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●「ドナ・シン」と日米FTA:トランプ氏、猪突猛進なアベ様評は「彼はとんでもないやつだ、すごいぞ」!

2016年11月12日 00時00分46秒 | Weblog


東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016111102000139.html)。

 《世界中に「まさか!」と「なぜ?」が交錯したが、わが国の政界も、!と?には事欠かないトランプ氏の勝利で早期発効の見込みが消えたTPPの承認案を衆院で可決した。まさか! という猪突猛進ぶりである》。

 トランプ氏、アリ地獄へ猪突猛進なアベ様評は《彼はとんでもないやつだ、すごいぞ》!、だそうです。

 一方、アベ様も……、リテラの記事【さすが同じ差別主義者! 安倍首相がトランプを「類い稀なる能力」と絶賛、側近も「発想が同じだからウマがあう」】(http://lite-ra.com/2016/11/post-2689.html)によると:

   《「トランプ次期大統領は、その類い希なる能力により、ビジネスで
    大きな成功を収められ、米国経済に多大な貢献をされただけでなく、
    強いリーダーとして米国を導こうとされています」…もちろん、外交上、
    社交辞令は必要だろうが、あのトランプに対して、
    まさかここまで歯の浮くようなおべっかを使うとは…》


…だそうです。
 同様に、日刊ゲンダイの記事【トランプ勝利を口実に 安倍政権が狙うは「改憲と国防軍」】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/193595)では:

   《ドナルド・トランプ(70)は選挙期間中に思いやり予算の増額を求め、
    在日米軍の撤退論にまで言及した。それを踏まえ、「日米同盟が
    揺らぎかねない」ともっともらしく報じるのだが…》


…強権的で、無法な部分も共通しているように思います。
 さらに、再びリテラの記事【トランプと安倍は気が合う一体化して戦争に突き進む恐怖、トランプリスクを利用し9条改正に動く危険性も】(http://lite-ra.com/2016/11/post-2686.html)には:

   《トランプが「在日米軍費用をもっと負担すべきだ」
    「負担しなければ撤退する」と言ってくるなら、リスクの塊である
    米軍基地を日本に置かせておく必要はない。
    「金は積まない、撤収してくれ」。そうはっきりと
    トランプに突きつければいいのだ》


…でしょうけれども…、逆に、喜んでより一層の「思いやり」を上納し、「沖縄差別」「沖縄破壊」を続け、「負担軽減」なんてこっれっぽちも考えず、決してアベ様は高江辺野古の破壊等々を止めることはないでしょう。これ幸いと、壊憲に邁進すると思います。

 似た者同士、「ロン・ヤス」関係の悍ましさの再現です。「ドナ・シン」関係?、とでも呼ぶのでしょうか。気持ち悪く、醜悪です。

   『●武器輸出三原則から戦争できる国へ:
      「青年将校」氏が種をまき、小泉氏が水をやり、アベ様が収穫
    《中曽根元首相、強気発言明らかに 対米武器技術供与巡り…
     中曽根康弘首相がレーガン米大統領との初めての首脳会談を翌月に
     控えた1982年12月、武器輸出三原則の初の緩和となる
     対米武器技術供与について「自分が決断すればいいことなので、
     いける。国会が止まることも覚悟」と駐米大使に語っていたことが、
     24日付で公開された外交文書でわかった。内閣法制局には
     「違憲との反対意見があったが、中曽根氏が押し切ったことも、
     後のインタビューで明らかにしている》


 さて、TPP。衆院で、またしても、強行採決。アベ様らときたら…。
 リテラの記事【トランプでTPP消滅なのに…安倍政権が本会議で承認を強行採決し世界の笑い者に! TPP礼賛のマスコミも共犯だ】(http://lite-ra.com/2016/11/post-2687.html)には:

   《一体、何のために……。先刻、4日の特別委員会につづいて
    衆院本会議でもTPP承認案・関連法案が強行採決された。
    ご存じの通り、昨日開票が行われたアメリカ大統領選では
    「就任初日にTPPから離脱する」と宣言しているドナルド・トランプが勝利。
    これを受けてマコネル上院院内総務は記者会見で
    「年内にTPP採決は行わない」と述べた。オバマが任期中にTPPを
    批准する可能性はほぼ断たれアメリカが不参加となればTPPは発効されない

…とあります。「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」というアベ様、きっとトランプ氏と気が合うはずだ、と思っていました。
 ところが、トランプ氏は何を考えているかというと……東京新聞には【<トランプの米国>(上) TPP否定「貿易は2国間で」】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016111190070635.html)とあります。記事によると:

   《◆重要閣僚候補のブレーン語る…「TPP(環太平洋連携協定)が良いとか、
    悪いとかではない。トランプ氏は貿易交渉は二国間でやるべきで、
    多国間協定はだめだと言っている」》

…だそうです。
 つまり、多国間にしろ、二国間にしろアベ様はアリ地獄へ《猪突猛進》している訳です。

 ツイッター上で、日刊ゲンダイの次の記事【TPP交渉に首藤信彦氏「日本はイカサマ麻雀にハメられた」】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/166322/6)を教えてもらいました。そこには:

   《一言で言えば、TPPは米国が周到に仕掛けた罠なんです。
    TPPは表部隊と裏部隊がワンセット。表のTPPと裏の2国間協議
    一体化されていて、TPPが発効しなくても2国間協議の合意事項は効力を
    発する仕組みになっているんです
    …安倍首相は野党時代はTPPに反対していました。それなのに、
    政権に返り咲くと手のひらを返し、アベノミクスを進めるために米国に
    TPP参加を頼み込んだ。それで突き付けられたのが日米並行協議です》

…とありました。
 あ~、アベ様ときたら。どちらにしろアリ地獄。普段あれだけ周辺国を「小ばかに差別主義」なヘイトな言動・行動をするのに、「悪しき先例」米韓FTAという悪夢に全く学んでいません。米日FTA…、《喜劇的な不平等協定》=「悪名高きISD条項」一つとっても、ニッポンには致命的。ニッポンをアメリカに差し出す「愚」。

   『●TPP、米韓FTAという先達に学ばないと・・・・・・
     「米韓FTAは「TPPのひな型」だ。悪名高きISD条項
      盛り込まれている。「投資家が自由な経済活動を
      侵害された場合、国家を訴えることができる」というやつだ。
      もっとも、適用されるのは韓国内に限られる。韓国企業が
      米国内で活動する場合は、「米国の国内法が優先される」と
      序文にある。つまり、自由な経済活動をできるのは
      米国企業だけなのだ。韓国はなぜこんな
      喜劇的な不平等協定を締結したのか」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016111102000139.html

【コラム】
筆洗
2016年11月11日

 環太平洋連携協定(TPP)とは、どんなものか。「TPPは、新たな災厄。米国を辱めようとするもの」と言ったのは、ドナルド・トランプ氏だ▼彼は「TPPは日本の為替操作を止めはしない。TPPを止めないとダメだ。米国の労働者を守らなくては」とも語っていた。まるで、TPPは日本などの陰謀とでも言わんばかりだ▼そんなトランプ氏が、米大統領選で予想を裏切って勝利した。世界中に「まさか!」と「なぜ?」が交錯したが、わが国の政界も、!と?には事欠かない。トランプ氏の勝利で早期発効の見込みが消えたTPPの承認案を衆院で可決した。まさか! という猪突(ちょとつ)猛進ぶりである▼十分な論議は尽くされた、と思う国民がどれほどいるか? 早期発効の見通しが消えた今こそわが国の通商政策や農業について、じっくり議論すべきではないのか? 疑問符を山積みにしたまま、事を進めている▼ちなみにトランプ氏が、安倍首相をこう評したことがある。「彼はとんでもないやつだ、すごいぞ。何でも、通商問題で米国の交渉相手らを丸め込んでしまう手腕が、とんでもなくすごいというのだ▼その首相は国会で、わが(自民)党においては結党以来強行採決しようと考えたことはないと明言していたが、自民党はTPP承認案を衆院特別委で強行採決した。いや本当に、とんでもない
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コメント
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