行き当たりました。


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Question ユッスー・ンドゥールさんがセネガル大統領選挙に出馬する。「出馬する」の意味で使えるのは?


120111_1_01 解答はさておいて、ユッスー・ンドゥールさんがセネガル大統領選挙に出馬するなんて初耳です


ユッスー・ンドゥールさんといえば、2008年5月に横浜で開催された第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)に合わせて行われた「TAKE ACTION! 2008 MISIA AFRICA BENEFIT LIVE, YOKOHAMA」で、MISIA、そして、久保田利伸さんと共演しましたっけ(私もライヴに行きました)。


これは(わたし的には)大ニュース とググると、すぐにいくつも記事が見つかりました。


例えば、ロイターの記事(これが元ネタになっている他メディアの記事が多い)によれば、


[ダカール 3日 ロイター] セネガル出身のグラミー賞受賞歌手、ユッスー・ンドゥール氏が、2月26日に行われるセネガル大統領選への出馬意向を表明した。現職のアブドゥラエ・ワッド大統領に挑むことになる。
1998年のサッカーワールドカップ(W杯)フランス大会の公式テーマ曲を担当し、2004年にはアルバム「エジプト」でグラミー賞を受賞したンドゥール氏は、セネガルの若年層に強い人気がある。また、過去11年にわたって政権の座に就き、再選を目指すワッド大統領を声高に批判してきたことでも知られる。
ンドゥール氏は2日遅く、自身が所有するテレビ局TFMで「私は候補者だ。大統領選に出る」と表明。国民の平均所得が1日3ドルと言われるセネガルで政権交代を目指すことを明らかにした。
ただ、専門家の間では、ンドゥール氏に一定の票が流れるとみられる一方、対立候補の乱立で票が分散すれば、現職ワッド大統領に有利に働く可能性も指摘されている。


だそうです。


外務省のサイトによれば、現職のワッド大統領TICAD IVに参加されていたようで、お二人は横浜で遭遇したのでしょうか?


ユッスー・ンドゥールさんの政治信条や政見を知らない私としては、彼がセネガル大統領になって欲しいとも、なって欲しくないとも軽々しく言えませぬ…


でも、それではあまりにもしまりのない記事になってしまいますので、私のPCからユッスー・ンドゥールさん関連の画像を探してみました。


120111_1_03 出てきたのは、まず、NHKが横浜でのライヴを放映した「MISIA Live for Africa ~アフリカのためにできること~」のDVD用のレーベル。


この番組、せっかくBSで放送したというのに、SD画質だったのが、激しく残念です

全チャンネルがハイビジョン放送になったことですし、HD画質で再放送してくれないものでしょうか…


それはともかく、MISIAユッスー・ンドゥールさんが一緒に写った写真が一枚だけ見つかりました。


それは、みんなで人文字をつくろうという、平日の昼間に行われたイベント(私は仕事のため参加せず)の写真。


120111_1_04


ナベサダさんとか、ボノさんも写っています(ナベサダさんとユッスー・ンドゥールさんに挟まれている濃い顔の人は誰?)。


で、残念ながらライヴでのスリーショットの写真は持っていませんでした


120111_1_05


この記事を書いているうちに、久しぶりに「MISIA Live for Africa ~アフリカのためにできること~」のDVDを観たくなってきましたなぁ~


そんなわけで、冒頭に書いた今年の主な選挙に「セネガル大統領選挙」を加えておくことにしましょう


そして…:2012/03/01 あの選挙のことを思い出した

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今日は私の「仕事始め」

2012-01-09 22:45:31 | ニュース

「成人の日」のきょう、私は今年の「仕事始め」でした。
世の中が祝日だというのに、、、、なんて書いたら申し訳ないことに、きのうまで11連休でしたので…


そんなわけで、今朝は、首都高速距離別料金制度に変わって初めての出勤でした。
これまで、志村料金所を通過すると「料金は700円です」としゃべっていたナビ、けさは、ポ~ンと鳴っただけで、料金の案内はありません。
代わりに、これまでポ~ンと鳴るだけだった用賀~東名高速の接続地点「料金は800円です」とアナウンスしていました。
これじゃ、「料金所」の「遅れて開きます」のゲートがますます鬱陶しい…


それはともかく、昨年11月の記事「久しぶりにETCネタ」で書きましたように、私のいつもの通勤ルート、「戸田南or高島平⇒東名接続」は、これまでの700円から800円値上がりです。しかも、日曜祝日割引お得様割引もなくなりましたので、今日のような場合は、549円から800円へと結構な値上げです


   


ところで、「仕事始め」に先立って、一昨日、こちらで書いた神奈川県立近代美術館 葉山へ出かける際に距離別料金制度を初体験しました。


この時の往路は、こちらの地図で赤線で示しました(青線はいつもの通勤ルート)。


120109_1_01 首都高速に限れば、戸田南から乗り、並木横浜横須賀道路接続まで、70.4kmのルートです。
これだけ走って、料金は900円ポッキリ

昨年までは1,300円でしたから、かなり安くなっています。もっとも、日曜祝日割引お得様割引が適用されれば1,019円でした。こうして考えれば、日曜祝日割引(▲20%)がなくなったのは大きいな…


もともとゾーン制から距離別制への変更は、首都高を短距離しか走らない(金銭面で余裕のある)人・企業か、ゾーンをまたいで走る人・企業にしかメリットはないのではないか、ほとんどの人・企業にとって「値上げ」になるのではないかと思っていました。


この料金制度変更が、本当にレベニュー・ニュートラルなのか、かなり疑心暗鬼(=首都高速の収入増が目的ではないか?)です。

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東博に初もうで(その2)

2012-01-08 21:18:40 | 美術館・博物館・アート

東博に初もうで(その1)」のつづきは、東京国立博物館(東博)・平成館1階の「日本の考古」からお送りします。


特別展が開催される平成館2階と違って、「日本の考古」は、いつ行ってものんびり&ゆったりと楽しめる、東博でも一番閑散としている展示室です
確かに、他の展示室に比べて、展示替えが少なく、あまり代わり映えしないのですが、逆に言えば、いつ行っても会える作品があるという利点もあります。
私は、土偶埴輪を観ては癒されています


一昨日は、入口から入って最初に、おなじみの遮光器土偶が展示されていました。


120108_1_01 この土偶は、宮城県大崎市田尻蕪栗字恵比須田で出土したもので、こちらで書いた「土偶ストラップ」のモデルではありません。


土偶ストラップは、


120108_1_02
このように左足が欠けています


土偶ストラップのモデルは、こちら


120108_1_03
青森県つがる市木造亀ヶ岡出土の土偶です。


ちなみに、私が土偶の魅力に打ちのめされた「国宝 土偶展」(記事はこちら)で買ってきたピンバッジも、亀ヶ岡遺跡出土の片足の土偶でした。


120108_1_04
どちらも、ぶっ飛んだ発想が素晴らしいですなぁ~


土偶と甲乙つけがたく、埴輪も楽しい


埴輪といえば、ちょうど一年前の記事「『トーハク』では軽薄だけど、やはり東博は凄い (その5)」で、こちらの埴輪について、


120108_1_05

ここでちょいと変わった形の埴輪が展示されていました。1mほどの大きさのこちら、何の形なのでしょうか?
着物をプルオーバーのように着ようとしているバートくん(シンプソン一家の長男)のようにも見えますナ。
説明プレートには、
靫(ゆぎ)」? 「Quiver」?
う~~ん、わからない…
帰宅して調べると、要は矢筒でした。
そう言われてみれば、確かにそんな風に見えます…。


なんて書きました。


この「」なるもの、どのように使われているのか、別の埴輪で知ることができました。


120108_1_06

こちらは埴輪界のスーパースター群馬県太田市飯塚町出土の国宝「挂甲の武人」です。

この武人の後に廻ってみますと、おぉっ


120108_1_07_2


背負っているのは、まさしく「


国宝「挂甲の武人」は、これまでも何度か観たことがあったのですが、まったく気づきませんでした…


昨年10月の大阪旅行で「翳(さしば)」なるものの使い途を知った(記事はこちら)ことに続いて、またまた謎を一つ解くことができました


ところで、この日の他の埴輪たちもlovelyでしたよん


120108_1_08


まるで、「埴輪の村」に迷い込んだようではありませんか?


でも、こちらの「女子」(高崎市箕郷町 上芝古墳出土)は、ちょっとおどろおどろしい…


120108_1_09


おっと「女子」の右肩の奥に「翳(さしば)」が見えますナ。


   


ところで、土偶ストラップはかなり大きくて重く、頭の上にねじ込まれた紐が簡単に抜けてしまいそうで、実用には適さない気がします。

ストラップにしてはいかがなものかと思ったら、土偶ストラップに同封されていた説明書によれば、


このフィギュアは、3月発売予定のカプセルフィギュア「考古学ミニチュアモデルコレクション」用に制作された製品にひもをつけ、マスコットにした「先行見本品」です。
実際の商品は、ディスプレイモデルとして飾り台を添付する予定で、仕様が異なります。東京国立博物館所蔵の青森県・亀ヶ岡遺跡出土の土偶をもとに、精密に作られたミニチュアの完成度をお確かめください。


だそうで、3月発売予定の「考古学ミニチュアモデルコレクション」第1弾のラインナップには、この遮光器土偶の他、埴輪・踊る人々(大)埴輪・踊る人々(小)埴輪・犬人面付壺などが予定されているようです。

国立科学博物館に負けじと、東博カプセルフィギュアを発売ですかぁ。

結構なことだと思う私であります。


つづき:2012/01/14 東博に初もうで(その3)

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「至福」に至福のひとときを味わった

2012-01-07 21:56:56 | 美術館・博物館・アート

きのうの東博探訪記も書き始めたばかりだというのに、きょうは富士山の見える美術館に行ってきました。

120107_2_03

出かけた先は、もちろん、こちらの記事決意表明した「ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト-写真、版画、グラフィックアート-」展@神奈川県立近代美術館 葉山 デス

120107_2_02

かなり交通の便のわるいところで(最寄り駅・JR逗子駅 or 京急・新逗子駅から路線バス約18分)、私はクルマで行ったものですから、ガソリン代はかかる、通行料はかかるで、交通費だけでバカにならないのですが、、、、それでも、行って良かったぁ~ とつくづく思っています。

まさしく、至福のひとときでした

とりわけ、ベン・シャーンの死後に発見されたという素描がワンサカ展示されていた第2室は、このままこの部屋に居残りしたいと思うほど。

こちらで書いた「Ounce Dice Trice」のための素描もありました
なんだか、ハンドルネームだけ知っていた人とオフ会で初めて会ったような気分でした。

MoMAWhitney Musiumを始め、個人蔵の作品を含めて、これほど広範囲に集められたベン・シャーンの作品が一堂に会するとは、いやはや、日本では空前絶後のベン・シャーン展だと思いました。

画集や教科書でしか見たことがなかった「解放(Liberation)」(生で観たら、思っていた以上にステキな作品でした)とか、「マルテの日記」から「一篇の詩の最初の言葉」とかが観られて、私にとっては涙もの…

そんな粒ぞろいの作品のなかで、きょう一番の作品はこれかな?

120107_2_05_2

至福(Beatitude)」.。

しっかりと実った麦を手にとる無表情な農民を描いた作品です。
麦の茎の隙間から見える農民のが、ベン・シャーンしています

もう3年近く前、私は「ベン・シャーンが描く手と足」という記事で、

ベン・シャーンが描く大きな手は、掴んだ(掴みかけた)幸せを決して手放さないという強い意志を示しているようです。また、大きな足(こちらの例は省略)は、大地を踏みしめて生きていく意志を示しているように見えます。

と書きました。

きょう、「ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト-写真、版画、グラフィックアート-」展を観て、改めて、ベン・シャーンの神髄は手にありと再認識しました。
それを痛感したのは、「サッコとヴァンゼッティ事件」シリーズのこの一点

120107_2_01

四人の検事」と題する作品で、サッコとヴァンゼッティを告訴した検事の方々を描いたもの。

彼らの、、、、完全に死んでいます

ベン・シャーンの作品によく登場する、生きる意志を感じさせる大きな手と対称的に、普通の大きさですし、何よりも、まったく生気がありません

ベン・シャーンにとって、この4人の検事は、生身の人間ではないと感じられたのでしょう。

私なりのベン・シャーンの作品に対する認識は間違っていないような気がします。

ベン・シャーンの作品をご覧になる機会がありましたら、是非、にご注目くださいませ。

【追記】12月24日の記事「ここに来て、急に年末らしくなってきた」で書きましたように、1月15日NHK日曜美術館は、「静かなるプロテスト~反骨の画家ベン・シャーン~」です。

また、芸術新潮の1月号の特集も「ベン・シャーン 『世直し画家』の真実

芸術新潮 2012年 01月号 [雑誌] 芸術新潮 2012年 01月号 [雑誌]
価格:¥ 1,400(税込)
発売日:2011-12-24

120107_2_04う~む、、、ベン・シャーン好きの私にはうれしい年初です

神奈川県立近代美術館 葉山 での「ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト-写真、版画、グラフィックアート-」展は1月29日で終わってしまいますが、その後、名古屋市美術館(2012/2/11~3/25)、岡山県立美術館(2012/4/8~5/20)、そして、この展覧会にたくさんの収蔵作品を出品している福島県立美術館(2012/6/3~7/16)を巡回します。

お近くで開催の節は、是非お出かけくださいませ

右の画像は「ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト-写真、版画、グラフィックアート-」の図録(2,200円)
かなり満足できる図録ですゾ

(2012/01/08 07:41)

後日談:2012/01/15 家と近所だけで過ごした週末 
辛い話:2012/01/27 ラッキー・ドラゴンとラッキー・アイランド

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