子どもがなんとなくぐずっている時、少し大きくなって、きりきりを起こしているとき、おまじないが効きます。
子どもは、おまじないや呪文、唱え歌、数え歌が大好きです。
分けの分らない言葉でも、心地良いリズムにのせて歌うと、不思議に心が静かに平になっていきます。
私も、この手は良く使います。
なーんかイラっと気味かなぁ~?なんて思う時は、ゆっくりゆっくり。
私のお話し会でもよく唱えますが、
「まーたん かーたん ふりっとしゃん
しーたん ぎーたん ちゃらんとせい」
これは、子どもが赤ちゃんの時から、むずむずの時に唱えていたおまじないです。
じつは、「まーかーふーしーぎー ちゃらん」をちょっとおまじない風にしたものです。
手をさすったり、足をさすったりしながら唱えると、すぐ機嫌がよくなりました。
今でも、転んだ時や、姉妹げんかをしてぶつぶつ怒っている時などおまじない。
気持ちが静まってくると、賢治の作品をちょっと借りちゃってます。
「クラムボンはわらったよ
クラムボンはかぷかぷわらったよ」
泣き笑いになってよい笑顔になります。
子どもって、なんかちょっと不思議なことばが好きみたいですね
私も、このことば大好きなんですよねぇ。
賢治の作品には、自然の音がたのしく散りばめられています。
こんなすごい土砂降りの雨の日も、賢治のことばを借りれば
「雨はざあざあ ざっざざざざざあ
風はどうどう どっどどどどどう
あられぱらぱらぱらぱらったたあ
雨はざあざあ ざっざざざざざあ」
梅雨の時期は、やっぱりジメジメ、蒸し暑く憂鬱です。
子供たちも汗びっしょり。汗をふきだして学校から帰ってきます。
それでも、このじとーっとした梅雨を乗り切るために
賢治の作品に触れながら、ムシムシ感からしばし解放させる気持ちよさ
味わって欲しいですね