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●《「人間として扱って欲しい」…ウィシュマさんの遺品である番号が振られた青いシャツの写真を示し、人間は数字ではない、と》…

2021年08月30日 00時00分15秒 | Weblog

[※【ウィシュマさん死亡問題の入管開示資料 1万5113枚全て黒塗り 遺族「ごまかさないで」】 (東京新聞 2021年08月17日[火]、https://www.tokyo-np.co.jp/article/125024)↑]


(2021年08月21日[土])
周香織氏による、レイバーネットの記事【安田菜津紀さん渾身の黒板解説〜TBS「サンデーモーニング」でウィシュマ事件】(http://www.labornetjp.org/news/2021/00815san)。
望月衣塑子記者による、東京新聞の記事【ウィシュマさん死亡問題の入管開示資料 1万5113枚全て黒塗り 遺族「ごまかさないで」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/125024)。

 《今朝(8/15)のTBSサンデーモーニングでウィシュマさんの死亡事件が取り上げられました。丁寧に作られた解説映像と、安田菜津紀さんの渾身の黒板解説。安田さんが入管は医療の体制など表面的なところでは責任を認めているものの、それでは根本的な問題解決にならないことを解説。裁判所などの司法の介在が無く入管の判断だけで収容できてしまうことや、収容の期限も決められていないのでそれも入管の判断だけで無期限に収容できてしまうこと、判断基準が不透明でブラックボックスであることを指摘。そのような状態は国際法違反であること、無期限の収容は苦しめるための拷問として使われていること、ビデオを「人道的な」配慮でご遺族に見せたとしているが、ご遺族にしか見せず弁護士さえ立ち会わせないことは非人道的であると指摘。今こそ非人道的な制度を改め、人道的なものにする必要がある、と話して下さいました。(周香織)》。
 《名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡した問題で、弁護団が17日、東京・永田町の参院議員会館で会見し、収容に関する1万5113枚の文書が開示されたが、全て黒塗りだったと明らかにした。遺族は「殺したのを隠したくて黒塗りにした」と批判した》。

 《入管の闇》…名古屋出入国在留管理局による、もはや殺人事件。入管内で、〝餓死〟させられたのだ。業務上過失致死罪。一方で、法務行政トップの上川陽子法相の無責任さが全開。会見を見ていて、ムカムカして仕方なった。
 《日本の公的な機関で、このような非人道的な行為が行われている…。…このような収容は許されない》。そして、《1万5113枚の文書が開示されたが、全て黒塗りだった》、究極ののり弁状態…《遺族は「殺したのを隠したくて黒塗りにした」と批判した》。《日本はひどいことやる》…世界中に恥、冷酷さを喧伝。ニッポンが民主国家・法治国家であるのかどうかを脇に置くとしても、(もはや先進国でさえないが)世界の先進国で、こんな国ってあるのか?

 《指宿昭一弁護士は「記載は全て消され秘密主義もここまで来ると冗談のようだ真っ黒な文書は入管の闇を示す。(上川陽子法相は)口では心から深くおわびと言うが、どこが心から深くなんだ」と批判した》。
 指宿昭一弁護士によるレイバーネットの記事を、再度、引用する。
 【●《補償や生活支援策にはケチり続け》る一方で、《悪魔》が残していったアベノマスク2枚で批判封じ…さらに、報道統制のためにドブガネ】…レイバーネットの記事【なぜ「国民」に一律現金10万円給付なのか?~外国人軽視に違和感】(http://www.labornetjp.org/news/2020/0418ibu)によると、《安倍晋三首相は16日夜、新型コロナの政府対策本部で、1世帯当たり30万円の支給策を撤回し、「すべての国民を対象に一律10万円の給付を行う方向で与党に再度検討してもらう」と公表した。メディアは、「全国民に現金10万円給付」と報道した私は、首相の方針表明にもメディアの報道にも強い違和感を感じるなぜ、国民への給付なのか? 日本に在住する外国人は対象にしないのか? 2009年に1万2000円の定額給付金支給の時は、住民基本台帳に基づき、日本に滞在する外国人の多くには支給がなされている。ただし、旅行中の外国人(短期滞在の在留資格)と在留資格のない非正規滞在者には支給がなされていない。その後の報道によると、総務省では、今回も住民基本台帳によって支給する方向で検討しているという。つまり、住民票を有する外国人には支給がされる方向だということである。(指宿昭一)》。

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http://www.labornetjp.org/news/2021/00815san

安田菜津紀さん渾身の黒板解説/TBS「サンデーモーニング」でウィシュマ事件

安田菜津紀さん渾身の黒板解説〜TBS「サンデーモーニング」でウィシュマ事件
周香織

 今朝(8/15)のTBSサンデーモーニングでウィシュマさんの死亡事件が取り上げられました。丁寧に作られた解説映像と、安田菜津紀さんの渾身の黒板解説。安田さんが入管は医療の体制など表面的なところでは責任を認めているものの、それでは根本的な問題解決にならないことを解説。裁判所などの司法の介在が無く入管の判断だけで収容できてしまうことや、収容の期限も決められていないのでそれも入管の判断だけで無期限に収容できてしまうこと、判断基準が不透明でブラックボックスであることを指摘。

 そのような状態は国際法違反であること、無期限の収容は苦しめるための拷問として使われていること、ビデオを「人道的な」配慮でご遺族に見せたとしているが、ご遺族にしか見せず弁護士さえ立ち会わせないことは非人道的であると指摘。今こそ非人道的な制度を改め、人道的なものにする必要がある、と話して下さいました。

 最後にご遺族の「人間として扱って欲しい」と言う言葉と、ウィシュマさんの遺品である番号が振られた青いシャツの写真を示し、人間は数字ではない、と力を込めて締めくくって下さいました。

 いつもはこのウィシュマさんの問題の後はドライな反応をする関口宏さんですが、今日は安田さんの解説を受けて「ああ…。なんだか、辛い話ですが…。」と言い、それに続いたお知らせの声は震えていました。日本の公的な機関で、このような非人道的な行為が行われていることはなかなか信じ難いのかもしれません。それだけに、それが本当のことだと分かれば、多く の方がこのような収容は許されない、と感じてくれると思いました。

Created by staff01. Last modified on 2021-08-15 17:33:53


*サンデーモーニング黒板解説動画(4分)
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【【入管】スリランカ女性の死亡の最終報告書 サンデーモーニング黒板解説】
2021/08/15 TBS NEWS

名古屋入管で死亡したスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんに関する最終報告書が公表されました。遺族はウィシュマさんの収容中の様子を映したビデオの一部を閲覧しましたが、ショックで途中で視聴を断念しました。何が問われているのか、パネリストの安田菜津紀さんが黒板で解説します。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/125024

ウィシュマさん死亡問題の入管開示資料 1万5113枚全て黒塗り 遺族「ごまかさないで」
2021年8月17日 21時48分


 (https://youtu.be/ubaSCvkoDd8

 名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡した問題で、弁護団が17日、東京・永田町の参院議員会館で会見し、収容に関する1万5113枚の文書が開示されたが、全て黒塗りだったと明らかにした。遺族は「殺したのを隠したくて黒塗りにした」と批判した。


◆弁護士「入管の闇示す」

 弁護団は、5月に文書の開示請求を行い、8月2日に開示され費用は約16万円だった。9割超が看守勤務日誌で、他に面会簿や診療情報なども出されたが、全て黒塗りだった。

 指宿昭一弁護士は「記載は全て消され秘密主義もここまで来ると冗談のようだ真っ黒な文書は入管の闇を示す。(上川陽子法相は)口では心から深くおわびと言うが、どこが心から深くなんだ」と批判した。


◆「日本はひどいことやる、と印象変わった」

     (
壁一面に張られた黒塗りだらけの公文書を背に、
      沈痛な表情を見せる妹のワヨミさん(左)と
      下の妹のポールニマさん=17日、東京・永田町の参院議員会館で)

 妹のワヨミさん(28)は「映像も黒塗りの紙も報告書も母に言う価値はないし言えない。(スリランカの報道では)日本は良い国と思われてきたが、ひどいことをやると印象が変わった」と話した。

 下の妹のポールニマさん(27)は「全部黒塗りでごまかさないで」と訴えた。

 17日は、NPOなど4団体が、入管庁から独立した第三者による調査などを求める声明を発表し、上川法相宛てに提出した。NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」の鳥井一平代表理事は「入管難民法改正は少しの直しで許されるものではない」と強調した。(望月衣塑子

【関連記事】「ウィシュマさんへのセカンドレイプだ」入管庁、DV専門家不在で最終報告書作成
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