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▲愛知県は「塀で囲ってあると、不法投棄でないと判断?」

 月曜日に、環境省と安定型処分場と不法投棄について、見解を聞いたので、今日は、愛知県の出先機関である海部事務所で、愛知県の不法投棄に関する考え方について聞き、朝からやや血圧が上がった。


塀で囲めば、不法投棄でなくなるなんてあり得ない!

 昨日ブログに、環境省で見せた
「不法投棄にカウントされていない事例の写真」
を載せたところ、海部事務所はすでに見ていました。

 環境省に示したのは、以下の写真です。



海部事務所と私のやりとりは、以下のとおり。

「なぜこの事例を不法投棄にカウントしていないか?」
「塀で囲ってあるから、不法投棄ではなく保管だ」
「これは県の見解か?」
「一件ずつ、県に判断を仰いで、
不法投棄かどうかの判断をしているので、県の判断だ」
「この場所も、県に確認して不法投棄でないとしたのか?」
「・・・・・?」

他県では、
最終処分場への違法な埋め立ても、不法投棄と判断しているのに、
なぜ、愛知県だけがこのような判断をするのか!


「三重県の大矢知の不法投棄事件は、
許可された処分場の中に、違法に廃棄物を
大量に持ち込まれた経緯があり、
それが不法投棄と判断された。
最終処分場には塀がある。県が許可もしている。
塀があるから不法投棄ではないと判断は変ではないか?」
「こうした判断は、知事にある。都道府県で判断が違っても当然である」

環境省の不法投棄調査結果は、
こうしたいい加減な判断がもとになっている!

 毎年、環境省は、不法投棄件数や量を発表しています。
正確なデータがあって、はじめて良い施策ができます。

まずは、正確な情報を把握せよ!
私がずっと言い続けていることです。

うるさい住民がいないと、不法投棄現場や
不適正処理現場のデータがなくなる!

 かつて、私たちの地域では、
産業廃棄物の野焼きが盛んでした。

毎日、どこかで黒煙があがった。
すると、ごく普通の主婦たちが、通報をして撲滅した経緯があります。

しかし、そのころの焼却灰がまだ埋まったままのところが、
何カ所か残っています。

解体業者の廃棄物の山も残っています。

一時は、県も頻繁に指導していたはずです。
問題が解決していないのに、
そうした記録が県に残っていないことも、わかりました。

「なぜそうした記録が無くなるのか?」
「うるさい市民がいないと、後回しになる」
「後回しになるよりひどいではないか。違法処理という現実もなくそうとしているではないか」

土地利用の履歴を残す必要がある!

 こうした不法投棄やゴミ埋め立て処分場の跡地が開発され、
汚染がでたり、家が傾いたりの問題が出始めています。

小牧市桃花台が事例です。

土地を買う人は、昔のことを知りません。
登記簿にも記載されていません。
地権者の泣き寝入りです。
自治体も、大きな問題を背負うことになります。

将来、汚染問題がでないとは言い切れません。
こうした問題は、正確な情報を残すべきです。

明日は、同様の問題が起きている日進市に行ってきます。

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10月26日(火)のつぶやき

02:01 from Tween
昨日、講座で勉強した都市計画の資料をもう一度見直してから寝よう。また、後日に・・・というのは絶対不可能だから。

by yoshikawa325 on Twitter 
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▲廃棄物処分場問題全国ネットワーク「環境省と懇談会」

10月25日、都市計画の勉強を終え、
霞ヶ関にある「環境省」に直行。



事前に提出してある質問事項に対する回答を頂きながら、
地域の現状について、こちらからも説明をさせていただきました。

廃棄物処理法の省令などの改正が予定されていますが、
処分場の現状が、国に届いていないことを痛切に感じた。
これが、今日の懇談の感想です。
(↑ 毎回感じているのですが・・・)

「現状が掴めていないのに、どうして適切な改正ができるのか?」と
私は、訴えてきました。

国が掴んでいる「不法投棄の実態」は正しくない!

毎年、環境省は、都道府県に不法投棄件数を調査させ、
報告させている。

この調査のしかたが、都道府県によってまちまちであることは、
極端に件数が多い県。極端に少ない県があり、
調査結果からよくわかる。

私たちは、「この調査における”不法投棄”とは何か?」と尋ねた。
環境省「廃棄物処理法の第16条のことである」と言う。

第16条には、「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない」と書いてあるが、
「捨てるって何だろう?保管してあると言えば、”捨てる”ではないということ?」
と思いました。

愛知県が、環境省にした報告は、以下の通りです。



私は、平成9年から地元の産廃マップを作ってきました。
県の公文書保管が、5年となっているので、
忘れ去られてはならないと、海部事務所に持参してきました。

しかし、そうした問題の現場がカウントされていないことが、
この調査結果からよくわかります。

愛西市の中にも、かつて野焼きをしていた現場には、
まだ焼却灰が埋まったままの所もあるはずです。

以下のように。農地に産廃が放置されたままのところもあります。


こうした写真を示しながら、
まずは、不法投棄の実態を正確に掴むべきとお話をしました。

国が掴んでいる「安定型処分場の実態」は正しくない!

私は、昨日訪れた湖西市の安定型処分場に埋め立てられていた
廃棄物を持参しました。

紙を圧縮してつくった壁材
木くずを混ぜ込んだ外壁材

明らかに、廃棄物処理法違反です。
これについては、環境省も同意見でした。

様々な商品が開発され、
今の法律では、安定五品目を分別することは不可能なのです。

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▲全国自治体議員行財政自主研究会~高齢化に備えたまちづくりについて勉強しました~

毎年、年4~5回、市民派議員が東京に集まり、
財政などについて勉強します。



10月24日(日)の夕方から、25日(月)の午後3時まで、
国立オリンピック記念青少年総合センターで
都市計画「自治体のまちづくり政策の転換」のテーマ
野口和雄さん(都市プランナー)、
荻原淳司さん(埼玉りそな産業協力財団主席研究員)
のおふたりを講師に勉強しました。

私は、自分の選挙の時、
愛西市の高齢者が20年後、1.4倍になること
そして、その準備が必要であることを訴えました。
この勉強会でも、人口問題研究所のデータをもとに、
そのお話があり、自分の訴えは間違っていなかったと思いました。

また、高齢化社会を迎えるにあたり、
1.若い世代が出て行かない施策
2.地域コミュニティーづくり
が愛西市では大切だということも理解できました。

また、地域コミュニティーとは、自治会などだけではなく、
NPOやボランティア団体も含めて考えることや
職員が地域の人たちの中に出ていくことも大切。

たくさんのデータを資料としていただきましたので、
愛西市に置き換え、自分でデータ分析してみようと思います。

総合計画と都市計画マスタープラン、その他の計画について

総合計画と他の計画の整合性と
職員がこうした計画をどのように活用しているか、
また、議員がどのように活用すべきかなどの
話もありました。

総合計画と議員の関わり方については、
何度も勉強してきていますので、
とてもよくわかりました。

公共施設の老朽化や空き家対策について

空き家率が、13.7%に達してる事例が示され、
今後、「利用放置」から「所有放置」になっていくことへの対策について
条例などを定めて、対策をとることの提案がありました。

農地も同じように進むでしょう。

公共施設全体の改修も計画をつくり、
一度に改修が重ならないような計画も必要です。

最終日の午後は、
それぞれの自治体の課題を出し合い、
議論しました。

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10月25日(月)のつぶやき

13:52 from TwitBird
代々木で都市計画の勉強中です。昨晩から続いています。このあと、環境省と懇談会。

20:25 from TwitPict
環境省との懇談会を終え、新幹線の中。愛西市で長く放置されている産廃事例や、先日講演に伺った湖西市の事例も説明してきました。現場を知らずして法改正は困る!! #TwitPict


by yoshikawa325 on Twitter
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