新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

行くぜ、河口湖。2012 夏

2012-07-21 17:28:04 | MISIA

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大興奮&大感動「MISIA BEST MUSIC AWARDS ~since 1998~」から2週間が経ちました。
2日目から帰ってきて書いた記事「今宵のMISIAは… (ToT)」で、


さて、MISIAの次のライヴは8月26日(日)の「MISIA Candle Night」@河口湖ステラシアターです。
またまたチケット代
が高くなって9,800円(キャンドル代含む)ですが、2夜連続でこれほどまでに素晴らしいライヴを目の当たりにしたら、行かずにはおられませんって


と宣言した「MISIA Candle Night」、無事にチケットをとれました


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しかも、1Bブロックの8列目と、「ペナルティエリア近くの左45°」的な絶好のポジション


120721_1_01


2年前の「星空のライヴVI」の時(記事はこちら)は1Aブロックの3列目と、今回よりステージに近い席(ほとんどステージと同じ高さ)でしたが、「曲げてきたぁ~が必要な角度のない席でしたから、今回の方がbetterかもしれません。


   


ところで、当日8月26日日没時刻とかの状態はどのようになっているのでしょうか?


さっそく調べてみると、まず、日没時刻18:26
開演予定時刻は18:00ですから、まだ充分に明るいはず。
もし天気が良くてステージ後ろが開けられていたら夕陽に染まる富士山を眺められるはずです
ただし、私の席から富士山が見えるのかビミョーだし、なによりも天気が心配です。


富士山麓でのMISIAのライヴは、「星空のライヴ」(2001年10月@河口湖ステラシアター)、「星空のライヴIII」(2006年8月@山中湖シアターひびき 2days)、「星空のライヴV」(2009年7月@河口湖ステラシアター 2days)、「星空のライヴVI」(2010年7月@河口湖ステラシアター 2days)と、7公演が開催されて、私は3回参加したのですが(さすがに2daysの両方に参加したことは一度もない)、3回とも天候が今ひとつで、一度も富士山を観ることができていません
あんなに近い場所なのに…
どうか今回は良い天気でありますように と切に願うのであります。


一方、当日のと言いますと、月齢8.5とかなり中途半端…
でも、正中(真南にくる)は19:15頃で、高度が30°ちょっとですから、天気さえ良ければ富士山「2 shot」を観ることができそうです。


ホント、天気が良いといいなぁ~


もし、天気が良ければ、新東名を走って


新東名新富士IC国道139号線白糸の滝国道139号線田貫湖国道139号線河口湖ステラシアター


というルートでMISIAゆかりの地を探訪する手もありそうです。


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mudefからのメール

2012-07-20 23:17:16 | MISIA

きょう、mudefからメルマガが届きました。
タイトル(件名)は、


女の子が世界を変える


これだけでは何がなんだか判りませんナ
mudefのメルマガは、


掲載記事の無断転載はお断りします。


ということですので、こちらmudef「MDGsブログ」をお読みくださいませ。
もしめんどくさかったら、こちら動画をご覧ください。



いろいろ不満を持って生活している人が多いと思いますけれど(私も…)、今の日本の社会で暮らしていることは、世界的な視野からすれば、相当に幸福な社会で暮らしているのだということを改めて痛感してしまいます。


自分に何ができるか判らないし、何かをできるとしても、それをどんな優先順位でやったら良いのか判らないのではありますが、とりあえず、このささやかな記事をアップすることが、その一歩かもしれないと思うわけで…

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久しぶりにコメントスパムが大挙襲来!!

2012-07-19 22:40:08 | 日記・エッセイ・コラム

私、このブログにコメントが投稿された時にはPC用のアドレス宛てに通知メールが飛んでくるように設定しています。
そして、PC用のアドレス宛てにメールが届いた時にはケータイに通知メールが飛んでくるようにも設定しています。
したがいまして、このブログにコメントが投稿された時には、ケータイにも通知メールが飛んでくるわけなんですが、18日の早朝からお昼頃にかけて、ケータイにその通知メールが来るのなんのって…


もう、この記事のタイトルからお察しの通り、このブログにコメントスパムが大挙して襲来していたのです


その数、18日の04:28から19日の05:20のほぼ丸1日115件


前回の「コメントスパムが大挙襲来!!」の時は「19時間で63件」でしたから、前回を上回る数です


今回のコメントスパムの特徴は、


特定の記事への「コメント」ではなく、まんべんなくこのブログに記事に「コメント」
 されていること
投稿者のIPアドレスがてんでバラバラなこと
投稿者の名前とメアドがてんでバラバラなこと
「コメント」は「英語だけれど意味をなさない」ものであること
書き込まれたURLが、すべて
   http://www.facebook.com/profile.php?id=100003406****** 
 であること(******の部分はてんでバラバラ)


というものでした。


このfacebookのURLは、試しに覗いてみるとフツーの人っぽく、このURLを使っている人たちが結託してこのブログにコメントスパムを送り込んだとは考えづらい…

いったい、何が目的でこんな迷惑なことをするのでしょうか
こちらで書いたスパムメールなら、その目的は明白なんですが…


で、きのうの昼休み、このブログのスパム認定条件に「http://www.facebook.com/profile.php?id=100003406」を加えたところ、自動的にスパム扱いになり、私の元へ「投稿通知メールが届かなくなって、さらに、けさ5:30の投稿を最後にこの手のコメントスパムは来なくなりました


ということで、現時点では「めでたしめでたし」っぽい状況に落ち着いていますけれど、本当にこれで終わりなんでしょうか?

「スパムは終わらないずっと」は勘弁していただきたいです

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NHKドラマ10「はつ恋」最終回

2012-07-17 23:29:05 | MISIA

今夜の「はつ恋」最終回を前に、録り貯めた録画用にレーベルをつくっていました。


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そして、シャワーを浴びてすっきりした気分で生視聴を開始
おっと、こんな展開とは
と、またまたこんな展開に
さらに、来たか(来てしまったか)この展開
と、思ったら、意表を突いて、MISIAによる「STAY GOLD」のカバー
そして、こんな結末…


やはりただ者ではありません、中園さん

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「安物買いの銭失い」のその後

2012-07-17 05:47:37 | 日記・エッセイ・コラム

7月14日の記事「安物買いの銭失い」で書いた職場で使う卓上扇風機を巡る「その後」のお話です。


こちらの記事で、


次の卓上扇風機を買うときには、お店で実際に確かめた上でにします。


と宣言したとおり、売り場で実際に動作状況を見て音を確かめて「次の卓上扇風機」を買ってきました。
買ってきたのはこちらデス


120717_1_01お値段は1,980円と、前回のよりは700円高いだけで(しかも今回もMade in China)、またも「安物買いの銭失い」路線か? って感じですが、今回は、実際に動作状況や音を確かめたことに加えて、ちゃんとした()メーカーの保証書付き
今回買ってきたのは、リズム時計工業「Silky Wind」という商品です。


正直、売り場では周りの音が邪魔して、商品の作動音はよく判らなかったのですが、自宅でPCに接続してみますと、


120717_1_02 売り場で感じたよりは大きな作動音ながら、これまで使っていたブツに比べれば格段に作動音は小さいのに、風量は大きいし、何よりも、以前のブツが平然と発していたビビリ音皆無
たった700円違いとは信じられないほどの品質の違い(高さ)を感じさせます
ビビリ音が無いということは、筐体の構造がしっかりしていることに加えて、羽根の精度がしっかりしているということを示しているはず。
以前使っていた卓上扇風機は、かなりビビリ音を発生していました。
もしかすると、半田付けがいい加減だったことに加えて、筐体の振動が劣化を早めたのではなかろうか…


きょうから職場で使い始めます。さて、実際の使い心地・使い勝手はいかがでしょうか?

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フェルメールの2点の「真珠」が上野に来訪中(その4)

2012-07-16 15:08:45 | タウンウオッチング

「フェルメールの2点の「真珠」が上野に来訪中(その3)」のつづきなんですが、これ以降、フェルメールは登場しませんのであしからず…


私が上野駅から東京国立博物館(東博)に向かう場合、もっぱら国立西洋美術館の角を右に曲がり、国立科学博物館の前を通るコースを取るのですが、今回は噴水池の西側を通って東博に向かいました。


120716_2_01 右の地図で、青い線がいつものコースで、赤い線が今回のコースです。


いつもと違うコースを通ったら、何度来たか判らないほどの上野公園なのに、初めて見るものが三つありました。


まず、歌川広重「東都名所 上野 東叡山 全図」の碑。


120716_2_02 こちらでも書いたように、江戸時代には上野公園全域が東叡山寛永寺の寺域でした。
この碑ではよく判りませんが、寛永寺のHPのしょっぱなに掲げられた原画(浮世絵版画)を見ると、根本中堂を始めとした堂宇はまったく無くなっているものの、多くの人たちが集まる行楽スポットであることは昔も今も変わらないようです。


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上野戦争で上野の山が焼け野原になった後、この地は、大学病院の建設予定地になったのだそうで、これが実現していたら、今のような上野公園にはなっていなかったはず。


大学病院建設計画を変更させた方胸像が建っていました。


120716_2_03 碑文を転記しますと、


オランダ一等軍医ボードワン博士は医学講師として1862年から1871年まで滞日した。かつてこの地は、東叡山寛永寺の境内であり、上野の戦争で荒廃したのを機に大学附属病院の建設計画が進められていたが、博士はすぐれた自然が失われるのを惜しんで政府に公園づくりを提言し、ここに1873年日本初めての公園が誕生するに至った。上野恩賜公園開園百年を記念し博士の偉大な功績を顕彰する。


とあります。
この胸像は、ボードワン博士「公園の生みの親であると同時に、上野の街の救世主」とも仰ぐ(?)上野観光連盟があちこちに働きかけて建てたものだそうです。
その経緯は上野観光連盟のHPに詳しいのですが、そこにとても面白い(当事者には面白いどころではないでしょうけれど)話が載っています。
この「ボードワン博士像」は2006年10月に建てられた「二代目」「上野恩賜公園開園百年」といえば1973年10月ですから、わずか30年ちょっとで代替わりしたことになります。
これには訳があって、


博士像に隠された秘密。それはなんと、初代の像は博士ではなく、博士の弟さんだったのです。像を造る時に渡された写真が間違っていたそうです‥。ちなみに弟さんは、オランダの駐日領事だったとか。


ですって
おぉ、こんなことがあるんですねぇ…


もっとも、上野のシンボル西郷隆盛像だって、こちらで書いたように、


今、日本人がイメージする西郷隆盛さんの姿・顔立ちは、西郷さんご本人に会ったこともないキヨッソーネが、西郷従道さんと大山巌さんの顔を合成して書き上げた肖像画が元になっていることは、結構知られた話です。


かなり信頼性に乏しいキヨッソーネが描いた肖像画を元にしているわけですから、実際に会った人が生きていない状況では仕方のないことかもしれません。


話を江戸時代に戻しますと、「東都名所 上野 東叡山 全図」の碑のすぐ後ろに、こんな説明板が立っています。


120716_2_04 抜粋しますと、


江戸時代、現上野公園の地は東叡山寛永寺境内で、堂塔伽藍が立ち並んでいた。いま噴水池のある一帯を、俗に「竹の台(だい)」と呼ぶ。そこには廻廊がめぐらされ、勅額門を入ると、根本中堂が建っていた。根本中堂は中堂ともいい、寛永寺の中心的堂宇で、堂内に本尊の薬師如来が奉安してあった。<中略>中堂前両側には、近江延暦寺中堂から根わけの竹が植えられ、「竹の台(うてな)」と呼ばれた。
竹の台はその名によるものである。慶応4年(1868)5月15日、彰義隊の戦争がこの地で起こり、寛永寺堂塔伽藍はほとんどが焼けた。


という次第。「竹の台」の由来を知ることができました


ちなみに、現在の寛永寺の根本中堂は、1879年に川越の喜多院から移築されたものなのだとか(喜多院の訪問記こちらこちら)。


次回は東博の展示のお話です。


つづき:2012/07/22 フェルメールの2点の「真珠」が上野に来訪中(その5)

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フェルメールの2点の「真珠」が上野に来訪中(その3)

2012-07-16 10:46:56 | 美術館・博物館・アート

「フェルメールの2点の「真珠」が上野に来訪中(その2)」のつづきは、国立西洋美術館での「ベルリン国立美術館展」


120716_1_01入場待ちの列が伸びていた「マウリッツハイス美術館展」@東京都美術館とは違って、こちらは待ち時間なしですんなりと入場できました


そして、、、「第1章 15世紀:宗教と日常生活」では、予想に反して、多くの彫刻・レリーフが展示されていました。それはそれで構わないのですが、キリスト教徒でもなく、キリスト教関連の美術にさほど興味を持てない私にとっては、何点もの聖母子像やら何点もの「龍を退治する聖ゲオルギウス」を観るのはちょっと退屈

それでも、なかなか美少年「福音書記者聖ヨハネ」(彫刻)はよござんした


120716_1_02 「第2章 15-16世紀:魅惑の肖像画」では、さほど「魅惑」してくれる作品には出会えなかったものの、やはり教科書で見た「マルティン・ルターの肖像」は、ほぉ~っとしげしげと拝見させていただきました。


この「マルティン・ルターの肖像」の作者は、「ルーカス・クラーナハ(父)の工房」とされています。

クラーナハさんが個人でクレジットされている作品が「第3章 16世紀:マニエリスムの身体」で展示されていました。


120716_1_03 「ルクレティア」です。

ルクレティアは人名でして、こちらを引用しますと、


前510年ごろ没したとされる,古代ローマの伝説上の貞女。伝説によれば彼女はタルクイニウス・コラティヌスの美貌の妻であったが,ローマ王タルクイニウス・スペルブスの子セクストゥスに強姦され,親族に復讐を託して自害した。彼女の死は王一族の暴政に対するローマ市民の憎悪をかきたて,彼らは蜂起して王を追放し,共和政を樹立したと伝えられる(前509)。


だそうで、クラーナハの作品は、まさに自害しようとするルクレティアを描いたもの。

でも、なんですっぽんぽん自害しなくてはならないのでしょうかねぇ… また、同じクラーナハの「ヴィーナス」とそっくりだし…


どうもパッと来る作品が少ないなぁ~と思いつつ、「第4章 17世紀:絵画の黄金時代」


このコーナーは、ベラスケスレンブラントルーベンス、そしてフェルメールと、おおどころが妍を競っていました


そんなおおどころの作品の前に、こちらの作品に見入ってしまいました


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ヤン・ダヴィドゾーン・デ・ヘーム「果物、花、ワイングラスのある静物」です。

とても17世紀の作品とは思えない素材・描写・美しさ

この作品に惹き付けられるのは私だけではないようで、「真珠の首飾りの少女」に次いで多くの観客を集めていました。


私、デ・ヘームなる画家をこの時までまったく知りませんでした
ところが、この後に観た国立西洋美術館常設展でもデ・ヘームの作品が展示されていました、、、


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って、こちら「果物籠のある静物」は、ヤン・ダヴィドゾーン・デ・ヘームのご子息:コルネリス・デ・ヘームの作品でした

調べてみると、マウリッツハイス美術館は多くのヤン・ダヴィドゾーン・デ・ヘームの作品を所蔵しているようで、もしかすると「マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝」にも来ているかもしれませんナ。


さて、この展覧会では「第4章 17世紀:絵画の黄金時代」が一番楽しめました


ただ、残念だったのはレンブラント「ミネルヴァ」ライティング

背景に「メデューサの頭が描かれた盾」が描かれているらしいのですが、絵の表面がテカテカと光ってよく見えません 角度を変えて見ても、やはりダメ
国立西洋美術館ともあろう会場で、こんなライティングをするなんて、ちょっと信じがたい
こんな不満を持つのは私だけではなさそうだし、この展覧会が始まって1か月が過ぎているというのに、修正するつもりはないのでしょうかねぇ…


120716_1_04 一方、「ミネルヴァ」の隣りに展示されていたレンブラントによる「黄金の兜の男」は、暗い画面の中、黄金の兜が光り輝くようで、いかにもレンブラント派 でした


そして、この展覧会の目玉フェルメール「真珠の首飾りの少女」


さすがに、結構ユルユルに観られた「ベルリン国立美術館展」では特段人だかりしています。

それでも、ちょっと辛抱(がまん)すれば、近くから観ることができました。
やはりいいなぁ~
柔らかい光が、いかにもフェルメール


120716_1_07 ところで「真珠の首飾りの少女」の女の子、「フェルメールからのラブレター」展(記事はこちら)で観た「手紙を書く女」の女の子ですよね。

宮城県美術館でこの作品を観たときよりも、ずっとゆったり「真珠の首飾りの少女」を観ることができたのは、閉館1時間前という時間帯もあったのでしょう。
やはり混んでいる展覧会は、焦らなくてすむ程度に閉館間際が良さそうです。


さて、「第5章 18世紀:啓蒙の近代へ」では、ヨハン・ゲオルク・ディル「戴冠の聖母」(彫刻デス)が良かったぁ~

120716_1_08 もしかすると、この展覧会では一番「お持ち帰りしたい作品」だったかもしれません。

衣装のヒダヒダがステキだし、お顔立ちが端正で麗しいし、なにより素材の砂岩の質感すんごくいい

衣装はのような滑らかな生地ではなく、麻か綿のちょっとゴワゴワした生地なのではなかろうかと思えます。もしこの作品が大理石で創られていたら、まったく違う印象なんでしょうねぇ。


最後の「第6章 魅惑のイタリア・ルネサンス素描」では、ダンテの「神曲」の挿絵、ボッティチェッリの素描に人が群れていました。

ちょうど、日本美術の展覧会で絵巻物を観るのが大変なのと似た感じで、もしかすると、この作品が一番観るのが大変だった気がします。


個人的にもさほど興味が無いし…と、これで「ベルリン国立美術館展」の鑑賞はおしまい


ここまで読んでいただいて感じられると思いますが、個人的には「ちょっと…」な展覧会でした。
「ミネルヴァ」のライティングの問題だけでなく、各セクションのタイトルがイマイチだし、展覧会のサブタイトル「学べるヨーロッパ美術の400年」センスが悪いし、作品も私にとっては退屈なものが多かったし…。


とかなんとか言いながら、「真珠の首飾りの少女」をあしらったポスター(B2サイズ)と「果物籠のある静物」額絵おみやげに買いましたとさ。


つづき:2012/07/16 フェルメールの2点の「真珠」が上野に来訪中(その4)

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フェルメールの2点の「真珠」が上野に来訪中(その2)

2012-07-15 09:17:56 | 美術館・博物館・アート

「フェルメールの2点の『真珠』が上野に来訪中(その1)」のつづきを書こうと思いますが、きのうの東京国立博物館(東博)国立西洋美術館のハシゴのお話は順不動で行きます。


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東博には「ミュージアムシアター」という定員30名の小さな映写室があり、週末(金・土・日・祝)にほぼ1時間おきにバーチャルリアリティ映像が上映されています。
以前から観たいと思っていたものの、当日予約制になっていて、2~3時間後の上映分しか空きがないのが常で、いつも断念していました。
ところが、「特別展の端境期」のおかげで、昨日は約1時間後の上映を予約することができました。


120715_1_012jpg しかも、上映作品は「江戸城-本丸御殿と天守-」


およそ265年間にわたり徳川15代の征夷大将軍の居城であり江戸幕府の中心であった江戸城。豪華絢爛な本丸御殿、明暦の大火で焼失した寛永の天守をはじめ、現存しない江戸城を、残された図面を元に再現しました。時代を超えて蘇った江戸城へのバーチャルトリップをお楽しみください。


というもの。
江戸城がどんな城・御殿だったのか興味津々の私にとって願ったり叶ったりです
上映までの1時間なんて、東博の中ならあっという間に過ぎてしまうだろうと考えたところ、案の上、本館1階の「ジャンル別展示」を観て、本館の西隣りにある喫煙所で一服するするうちに、予約時刻になりました。


   


私、てっきり、ナレーションが入った映像作品を上映するだけかと思っていたのですが、「ナビゲーター」によるリアル解説付きでした。映像はバーチャルリアリティ音声はリアルって寸法です。


江戸城には以前から興味を持っていて、5年前に江戸東京博物館(江戸博)で開催された「特別展 江戸城」を観に行ったのですが、この展覧会の人出がハンパなく、展示物なんてほとんど見えず もうすっかり意気消沈してほとんど場内を歩いただけだった記憶があります。


その時のリベンジ とまでは行きませんでしたけれど、広大かつ壮麗な往時の江戸城本丸をバーチャル体験することができました。
さらに、東博が所蔵する明治初期の江戸城の写真(下の写真がそれ。今年4月に東博で拝見できました)と、その現在の姿を見せてくれたりと、かなり楽しめました


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いま上映されている「江戸城-本丸御殿と天守-」、エンドロールに、


制作・著作 東京都江戸東京博物館・凸版印刷株式会社


と出てきました。
もしや… と思ったら、やはり、江戸博での「特別展 江戸城」のために制作された作品だそうな。
江戸博といえば、先月出かけた時(さわりの記事はこちら)に、「江戸城本丸大広間・松の廊下・白書院」の模型を観てきました。


120715_1_05jpg


改めて撮ってきた写真を観て、昨日観た「VR作品 『江戸城-本丸御殿と天守-』」を重ね合わせると、これまでまったくイメージできなかった往時の江戸城が頭の中に姿を現しつつあるような気がします。
次は実地検証しなくては
120715_1_06 江戸城本丸・二の丸・三の丸跡は、「皇居東外苑」として一般公開(無料)されていることですし


   


ということで、「特別展の端境期」の東博はかなりの穴場です。

「ミュージアムシアター」の待ち時間は短いし、レストランは空いているし、それでいて総合文化展はいつも通りだし、そして、 入館料600円涼しい一日を過ごせるし…。


もっとも、今度の水曜日、7月18日から特別展「青山杉雨の眼と書」が始まるわけですが…。


ちなみに、「ミュージアムシアター」の予約時刻が3時間以上先になってしまった場合、東博を出て近隣の博物館・美術館で時間を過ごす手も考えられますが、東博では一旦館外に出ると再入場はできません。もちろんパスポートを持っていればOKですゾ(今度、この手を使ってみよう


つづき:2012/07/16 フェルメールの2点の「真珠」が上野に来訪中(その3)

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フェルメールの2点の「真珠」が上野に来訪中(その1)

2012-07-14 22:16:18 | 美術館・博物館・アート

上野の東京都美術館が2年間にわたる改装を終えて、再開後最初の大規模な展覧会(リニューアルオープンは今年4月)が6月30日から始まりました。
リニューアルオープン記念と銘打って開催中の「マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝」の目玉はなんといっても「真珠の耳飾りの少女」「青いターバンの少女」という呼び方もありましたっけ…)でしょう。
先日、めったに乗ることのない電車に乗ったら、最寄り駅のコンコースに特大ポスターがあって、度肝を抜かれました


さて、せっかくのお休みですから、「マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝」を観に行ってみようかと思いつつ、きっとメチャ混みなんだろうな…と、事前に混雑状況を調べました。
すると、


120714_2_01


やはり朝から夕方まで「入場待ち」必至
でも、閉館時刻に近いタイミングなら(気がせかされますが)待ち時間無しで入場できそうです。


こんな情報を入手した上で、お昼ちょい前に上野に向けて自宅を出発しました。

まずは東京国立博物館総合文化展(平常展)を夕方近くまでのんびりと見物し、混雑の峠を越えたところで「マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝」を見物しようという算段です。


   


最寄り駅⇒JR埼京線⇒赤羽駅⇒JR宇都宮線・高崎線⇒上野駅


と、シンプルきわまりないルートで、しかも、30分ちょっとで上野に到着

上野駅の公園口改札を抜け、真夏を思わせる強い日差しの中、歩いて行きますと、国立西洋美術館の看板が目に入りました。


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おぉ、世界史の教科書で見たことのあるお顔(マルティン・ルター)と、その右には、フェルメール「真珠の首飾りの少女」


そうそう、東京都美術館では「真珠の耳飾りの少女」が、そして国立西洋美術館では「真珠の首飾りの少女」が公開中でした


こんなに接近した二つの美術館でフェルメールの作品を観られるなんて、上野のフェルメール度は、世界的にもかなり高い


   


さて、きょうの東博、ちょうど特別展の端境期(次の特別展は今度の水曜日、7月18日に始まる「青山杉雨の眼と書」展)で、当然ながら特別展のチケット売り場は閉まっていました。


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そして、来場者も少なく、それゆえのメリットを実感いたしました


その話は後回しにいたしまして(必ず書きます)、3時間近く東博を楽しんだ私は、16時頃に東京都美術館に向かいました。


120714_2_04


が、なんだか人が多い


チケットを買う前に様子を伺うと、、、、


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入場待ちの行列がズラリと並んでいます。
この時点で入場待ち時間は30分

仮に30分間並んで入場したとしても、場内は混んでいるのは必至だし、閉館時刻まで1時間という状況の中、心穏やかに鑑賞できるはずもない…


ということで、予定を変更して、「マウリッツハイス美術館展」@東京都美術館飾り」ではなく「ベルリン国立美術館展」@国立西洋美術館飾り」の方に行くことにしました。


実は私、国立西洋美術館の展覧会(特別展・常設展の別を問わず)を観るのは今日が初めてでした 屋外展示を観たり、ミュージアムショップで買い物したりは過去にはあったのですけど…


ということで、お話はつづきます。


つづき:2012/07/15 フェルメールの2点の「真珠」が上野に来訪中(その2)

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久しぶりの半田付け

2012-07-14 09:35:23 | 日記・エッセイ・コラム

一昨日の記事「安物買いの銭失い」のつづきです。


久しぶりに半田ごてを取りだして、断線して動かなくなってしまった卓上扇風機の修理に取り組みました。
まだ朝食を摂っていませんので、まさに「朝飯前」ってヤツ


半田ごてに通電すると、ほわぁ~薄い煙が…
しばらく使っていませんでしたから、ホコリがたまっていたのでしょう。
それはともかく、作業はあっという間に完了


120714_1_01


半田ごての先っぽに残っていた半田でくっつけました


そして、今度は卓上扇風機の組み立てに取りかかったのですが、これが、なかなかうまくいきません。
パーツと筐体がうまく噛み合わないし、リード線が短くて…


と、おわぁ
今度はプラスリード線が取れてしまった


120714_1_02


しかも、被膜が剥がされた根元で断線してしまっています。
ただでさえ短いリード線、さらに被膜を剥がして半田付けするなんて、こりゃ難度が高い
それでも、むにぃ~と、被膜を剥がそうとするうち、今度は別の場所の半田付けが取れてしまいました


もう、ズタボロです…


簡単な修理では直らないとあきらめた私、この際ですから、卓上扇風機を完全に分解してしまうことにしました。

どんなモーターを使っているのか興味もあったし…。


そして取りだしたモーターは、


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ごく一般的な丸形の直流モーターでした。ただし無銘

サイズを測って調べてみると、マブチモーターでいえば、「RE-280RA」というタイプに相当するようです。


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一流メーカーの同等品が200円ちょっとで買えるようですから、モーターとリード線を買ってきて、卓上扇風機復活&グレードアップさせてみましょうか…


とも考えたのですが、作動時の風音や振動からして、ファンの形状や精度かなり問題がありそうで、モーターを代えたからといって、さほどグレードアップは望めないだろうという結論に達しました。


バラバラになった(バラバラにした)卓上扇風機は、「燃やせるゴミ」「不燃物」に分別して捨てることにします。


次の卓上扇風機を買うときには、お店で実際に確かめた上でにします。


つづき:2012/07/17 「安物買いの銭失い」のその後

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