日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/原発を売りっぱなしにしないため】(http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1737986.html)。
『●日印原発輸出・輸入の狂気: 「安倍政権は
インドが核実験した場合は協定を破棄する」という「空手形」』
「こんな《デタラメにもほどがある》こと、《ふざけたシナリオ》の強行を
許していいのだろうか?
原発輸出…ニッポン、インドはお互いに気は確かなのだろうか?
日本が輸出した核発電で核兵器製造…、アベ様や原子力ムラ住人は、
いったい、どう責任をとるつもりか?
《原発は『プルトニウムをつくる装置』》だということを無視している」
《非加盟国との調印は玉虫色で核拡散の不安が残る…我が国の原子力政策や核開発に対する考えもまさに玉虫色で、世界唯一の被爆国としての世界への核兵器不拡散の願いと安定エネルギーとしての原子力開発との整合性は見いだせない…原発を終わらせるビジネスこそ、日本のとる技術でもあるのではないか》。
核発電「麻薬」中毒患者の皆さんから頂いた「空手形」を信じろと言われても…。《世界唯一の被爆国》であるにもかかわらず、《原発は『プルトニウムをつくる装置』》に何の疑問も持たず、《双子の兄弟》(烏賀陽弘道さん)であることを理解しようとしない。そして、東京電力核発電人災で日本中=「地元」を汚染し、世界中に迷惑をかけたニッポンが核発輸出=《海外に原発を販売》。世界は、こんなニッポンをどう見ているのでしょう。恥ずかしい。
ニッポンの《原発を終わらせるビジネス》が真の意味で、この先に二度と核発電を再稼働しないことであるのならいいのですが…。核発電輸出という見返りにならなければいいのですが…。
『●烏賀陽弘道さん
『ヒロシマからフクシマへ原発をめぐる不思議な旅』読了』
《核兵器をタブーの領域に押し込めた。双子の兄弟の一人を
「いないこと」にしてしまった。原発と核兵器の「血のつながり」を
論ずることはタブーになった》
『●ベトナム、核発電建設「延期」…
ハノイ・アジア大会開催権返上といい、至極真っ当な判断』
『●「核なき世界」: 「核廃絶に向けた決議の採決で、
唯一の被爆国の日本が反対票…日本はあまりにも鈍感」』
「渡辺謙氏については、リテラにも記事が出ていました。
【渡辺謙が「核兵器禁止条約」に反対した安倍政権を真っ向批判!
「核を持つ国に追従するだけで意見は無いのか」】
(http://lite-ra.com/2016/11/post-2677.html)…《この議決に対して
米露英仏の核保有国などとともに反対したのが、
被爆国である日本だった》。」
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【http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1737986.html】
政界地獄耳
2016年11月14日10時13分
原発を売りっぱなしにしないため
★11日、首相・安倍晋三はインドのモディ首相と首相官邸で会談し、インドへの原発輸出を可能にする原子力協定に日印両政府が署名した。インドは核拡散防止条約(NPT)非加盟の核兵器保有国。非加盟国との調印は玉虫色で核拡散の不安が残る。
★我が国の原子力政策や核開発に対する考えもまさに玉虫色で、世界唯一の被爆国としての世界への核兵器不拡散の願いと安定エネルギーとしての原子力開発との整合性は見いだせない。それはコントロールできる核エネルギーとしての原子力発電を標榜(ひょうぼう)しながら東日本大震災や、それ以前の核施設での事故はいずれも人的コントロール下に置かれていたとは言い難く、時にはずさんな管理も浮き彫りになった。つまりコントロールできる核でありながら人的ミスで事故につながったというコントロール出来ていないという弱点と、地震や津波、活断層の存在など不安要素が多い国土での安全性の担保も胸を張れるものではないからだ。
★福島第1原発の沈静化や廃炉に関しても予算的要素も、廃炉技術も不透明なものばかりで、過去の説明とはずいぶんと違うようだ。その中で海外に原発を販売しようというのだから、日本の原発ビジネスは「売ったら売りっぱなし」のようなものだ。廃炉作業まで責任を持てるのか。わが国でもやったことがない作業を無視して売り抜けようというのはかなり乱暴なビジネスといえる。
★そこで一部から声が上がり始めたのが、福島第1、第2、新潟・柏崎刈羽の一部原発の廃炉の作業とその研究を海外の専門家とともに行い、廃炉技術の確立とその技術者を育成しようという考え。廃炉の技術を持ってこそ安全で安定的な原発ビジネスになろうというものだ。原発を終わらせるビジネスこそ、日本のとる技術でもあるのではないか。(K)※敬称略
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