東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016110402000143.html)。
《▼そもそも、自民党は「聖域なき関税撤廃」を前提にしたTPPには反対し、食の安全安心の基準は守る、と明言していたはず。その言葉はどこかに置き去りにされ、農と食の安全という聖なる場所を見守るはずの大臣は冗談騒ぎ。「冗」の字もあきれる悪い冗談だ》。
そもそも「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」という「冗談」のような自民党の公約…自公や「癒(着)」党に投票したオメデタイ皆さんたち。「あとの祭り」。加速度的に破壊されていくニッポン。
今回の強行採決、死ぬ気で「民」と共に「進」むべき党が、ヒヨッタことにも大変に大きな原因があります。
『●「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」、
騙す阿呆に、騙される阿呆』
『●公約破りの自民党が推進するTPP、その旗を振るマスコミにも呆れる』
『●自公議員は、TPP問題だけは「信頼」できるし、
「責任」を持つって? 救いようのない○○です』
『●アベ様「TPP断固反対といったことは一回も、
ただの一回もございません」…TPPのみならずウソだらけ』
『●現実路線に転じ、暴言を撤回する「ト」な米大統領候補
…アベ様同様、選挙が終われば豹変するに決まってる』
さすがな、『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の素晴らしく的確なタイトルの記事【TPP“騙し討ち強行採決”は安倍首相の強い意向だった! 民主主義を無視し嘘を撒き散らす安倍政権の増長】(http://lite-ra.com/2016/11/post-2670.html)。《こんなやり方がまかり通るこの国は、ほんとうに民主主義国家なのだろうか。本日、衆院TPP特別委員会でTPP承認案および関連法案が「強行採決」されたが、それは議会運営をまったく無視したものだった》。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016110402000143.html】
【コラム】
筆洗
2016年11月4日
「冗」という字は、もともと「宀(べん)」と「儿(じん)」を組み合わせた形だったという▼白川静博士の『常用字解』によると、宀は祖先をまつる廟(みたまや)の屋根の形で、儿は人。聖なる場所で宿直をする人が、「冗」だという。それは大切な仕事なのだが、大してやることもない。それで、冗は「ひま」や「むだ」という意味を持つようになったそうだ▼わが国の大臣という仕事も、よっぽどひまなのかどうか。山本有二農林水産相は、なかなか冗舌である。環太平洋連携協定(TPP)承認案をめぐって、強行採決をにおわすような発言で国会を紛糾させたと思ったら、今度は、こんなことを口にしたという▼「こないだ冗談言ったらクビになりそうになりまして…」。要するに強行採決云々(うんぬん)の騒ぎを冗談で済ませようというのだ▼この発言で国会はまた紛糾しているが、政権はなお早期の採決を目指しているという。肝心の米国では大統領候補が二人ともTPPに反対しているのに、大統領選の結果を見届けることなく、拙速に決めようというのは、どんな思惑があってのことか▼そもそも、自民党は「聖域なき関税撤廃」を前提にしたTPPには反対し、食の安全安心の基準は守る、と明言していたはず。その言葉はどこかに置き去りにされ、農と食の安全という聖なる場所を見守るはずの大臣は冗談騒ぎ。「冗」の字もあきれる悪い冗談だ。
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