琉球新報のコラム【<金口木舌>7番目の「九条の碑」】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-616496.html)。
《「あの戦争が頭から離れない。もう二度とごめんだ」。「対馬丸」生存者の平良啓子さん(83)はそう訴え、大宜味村内での「九条の碑」早期建立を呼び掛けた…▼自身の体験を語り継ぐ活動を続けている。元小学校教師。現在は大宜味村憲法九条を守る会の会長を務める。「戦争の前にまず教育がおかしくなる」と指摘し、教育の「戦前回帰」を懸念する》。
「対馬丸」生存者の御一人、《あの戦争が頭から離れない。もう二度とごめんだ》、と。そして、沖縄県7ヵ所目、大宜味村内での「九条の碑」早期建立を呼び掛けておられます。《「戦争の前にまず教育がおかしくなる」と指摘し、教育の「戦前回帰」を懸念する》、本当にそうです。ハタやウタを子供たちに強制し、教師の内心をかき乱す…。洗脳するが如く、幼児や幼子に「教育勅語」を暗唱させる…。
壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」といったこを許していいのか? その先にある、緊急事態条項創設をも。《沖縄は全国の半数を占める。住民を巻き込んだ地上戦を経験し、平和憲法への思いは強い。「未来ある子孫への贈り物」。大宜味村の碑は、そう刻む予定だ。次代に残すのは「不戦」。メッセージは明確だ》。
《不戦を誇る国であれ》と願う。
『●「通貨が社会を変える?」
『週刊金曜日』(2014年7月4日、998号)についてのつぶやき』
【黒島美奈子の政治時評/対馬丸事件の教訓を唾する「武力放棄」
憲法下での異常 日本は再び戦争のできる国に】、「この悲劇は、
いったん戦争に巻き込まれればいかなる対象も、攻撃される対象と
なる危険性を後世に伝えている」
『●「戦没 新聞人の碑」と「対馬丸犠牲者の慰霊碑 小桜の塔」』
『●「沖縄戦20万余の犠牲者、焼き場に立つ長崎の少年」や
アジアでの慰霊につなげる意思が感じられない…』
「《「対馬丸事件」…。沖縄で事件を後世に伝える生存者たちは
「今も続く沖縄の苦しみは『真珠湾』が原点。首相には、
そこまで思いを至らせてほしい」と願っている》…でも、残念ながら
アベ様には、《そこまで思いを至らせ》る、なんて無理というもの…」
《▼その時代に戻ることはないと信じているが、「嫌中・嫌韓」が
声高に語られる風潮には危うさを感じる。それを政治家が
あおっているのだから尋常ではない▼閣僚の靖国参拝に対する
中韓両国の抗議を安倍晋三首相は
「わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない」と突っぱね、
「侵略の定義は国際的にも定まっていない」と過去の侵略戦争や
植民地支配を正当化するような発言を重ねた。経済優先の
「安全運転」に徹してきた首相の「地金」がむき出しになってきた》
『●現在進行形の「身代わり」: 「反省と不戦の誓いを…
沖縄を二度と、身代わりにしてはならない」』
『●「不戦を誇る国であれ」…2017年も、
アベ様ら自公お維の議員や支持者の耳には届かず』
『●「軍事的対応ではなく、緊張緩和に知恵を絞り、
外交努力を重ねることこそが平和国家を掲げる日本の役割」』
『●高畑勲監督より三上智恵監督へ、
「あなたがつくっているような映画が、次の戦争を止める」』
「こういったリテラ記事に添えられている「自由民主党HPより」の図を
ご覧あれ…その極めつきのウソツキぶりが明確に、呆れるほどに。
《不戦の誓いを守り続ける
そして、国民の命と
平和な暮らしを守り抜く
平和安全法制》
…噴飯もので、冗談としか思えない詐称」
『●「好戦国…日本に対する大なる疑惑」(吉田茂元首相)…
「だから、九条を定め、この誤解を正さねば…」』
『●東京新聞社説: 「キナ臭い…現実の追認は
未来への否認である。…九条の精神を壊してはなるまい」』
『●「戦争の愚かさを身に染みて知っているはず…
9条の「戦争放棄」「戦力不保持」の理念はその教訓の結晶」』
「《不戦を誇る国であれ》と願う。《「安倍一強政権」がやりたい放題》で、
次は、壊憲したいという。沖縄では、相変わらず、高江を破壊し、
さらには、辺野古破壊や嘉手納基地での問題など、「負担軽減」の
「フ」の字も、「ケ」の字も無い。「慰霊の日」の沖縄訪問での、
沖縄県民の皆さんのアベ様へのあの冷たい視線」
《戒律「殺すなかれ」…▼9条の理念を「信念」として生かす選択を
いま一度考えたい。信念を貫いたドスさんを手本に。
「現実的でない」と何度言われても「殺さず命を救いたい」と》
『●「竹やりで…」「特攻艇・震洋」「人間機雷・伏龍」…
「最も戦争に接近した八月」に「愚かな戦争に学ぶ」』
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【https://ryukyushimpo.jp/column/entry-616496.html】
<金口木舌>7番目の「九条の碑」
2017年11月20日 06:00
「あの戦争が頭から離れない。もう二度とごめんだ」。「対馬丸」生存者の平良啓子さん(83)はそう訴え、大宜味村内での「九条の碑」早期建立を呼び掛けた
▼1944年8月、疎開先の九州へ向かう途中、船が米潜水艦の攻撃を受けた。火が燃え広がる船から海に投げ出され、6日間漂流した末に助かった。9歳の時だ。学童775人を含む1418人が犠牲になった
▼自身の体験を語り継ぐ活動を続けている。元小学校教師。現在は大宜味村憲法九条を守る会の会長を務める。「戦争の前にまず教育がおかしくなる」と指摘し、教育の「戦前回帰」を懸念する
▼「九条の碑」は県内6カ所にある。那覇、読谷、西原、石垣、宮古島、南風原の各市町村だ。大宜味の碑は7カ所目となる。寄付で賄う資金は、まだ目標額に足りないが、年内建立を目指している
▼急ぐのは、現状への危機感からだ。安倍晋三首相が改憲への意欲を示す中、10月の衆院選で与党が大勝した。「何としても一日でも早く碑を造りたい。九条を絶対に守ると訴えていきたい」と平良さん
▼他県で「九条の碑」があるのは広島など6カ所。沖縄は全国の半数を占める。住民を巻き込んだ地上戦を経験し、平和憲法への思いは強い。「未来ある子孫への贈り物」。大宜味村の碑は、そう刻む予定だ。次代に残すのは「不戦」。メッセージは明確だ。
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