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日刊ゲンダイのコラム【浜矩子/墓穴に転がり込んだ安倍政権に自ら息の根を止めさせろ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228408)。
《昨年6月に「どアホノミクスの断末魔」(角川新書)という本を書きましたが、本当にその通りの断末魔になってきたなとつくづく思います。政権が崩れていく時というのは、多面的な問題が次々噴出するものなんですね。ついにはセクハラやそれをめぐる低レベルな発言まで出てきて、もう末期的です》。
『●「膿」で出来上がった政権、政党…ウルトラ差別主義者=
麻生太郎財務相の「責任」は有耶無耶に?』
《安倍首相は「徹底的に膿を出す」などと言っていますが、そもそも政権そのものが本質的に膿の塊。膿が全部流れ出れば何も残らないでしょう》…全く同感。
「ドアホノミクス」(©浜矩子さん)経済も、あらゆる内政・害交が無茶苦茶。
「もっと大事な問題がある」だって!? アホかっ! 《政治課題が山積していればこそ、きれいに掃除して、まっとうな環境づくりが急務」》。アベ様の「積極的平和主義」を愛する公明党・山口那津男代表も、加計問題について「どんな国政上の意味あるのか」と仰ったそうだ。もう、自民党と合体しては如何か?
浜矩子さん曰く、アベ様は《「愛国者」ではなく「愛僕者」。国ではなく自分を愛している。だから彼が「国難」と言う時は「僕難」と思った方がいい。愛僕者に付ける薬はありません。我々は一致して、愛僕者を葬り去るべく、力を合わせるしかない》!
『●「「トカゲのシッポ切り」ではなく、「頭の切り離し」」(森裕子さん)。
佐川事件でなくアベ様御夫妻案件』
『●菅義偉・最低の官房長官は、今なぜ、アベ様に向かって
「地位に恋々としがみつく」とは言わないのですか?』
『●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった
…五日後の「秘密会議」に太田充氏も』
『●「新聞をお読みにはならない」財務相: 切り離し不可の「頭」…
「責任」なんて言葉はそのオツムには無し』
『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、
アベ様の「我が軍」も既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える』
『●「真相解明は大切。だが、ウソをつくのは認めて」
→「首相…のためなら、自民党はどうなっても」(筆洗)』
『●「なぜ面会したのか。首相はどう関与しているのか。
まさか、そこのところはどうも思い出せぬでは」ネェ?』
『●斎藤貴男さん「家柄だけのボンボン爺さんの
チョイ悪ぶりっ子ほどみっともないものはない。恥を知ろう…」』
『●「謝罪会見の場に、被害女性を散々おとしめた
麻生氏の姿はなかった」…ウルトラ差別者の責任は有耶無耶?』
『●青木理さん「特定のメディア組織に属してはいても、
記者が本来奉仕すべきは、広い意味での読者や視聴者」』
『●青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…
…ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも…』
『●加計学園問題で、菅良二「今治市長は“お仲間”のため
行政のルールをねじ曲げたの?」(室井佑月さん)』
『●彼/彼女らにこそ「超監視」を! 「市民総出で見張り、
がんじがらめにしておかなければ、危険すぎる」』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228408】
浜矩子 同志社大学教授
1952年、東京生まれ。一橋大経済学部卒業後、三菱総研に入社し英国駐在員事務所長、
主席研究員を経て、2002年から現職。「2015年日本経済景気大失速の年になる!」
(東洋経済新報社、共著)、「国民なき経済成長」(角川新書)など著書多数。
墓穴に転がり込んだ安倍政権に自ら息の根を止めさせろ
2018年5月5日
(野党が欠席した衆院予算委(C)日刊ゲンダイ)
昨年6月に「どアホノミクスの断末魔」(角川新書)という本を書きましたが、本当にその通りの断末魔になってきたなとつくづく思います。政権が崩れていく時というのは、多面的な問題が次々噴出するものなんですね。ついにはセクハラやそれをめぐる低レベルな発言まで出てきて、もう末期的です。
具体的な問題は、財務省、厚労省、文科省、防衛省という「役所の不祥事・疑惑」という形なので、自民党も「官僚機構に振り回される自分たちは被害者だ」というポーズで事を収めようとしました。しかし、それで納得するほど国民はバカじゃない。役所のトップの大臣は政治家なわけで、政治家が責任を取らなければおかしい、ということを国民は分かっている。
麻生財務相にしても、この期に及んで悪あがきを続けているのだから救いようがありません。麻生財務相が辞任すると政権の屋台骨が崩れるので安倍首相が困る、などと解説されていますが、そういう次元でしか、ものを考えられないというのもこの政権のお粗末さを物語っている。
加えて、財務次官のセクハラ問題で、女性記者が次官との会話を録音したデータを週刊新潮に渡したことについて、自民党の衆院議員が「ある意味犯罪」だと失言したり、「#Me Too」のボードを掲げて抗議した野党の女性議員に対して、別の自民党議員が「セクハラとは縁遠い方々」とツイッターに書き込んだり。口を開けば、下劣さを露呈するばかりなのに、彼らはそうなることにさえ気が付かない。知性のなさは目を覆いたくなるほどです。政権が崩れる時というのは、こうしてあらゆる形で愚劣ぶりがほとばしり出てしまうのでしょう。
■「愛僕者」に付ける薬はない
安倍首相は「徹底的に膿を出す」などと言っていますが、そもそも政権そのものが本質的に膿の塊。膿が全部流れ出れば何も残らないでしょう。
政治家が下心や野望を達成するために政策を私物化すると、結局、墓穴を掘るということがよく見えてきましたね。こうなったら、政権側が自分たちで墓穴を掘って、そこに転がり込み、自ら息の根を止めるよう徹底的に追い込んでいく必要があります。それが今の野党の仕事です。野党側のペースで総選挙に持っていければいいですね。
野党はとことん審議拒否したらいい。嘘やごまかしの安倍政権とは、マトモな議論が成立する余地はありません。空気が悪すぎて呼吸のできない部屋では、議論すればするほど、呼吸困難に陥ったり、一酸化炭素中毒になったりしてしまう。まずは部屋を浄化しなければなりません。北朝鮮情勢や貿易戦争などもっと大事な問題があるなどと、野党を批判する向きがありますが、政治課題が山積していればこそ、きれいに掃除して、まっとうな環境づくりが急務です。
安倍首相は「愛国者」ではなく「愛僕者」。国ではなく自分を愛している。だから彼が「国難」と言う時は「僕難」と思った方がいい。愛僕者に付ける薬はありません。我々は一致して、愛僕者を葬り去るべく、力を合わせるしかないと思っています。
(浜矩子/同志社大教授)
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