いつもながら、またしてもCMLから。しかも、マゴヒキ(http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-March/008567.html)。本日も小出裕章さんに関連した記事。「吉岡先生」というのは九州大学の先生。追記部分も重要。・・・と思ったのですがうまくコピペできないので、(孫)リンク先をご覧ください。
東京電力福島原発以外の原子力発電所はこのままでいいのでしょうか? のんきすぎやしませんかね?
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【http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-March/008567.html】
[CML 008689] [Fwd: [pmn-ml 17225] まともなジャーナリスト 福島原発について]
2011年 3月 31日 (木) 11:20:15 JST
前田朗です。
3月31日
ジャーナリストの木下黄太さんが、福島原発問題について14本ほどブログに書き続けています。
転送です。
-------- Original Message --------
Subject: [pmn-ml 17225] まともなジャーナリスト 福島原発について
Date: Thu, 31 Mar 2011 00:02:57 +0900
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http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927
長井健司のビデオカメラとテープを取り戻すために
ジャーナリスト、木下黄太のブログ。現在「福島第一原発」について書きつづけています。
原子炉の状態から、今後のシナリオ想定をする
2011-03-30 02:04:32 | 福島第一原発 木下黄太です。個人のジャーナリスト
として書いています。ジャーナリストは何をすべきなのかを、最近、良く考える
ことがあります。もちろん、いろんな答えがあるのですが、よく思うのは大政翼
賛会的な戦前に近い感じの報道状況になった場合、そこに反旗を翻せるかどうか
は、本質的な意味でのジャーナリストであるかどうかということのメルクマール
と僕は考えています。しかも、戦前と同じく、多くの人々に影響がある状況であ
ればあるほど、本質的に自分が取材分析し、できるかぎり皆さんの役に立ち、正
しいと思う中身をきちんと伝えられるかどうかが、ジャーナリストの仕事と思い
ます。今回の場合は、政府や東京電力の言うがままに、「思考停止」に伝える事
ではなく、自分の頭で考えて、いろんな情報を精査し、やるべきことをやるのみ
だと考えています。そういう観点で、お前の取材や言説が、ジャーナリストと名
乗るレベルに届いていないという批判は、甘んじて受けますが、それ以外の理由
で、僕がジャーナリストを名乗るなという単純な脅しには、屈するつもりは全く
ありません。大政翼賛会にはジャーナリストはいなかったのです。戦前のジャー
ナリストは、ジャーナリストであり続けるためには、国家から殺害される可能性
も含めた覚悟が必要でした。21世紀の日本ではそこまでの事はありません。仮
に私益がほとんど失われる事があっても、公益が少しでも多く達成されるなら、
やはりジャーナリストの本来あるべき仕事をし続けるのが、肝要と僕は思います。
僕の友人、長井健司は命を懸けても、ミャンマー大衆の置かれている悲惨な状況
を伝えました。それに比べれば、僕はまだまだだなあと思います。
・・・・・・。(肝心な部分のつづきは、オリジナルを)
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さらに、videonews.com(4月9日)の小出さんのインタビュー(http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001814.php)もご覧ください。なにか神経が麻痺してきているのですが、「再臨界」が起こっているのではないかという疑いが出ており、小出さんの口から語られるそれは説得力があるだけに、本当にどうしたらいいのか途方に暮れてしまいます・・・。「水蒸気爆発の危険性が懸念」という言葉まで出てきます。「ワーストの下、ワーストよりも悪い」状態だなんて・・・。
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【http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001814.php】
ニュース・コメンタリー (2011年04月09日)
福島原発で再臨界の疑いが濃厚に
解説:小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)
原子力安全・保安院は、8日、福島第一原発一号機の原子炉格納容器内の放射線濃度が、毎時100シーベルトに上昇したことを明らかにした。これは前日に比べて、3倍以上も高い放射線濃度にあたり、同炉内の温度と圧力も上昇しているという。
京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、放射濃度の急上昇に加え、原子炉の温度や圧力の急上昇していること、更に塩素が中性子に反応して生まれるクロル38という塩素が原子炉内で発見されたことなどから、炉内で再臨界が起きている可能性が高いと指摘する。中性子は核分裂が起きたときに発生する。
臨界とは放射性ウラン燃料などが核分裂連鎖反応を起こす状態のことを言う。「再臨界」は、臨界状態にあった原子炉が一旦停止して核分裂が止まった後、燃料棒の露出などでウラン燃料が溶け出して、圧力容器の下部に蓄積するなどして、制御されない状態で核分裂連鎖反応が起きる状態を指す。
再臨界が起きると核分裂反応の制御が困難になり、大規模なエネルギーが発生するため、原子炉内の温度があがり水蒸気爆発の可能性が高くなる。
小出氏は、水蒸気爆発が発生し、圧力容器や格納容器が吹き飛び、今とは桁違いの放射性物質が流出する最悪のシナリオにも今後警戒していくべきだと述べ、その場合、風向き次第では東京も避難対象となる可能性にも言及している。
神保哲生と宮台真司が小出氏に、福島原発の現状を聞いた。
今週のニュースコメンタリーは福島原発で再臨界の可能性が濃厚になっていることなどから、通常の更新時間を早めて、9日15時より無料で公開いたします。
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