東京新聞の記事【汚染水漏れ1年以上前報告 規制委、対策指示せず】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015022602000132.html)と、
社説【汚染水が海へ 全ての情報を公開せよ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015022602000147.html)。
あ~アベ様の言う「完全にブロックされている」「状況はコントロール」の悲惨な現実・・・・・・その後、次々に明らかにされる事実や空虚な発言の「悲惨さ、無残さ」。
『●東電原発人災: あ~アベ様の言う
「完全にブロックされている」「状況はコントロール」の悲惨な現実』
「原子力規制委員会は遅くとも二〇一三年十一月、東電から漏出の報告を受けていたのに、排水溝の付け替えなど有効な対策を明確に指示していなかった」。
な~んにも驚きません、だって原子力「ムラ寄生」委員会、原子力「推進」委員会ですから・・・・・・田中俊一 原子力「ムラ寄生」委員会=原子力「推進」委員会 委員長をはじめ委員の皆さんは「規制」などする気もなく、原発再稼働さえできれば彼らは満足。東電原発人災に集中すべきなのに、彼らはそこには全く興味がありません。
『●原子力「ムラ寄生」委員長が
「避難計画審査は不要」であり「当事者が考え」ろ!、とのこと』
「まだ懲りていないのか。東京電力は、福島第一原発の汚染水が外海に流出し続けていたのを放置し、公表もしなかった。原子力につきまとう隠蔽(いんぺい)体質を改善しないと、事故処理も進まないだろう」・・・・・・東電に何を期待しても無理です。
『●「暴走するゾウ、ゴジラを解き放とうという
「愚」」な東電をどのように「信頼」すればよいのか?』
さて、最近で最も驚き、呆れ、腹立たしかった発言・戯言・・・・・・「◆政府なお「状況コントロール」・・・・・・菅義偉官房長官は・・・・・・「港湾外の海水の濃度は法令告示濃度に比べ十分に低い。汚染水の影響は完全にブロックされている。状況はコントロールされている」」!!
まだ言うか! しかも、『影響』はブロックって・・・・・・菅氏の脳細胞の神経回路が「完全にブロック」されているようです。枝野氏の「『ただちには』影響がない」並みの空虚さ。
常々、うすうす菅官房長官はアホ?、と思っていたのですが、今回、確信に。ブログ主の中で、最低の官房長官に認定。
『●アベ様のオツムの中身のネタ元:
「憲法改正、愛国心教育、自虐的歴史教育是正、戦後レジーム脱却」』
「政界には日本会議を支持する「日本会議国会議員懇談会
(日本会議議連)」があるが、そこには安倍政権の主要メンバーが
ズラリなのだ。特別顧問は安倍首相と麻生財務相で、会長は
次世代の党の平沼代表。石破地方創生相が相談役を務め、
副会長には菅官房長官、下村文科相、高市総務相が並ぶ」
『●「「慰安婦」問題の本質とは何か」
『週刊金曜日』(2014年9月12日、1007号)について・・』
「【佐高信の新・政経外科第12回/歴代官房長官の採点者たち】、
「菅官房長官はただのイエスマン・・・・・・民主党政権は『未熟な善』
・・・・・・自民党という『老練な悪』・・・・・・
「愚首相を操る痴官房長官の危険」・・・・・・権力志向の成り上がり
特有のあくどさ」」
『●安心な新「安全神話」: 「万が一事故が起きた場合は
関係法令に基づき、政府が責任を持って対処する」』
「菅官房長官は御嶽山の水蒸気爆発も川内原発再稼働に「全く影響はない」
と言い切っています」
『●「吉田調書と原発」 『週刊金曜日』
(2014年10月10日、1011号)についてのつぶやき』
「テッサ・モーリス=スズキ氏【元オランダ人「慰安婦」は
「強かんと暴行」を証言 菅官房長官が貶めた「日本の地位」】、
「安倍内閣の姿こそ、・・・国際的に不信を買う元凶」。
『●『朝日』の「誤報」よりも、誰が国際社会の印象を
落としているでしょうか?』
(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/62a82250c5ba66a70f10829a76237225)」
『●菅義偉官房長官曰く「この問題は過去のものだ。
争点にはならない」・・・・・・なんという言い草!!』
『●火山学者のレベルや噴火予測の精度は知らないが、
超巨大噴火は起こりません、とでも言いたげな田中俊一氏』
「今回の御嶽山の噴火について菅義偉官房長官は、29日の
記者会見で「川内原発再稼働への影響を与えないと思う」
と早々と宣言。今回の噴火事故を受けて再稼働を見直すことを
否定した」
『●辺野古破壊者は沖縄で4度目の完敗だというのに、「ロコツな“沖縄イジメ”」』
「ロコツな“沖縄イジメ”だ。安倍政権が来年度予算で、沖縄振興予算を
削減する。概算要求の3794億円を1割程度削る方針だという。
菅官房長官は26日の会見で、「米軍普天間基地の移設計画と
リンクすることはない」と話したが、「よく言うよ」だ」
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015022602000132.html】
【社会】
汚染水漏れ1年以上前報告 規制委、対策指示せず
2015年2月26日 朝刊
(↑ブログ主注: まことに勝手ながらコピペさせて頂いております
【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/images/PK2015022602100038_size0.jpg】)
東京電力福島第一原発の排水溝から、高濃度の汚染水が外洋に漏出している問題で、原子力規制委員会は遅くとも二〇一三年十一月、東電から漏出の報告を受けていたのに、排水溝の付け替えなど有効な対策を明確に指示していなかったことが二十五日、規制委や東電への取材で分かった。現在も、外洋への汚染は続いている。
東電は漏出の兆候として一三年十一月ごろ、1~4号機の山側を通るK排水溝を流れる水に含まれる放射性セシウムなどの濃度が高いことを規制委に報告。昨年四月以降の測定で、法令で放出が認められている濃度基準を上回る数値であることを確認した。
規制委は一四年一月から作業部会で議論を始め、二月には東電に「一五年三月末までに濃度基準を下回るように」と文書で求めた。作業部会では、メンバーから、浄化対策が講じやすい専用港内に排水溝の出口を付け替える案や、海に放出する前にいったん水をためて、基準を満たしていることを確認した後に排出する案などが出された。
ところが、東電は「検討中」「データの整理中」などの答えを繰り返し、結局は排水溝内を清掃する方針を示し、部会で出た改修案はうやむやになった。
その一方、東電は一四年四月から一週間に一回、排水溝の流量や放射性物質の濃度などの測定を開始。日常的に汚染された水が流れ、雨になると濃度が急上昇する状況を明確につかんでいた。
しかし、規制委は東電に測定データを要求せず、東電がどんな対策を練っているのか積極的に把握しようとせず、待ちの姿勢に終始した。その結果、今月二十四日に東電が高濃度汚染水の漏出のデータを報告するまで、規制委は明確に状況を把握できていなかった。
規制委の金城慎司事故対策室長は「東電がデータの整理中と答えていたので、待っていた。排水溝近くののり面をカバーで覆ったり、除染するなど汚染源を取り除いてきたのを確認してきた」と釈明した。
田中俊一委員長は二十五日の記者会見で「排水溝は雨水などがあり、コントロールできない。放置していたわけではなく、会合で議論していた。(規制委に)責任問題はまったくない」と述べた。
(↑ブログ主注: すいません、コピペさせて頂いております
【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/images/PK2015022602100039_size0.jpg】)
◆政府なお「状況コントロール」
菅義偉(すがよしひで)官房長官は二十五日の記者会見で、東京電力福島第一原発の排水溝から高濃度の放射性物質を含む水が外洋に漏れ続けていた問題について「港湾外の海水の濃度は法令告示濃度に比べ十分に低い。汚染水の影響は完全にブロックされている。状況はコントロールされている」と述べた。政府は遅くても二〇一三年十一月以降、継続的な汚染水漏れを把握しながら、外洋への影響を否定してきた。
安倍晋三首相は二〇一三年九月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で、福島第一原発について「アンダーコントロール(管理されている)」と明言。汚染水漏れが続いていた一四年十月の参院本会議で、この発言の撤回を求められた際も「全体として状況はコントロールされている」と繰り返した。
これに対し、民主党の枝野幸男幹事長は二十五日の記者会見で、汚染水漏れについて「まったくアンダーコントロールではない状況が証明されている」と指摘。「(所管する)経済産業省がきちっと監督をしていないことの裏返しだ。国会論戦で責任を厳しく追及していきたい」と述べた。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015022602000147.html】
【社説】
汚染水が海へ 全ての情報を公開せよ
2015年2月26日
まだ懲りていないのか。東京電力は、福島第一原発の汚染水が外海に流出し続けていたのを放置し、公表もしなかった。原子力につきまとう隠蔽(いんぺい)体質を改善しないと、事故処理も進まないだろう。
安倍晋三首相は言った。
汚染水は「全体としてコントロールされ、影響はブロックされている」と。
ところが、高濃度の放射能汚染水が原発構内から外洋に漏れ続けていたことが、明らかになった。
2号機の建屋の屋上にたまったものが雨で流され、排水溝から外に出た。雨が降るたびに放射性セシウムやストロンチウムの濃度が高くなっていた。
2号機は爆発こそ免れたものの、格納容器内の圧力を下げるため、放射性物質の濃度が高い蒸気を外へ放出せざるを得なかった。そのため、1~3号機の中で最も多量の放射性物質を放出したと、されている。
雨水は止められない。汚染水対策の難しさを、あらためて思い知らされた。
だがそれ以上に問題なのは、東電がこのことを一三年十一月には知っていながら公表せず、応急措置も施していないことである。
住民の健康や漁業者の生活に直結する重大な情報こそ、コントロール(操作)され、ブロック(遮断)されていたのである。
原子力業界の隠蔽体質は、かねて指弾されてきた。情報を表に出したがらないムラ社会の体質が、福島の事故につながったという指摘も多い。これだけの惨事を起こしていながら、変われないのはなぜなのか。生命や安全を軽視し続けるのはなぜなのか。
国と東電は、汚染水対策の一環として、建屋の周りに掘った井戸からくみ上げた地下水を、浄化して海に流す方針で、漁業者との協議を進めてきた。
「信頼関係が崩れた」と漁業者が怒るのは当然だ。漁業者にとって、海は生活の糧なのだ。
漁業者だけではない。原発や原子力事業者に対する不信と不安は、3・11で頂点に達した感がある。電力会社に不利な事実やデータをも洗いざらい公開する姿勢がないと、不信はぬぐえない。国民の不安は募る。一つの隠し事があれば、他にもあるのではと、考えて当然である。誠意がなければ理解は得られまい。
首相は汚染水の監視とデータの解析、公表を、命じられないのだろうか。コントロールとブロックを約束したのだから。
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