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●中村哲さんが卒業した九州大学の学生団体「哲縁会」、D4Pの安田菜津紀さんと《「良心をつなぐ仕事とは」故・中村哲さんの志を大学生と考える》

2025年02月02日 00時00分00秒 | Weblog

// (20250129[])
中村哲さん、《現地の慣習や風土、文化を尊重…平和主義を貫いた医師の理念》。
 違憲に壊憲。軍事費倍増。我々の税金で、(オンボロな) 武器を買い漁る。明らかに違憲です。明確に平和憲法に反する。戦闘機輸出でゼニを稼ごうという卑しい国に成り下がり、随分と落ちぶれたものだなニッポン。大愚行。中村哲さん「治安を良くするのは武力ではない」。《中村哲は、07年に東洋経済に「殺しながら助ける支援というものがありうるのか干渉せず、生命を尊ぶ協力こそが、対立を和らげ、武力以上の現実的な『安全保障』になることがある。これまで現地が親日的であった歴史的根拠の一つは、戦後日本が他国の紛争に軍事介入しなかったことにあった」と寄稿…政府には人道支援についても中村の遺志を継ぐ積極的評価をしてもらいたい》(政界地獄耳)。《暴力によって立つ者が暴力によって滅びることは、人類史上の鉄則である》《平和憲法のもとでの日本の国際貢献のありようを体現した人だった》《治安を良くするのは武力ではない》。日本は、平和主義を貫くべきだ。ガルトゥング博士の「積極的平和主義」に徹するべきだ。人の親として、子や孫をそんなに〝人殺し〟に行かせたいものか?

   『●NGO「ペシャワール会」の中村哲さんが亡くなる…《平和憲法の
          もとでの日本の国際貢献のありようを体現した人だった》
    「NGO「ペシャワール会」の中村哲さんが亡くなる…
     《平和憲法のもとでの日本の国際貢献のありようを体現した人だった》。
     《「治安を良くするのは武力ではない」という先生の志を、
     絶やしてはいけない》」

   『●《現地の慣習や風土、文化を尊重…平和主義を貫いた医師の理念》
       《治安が悪化しても人々を見捨てず、見下すこともなかった》
    《「すべて剣をとるものは剣にて滅ぶ」。伊江島の土地闘争のリーダー、
     故・阿波根昌鴻さんが反戦平和資料館ヌチドゥタカラの家の前に
     掲げた言葉だ…▼阿波根さんの生き方は、非政府組織(NGO)
     「ペシャワール会」代表の中村哲さんに重なる。
     「非暴力による平和の貢献として沖縄県民が認めてくれた
     「暴力によって立つ者が暴力によって滅びることは、
     人類史上の鉄則である」》

   『●アベ様の「積極的平和主義」とガルトゥング博士の
      「積極的平和主義」と中村哲さんが実践してきた「平和主義」と
   『●軍事費倍増、43兆円…バカげている ――― 中村哲さん「治安を良く
      するのは武力ではない」、《武器で平和つくれない》を思い出そう
   『●「平和学の父」ガルトゥング氏は《貧困や差別などのない社会状況を「積極
      的平和」と定義》し、戦争法のアベ様が掲げた「積極的平和主義」を批判
   『●戦闘機輸出でゼニを稼ごうという卑しい国に成り下がり、随分と落ちぶれた
        ものだなニッポン…中村哲さん「治安を良くするのは武力ではない」

 D4Pの安田菜津紀さん《「これは役割分担なんですよ」という言葉を、現地で支援する方からいただいたことがあったんですね》…ブログ主自身を振り返り、何の《役割分担》を担っているのか、何か自己嫌悪に陥ってしまう…。《葛藤》を抱えてしまう。
 RKB毎日放送の神戸金史解説委員長による、FBSオンラインの記事【安田菜津紀「良心をつなぐ仕事とは」故・中村哲さんの志を大学生と考える】(https://rkb.jp/contents/202501/193608/)によると、《ペシャワール会の中村哲医師が亡くなって5年。九州大学(福岡市)の後輩が、中村さんの遺志を語り継ぐ取り組みを進めている。1月17日には、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんと学生たちが語り合うイベントが開催された。RKB毎日放送の神戸金史解説委員長が、1月28日放送のRKBラジオ『田畑竜介 Grooooow Up』でそのもようを伝えた》。

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https://rkb.jp/contents/202501/193608/#5Lit5p2R44GV44KT44GM5a6J55Sw6I+c5rSl57SA44GV44KT44Gr5LiO44GI44Gf5b2x6Z+/

安田菜津紀「良心をつなぐ仕事とは」故・中村哲さんの志を大学生と考える
2025/01/28 16:41
神戸金史 報道局解説委員長


目次
1. 後輩が継ぐ中村哲さんの遺志
2. 中村さんが安田菜津紀さんに与えた影響
3. 「激動」の時代に“良心の灯”を絶やさない
4. 中村哲さんの思いが会場に満ちて


          radiko podcastで聴く


ペシャワール会の中村哲医師が亡くなって5年。九州大学(福岡市)の後輩が、中村さんの遺志を語り継ぐ取り組みを進めている。1月17日には、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんと学生たちが語り合うイベントが開催された。RKB毎日放送の神戸金史解説委員長が、1月28日放送のRKBラジオ『田畑竜介 Grooooow Up』でそのもようを伝えた。


後輩が継ぐ中村哲さんの遺志

中村哲さんが卒業した九州大学には「哲縁会」という学生団体があります。卒業生である中村哲さんの遺志を学び、読書会などで広く発信していく活動を続けています。

     (ガンベリ砂漠で中村哲さん=2010年2月撮影)

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中村哲さん:ペシャワール会現地代表。1946年、福岡県生まれ。九州大学医学部卒業。国内の病院勤務を経て、84年パキスタン・ペシャワールのミッション病院ハンセン病棟に赴任、パキスタン人やアフガン難民のハンセン病治療を始める。2000年から、干ばつが厳しくなったアフガニスタンで飲料水・灌漑用の井戸掘削を始め、2003年からは農村復興のため大がかりな水利事業に携わる。2019年12月4日、銃撃され死亡した。
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哲縁会が1月17日、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんを招いて、「良心を繋(つな)ぐ仕事」というテーマで意見交換しました。一般公開されたイベントだったので、会場の九大西新プラザには100人以上が詰めかけました。

九州大学共創学部3年の阪井翔大さん(22歳)が、安田さんに語りかけました。

     (安田さんに質問する阪井翔大さん(左))

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阪井:安田さんは「現場を伝える仕事」をされています。それに対して、中村哲さんは「現場で支援する仕事」、現場で支援する側の人物です。どちらの立場も重要であることは前提ですが、それらの世界の問題、社会問題に対する向き合い方や違いについて、掘り下げていきたいと思っています。会としては、中村哲さんの本や会報、言葉から引用して、安田さんがそれをどのように解釈されて、現場をどういう風に伝えていらっしゃるのかうかがい、最後には「良心をつなぐ仕事とは何か」について考えていきたいと思います。
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中村さんが安田菜津紀さんに与えた影響

安田さんは講演で、シリアで空爆を受け片足を失ってしまった8歳の女の子の言葉や、イスラエルの高校教師が、ガザで犠牲になった子供たちの写真とともに「この狂気を止めるんだ」とSNSに投稿したら、学校から解雇され逮捕されたことを紹介しました。現場の見聞、戦争の実態を説明しました。

     (紛争地や被災地に生きる人の声を紹介する安田さん)

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安田菜津紀さん:1987年、神奈川県生まれ。フォトジャーナリスト。認定NPO法人Dialogue for People副代表。東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で、難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は岩手県陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に』(ヘウレーカ)、他。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。
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     (中村さんに惹かれ九大医学部に進学した木原秀将さん(中央))

学生との対話が始まりました。医学部4年の木原秀将さん(23歳)は、「中村哲さんのことをもっと知りたいと思って九大医学部に入学したのだそうです。木原さんは中村さんのこんな言葉を引用して質問しました。

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中村哲さんの言葉:「もはや議論や声明だけで済ますには、事は余りに重大です平和の志向は、人為の小世界に欺かれず、いのちを尊び、実際行動で力を持つべきです」(ペシャワール会報76号、2003年)
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木原:安田さんは、写真というより多くの人に伝わる方法を用いて、行動をされていたと思うんですけども、中村哲先生の意志のどのようなことに共感されているのか、そのことがどう今の実際行動につながっているのか、を聞かせていただきたいと思います。
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安田:私たちはやはりどうしても、中村さんたちの活動と比べると、現地取材も短期ですし、ともすると相手のカルチャーや距離感のあり方を無視して、土足で踏み込んでしまうおそれがすごくあると思うんです。でもそうではなくて、なるべく許される限りで、例えば一緒に食卓を囲ませてもらったり、言葉を覚えたり。取材って、すごく時間をいただき、言葉をいただいているものなんだということを忘れないようにしたいと思えたのは、中村さんのそういう姿勢に触れたのもすごく大きかったと思います。

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     (中東で撮影した写真を見せながら)

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安田:私たちが何枚写真を撮っても、被災地の瓦礫がどけられるわけではない。そういうことをぐるぐる考えていた時、ペシャワール会とは違う別のNGOの方だったんですけれども、「これは役割分担なんですよ」という言葉を、現地で支援する方からいただいたことがあったんですね。「確かに、自分たちは地元に残って必要な人に必要なものを届けながら、寄り添って活動することができるかもしれないけれど、でも現場がいっぱいいっぱいになるほど、『ここで何が起きているのかを世界に発信することに力が割けなくなっていく。あなたは少なくとも、“通う”ことはできるんだし、ここで何が起きているのか発信することができるよね。役割分担だよね」と言われた時に、もちろんそれで葛藤がなくなるわけではないんですけど、自分の取るべき行動みたいなものの道筋が見えたような気はしたんですよね。
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こんなやり取りが行われていました。「役割分担」という言葉は、印象に残りました。


■「激動」の時代に“良心の灯”を絶やさない

九大共創学部3年の黒岩京太さん(21歳)は、中村さんのこの言葉を引用しました。

     (黒岩京太さん(右)は最後に質問した)

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中村哲さんの言葉「この激動の時代のまっただ中で、(中略)いったい人間全体がどこに向かおうとしているのかも、誰にも本当のところはわからない。しかし、だからこそ我々は時代を超えて変わらぬ良心の灯を輝かせ、今後も長期に亘(わた)る現実の格闘を通して、人間の静かなる告発者であり、同時に人間の弁護人・証人であり続けるだろう」(ペシャワール会報24号、1990年)
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黒岩:今も激動の時代なんじゃないかなとすごく思います。お聞きしたいのが、「私たちが良心というものをどのようにして伝えていくのか」「そのためにどうあるべきか」。安田さんのお考えをお聞きしたいです。

安田:先ほど皆さんにお話した、イスラエルの高校教師メイール・バルヒンさんが逮捕されて、解放された後に、同僚や友人が声をかけてきたそうなんです。「あなたには共感するよ。でもね、私は仕事があるから。家族がいるから」。メイールさんは「そういう人たちを決して責められない」とおっしゃっていました。その社会にあって、もしも皆さんが、あるいは私がメイールさんの友人だったら、どんな行動を取るだろうか考えていました。

安田:一方で、メイールさんが逮捕された時、すごく悪名高い留置所みたいなところがあって、その外でメガホンを持って「メイールを解放しろ」と声を上げた。すごく少数の人たちだとは思いますが、デモをした良心のあるイスラエルの人たちがそこにいたんです。「あのデモに加われる人間であれるのか」ということを、すごく考えました。
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     (学生の話を聞く安田菜津紀さん)

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安田:それは、決して遠い話でなくて。もちろんイスラエル国内の問題かもしれないですけれども、国際社会の一員として日本は、パレスチナの人たちに対する暴力に様々な加担をしているわけです。それを「止めろと声を上げるのと同時に、良心を持ってイスラエルの中で声を上げた人たちを孤立させないことが私たちにもできることなのかな、と思っています。「実際、日本で自分の声がこうやって国境を越えて伝わったんだ」とすごく喜んでいらっしゃいました。

安田:本当に少しでもいいです。「こういう人がいるんだって。孤立させたくないよね」と、皆さんが身近な方と会話をしたり、広げたり。本当にじわじわかもしれないですけれども、良心の灯というものを絶やさないむしろ広げていくということの土台になるんじゃないかな、と私は思っています。
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■中村哲さんの思いが会場に満ちて

「遠い日本でデモをしたり、スタンディングでプラカードを持ったりして何の意味があるのか」と言う人は結構いますが、無くなると存在さえ見えなくなるような気が私はするんです。ささやかでも、安田さんの言葉で言えば「じわじわ」かもしれないけれども、「良心の灯を絶やさないと。これは確かに、中村哲さんの考え方だったんだろうと思います。学生と安田さんの対話を聴いていると、中村哲さんが会場にいるかのような感じがしてきました。

終わった後、主催者の一人である九大共創学部4年のレイク沙羅さん(22)に、お話を聞いてみました。

     (レイク沙羅さん)

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レイク:個人的にも福岡でデモを頻繁にします。なかなか理解を得られないこともあるんですけど、「良心に基づいた行動を取った人たちを、孤立させないようにしよう」というのは、自分自身も心が奮い立つ、励まされる言葉でした。「大切にしたいな」と改めて気付かされたことが大きいです。

レイク:もう一つ、「役割を持ち寄っていきましょう」。安田さんだからこそ思われてること、言えることだったんじゃないかなと思って、なんかうれしくて、ジーンとしています。

神戸:よかったですね。

レイク:はい、本当に来ていただいて、うれしかったです。
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     (現地の州知事と中村さん=2010年2月撮影)

何人もの学生が、「中村哲さんが九州大学にいたことが、進学する理由だったんです」と言っていました。「うわー、中村哲さんって、やっぱりすごいな」と。彼のものの考え方は、現在に続いているなと思いました。

本当にじわじわかもしれないけれども、大切な思いをつないでいく学生がいることを伝えたくて、紹介しました。なかなか気持ちがよかったです。
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