2足のわらじでガンバ!
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吉川みつこの〝気ままではいられない〟日記
▲総務委員会で視察に行ってきました(防災)
当日のメモから、少し報告をします。
◆ 9日は、千葉県香取市で液状化について勉強させていただきました。
視察に行きたいと提案させていただいた香取市。当日は、友人の河野市議も同席してくださいました。
1.市は液状化に対する備えはしていなかった。
2.千葉県が出していた液状化想定を遙かに上回る被害が出た。
3.議会を中断し、本部会議を行ったか、第二の地震が発生し、 暗くて現状も把握できなかった。
全域停電・断水で、対応ができなかった。
翌日電気復旧したが、ガソリ 確保が困難だった。
4.液状化による人的被害なかった
5.特に避難誘導はなかったが、 防災無線で 落ち着くように言った
6.情報提供として、復旧の見通しなどをしらせるため、防災無線、緊急メール、ホームページで配信した
7.国や県への要望は、4~6月にかけて 認定基準の改正要望を7回行った。
8.合併特例債が5年延期になり、たすかる。文化財の改修もおこなわねばならない。
9.応急給水 ライフラインは、
行政だけでは対応できない。県内外から応援してもらった。
ボランティアからの応援をもらったが対応できなかった。
10.液状化に対応する避難方法は、特別に考えていない。
11.震度5強であった。1回目の地震で道路のひび。2回目の地震で泥が出た。
12.地震直後の市の対応
見に行って確認するしかなかった。現地にいくしかなかった。
翌朝、市役所周辺しかわからなかったが、翌日ほぼ全容がわかってきた。
応急危険度判定調査をし、家屋に張り紙をした(1週間くらいで)
判定士が5名市職員にいたので助かった。(建築士にも協力をもとめた)
職員に資格をとっておくように言ってあったのがよかった
公共施設復旧の業者決め
手続きの簡略化のため、随意契約、指名競争入札、一般競争入札の価格基準を変更した。
前払金 5割とした(通常は4割)
地震後、計画中の建設は中心 資材確保むつかしくなり、
ほとんど全部先送りにし、災害復旧工事を優先個人住宅補修は個人負担
住宅補修の借入金 利子補給制度
13.反省点
予防は困難
被害を最小限にすることが大切
ライフライン 遮断への対応
道路はすぐなおる
住宅補修への情報提供が大切 → 説明会などを行った
★大切なのは、情報とライフラインの早期復旧
14.今後の回復目標
下がった地盤は元に戻せない 下がったなりで復旧するしかない
15.議会の役割
その日は帰った。
議員のマニュアルはなかった
義援金はダメなので、給与カット1割をした
16.簡易水道が残っていたことが助かった。
みつこの感想
お話を伺ってからまだ修復されていない現場を見せていただきました。
液状化への対策は、液状化が起きた後、如何に迅速に市民に情報提供を行い、水やトイレの準備、ライフラインの早期復旧につきると思いました。
防災無線が聞こえないという声は、浦安市でも聞きましたが香取市でもあったそうです。情報は、飲料水をどこで配っているかを知るためにも重要です。今後、愛西市に於いて、市民への情報提供をどうしていくかは大きな課題ですが、私は、ひとつの方法に絞るのではなく、様々な手法で対応することが大切だと思っています。
また、香取市でも簡易水道の地域があることにより、飲み水確保に随分助かったとのことです。ひとつの方法に絞らないほうが防災に強いということだと思います。
近くの道の駅と川の駅にも立ち寄りました。
利根川に観光船を走らせていますが、どんどん乗船客がへっているとのこと。これだけの立地条件でもこんな状況です。他の議員の方々とも観光船の難しさを実感!
◆ 10日は、千葉県佐倉市で自主防災について勉強させていただきました。
1.佐倉市 4つの地域で、それぞれに活動が起きている(駅の関係で)
2.沼のあたりで液状化が多いと言われていた。(沖積層がまだまだある)
主に水田を昭和40年頃に開発した地域がある。
駅 湿地帯にできた
今回の震災で発生した液状化は、昭和40年代に造成されたところ
3.26箇所に防災無線設置。避難場所である学校に飲料水用の井戸もある。
停電し、上水道に電気がいかない。2万世帯が断水した。
水道が放射性物質汚染。そのときも井戸が活躍した。
4.防災無線 スピーカーが聞こえない 聞こえ辛い 苦情が多い
平常時の音楽、防犯の通報 うるさいとの苦情が多い
どんなに怒られても毎年設置していこうと考えている。
5.防災無線以外の情報伝達
携帯メール
NTTと連携して、佐倉市にいれば安否情報が得られるようにしている
防災ラジオ 500機を購入する予定(自主防災組織代表に)
緊急時のFM(コミュニティFM)来年度計画している(普通のラジオで聞ける。これが一番よいのではないか。)
6.帰宅困難者の問題 コールセンターを設けた
7.自主防災組織について
団塊の世代が活躍の時期
地域の力となる
人前で説明するのが得意な人などたくさんいる
中身も濃くなっている
現在80団体
全体の46%の人口が加入している
8.宮ノ台1丁目の事例紹介
災害時見守り制度
2731人が登録
冷蔵庫から情報を得る
他の組織でも町内会独自や民生委員と協力して活動している
9.災害対策コーディネータなどの情報は県からもらっている
10.リーダーに対して、市として研修会を行っている
11.自主防災会組織同士の交流は、宮ノ台組織が支援をしている
12.震災後の佐倉市
・大切なことは、正しい情報を伝えること。(どこで給水活動がしているか?)
災害時にいかに正しい情報を情報を知りたいかがわかった
・情報を発信として、ツイッターもはじめた
・広報車も大切
・農村部 災害時の危機感が違う(食べ物、井戸がある コミュニティがある)
・防災コミュニティーセンターのようなものはあるのか?
地域の集会所などで会議をしているのでコミュニティーセンターというものはない。
庁舎が老朽化しており、使えなくなった時に防災センターとなる「防災啓発センター」がある。
・市の支援は、設立時2万円 年2万円 資材 人的支援 研修会
・地域防災計画
職員を第1から第5まで配置職員に区分している
学校に防災倉庫(39箇所) 炊き出し、毛布
近隣の職員は地域で対応
学校と協議し、使って良い部屋と使えない部屋のフロアマップを作っている
(最初は体育館 病気や高齢者など部屋割り)
・携帯電話が使えなかったが、4時間後にはメール機能が使えるようになった。
・災害時の有線電話を学校とに配置
・携帯電話の充電ができないことも問題になった
・アレルギー対応備蓄
アルファ米
石井食品 アレルギー対応食品を売っている 提携した
衛生用品 ミルクなどどうする?
・井戸70~90m掘っている。350万円かかる
水検査は、水道部で行っている
20mm以下は掘れる
・防災無線 300万円
・アナログで許可がでなくなる時期が来るので、その対策も必要。
FM。ケーブルテレビの有線にスピーカーをつけることも研究している
みつこの感想
ケーブルテレビの有線を使った方法、これはよいと思いました。また、井戸の話しもよかった!そして、避難場所である学校に十分な準備がされていることも感じました。