脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

ドライブレコーダーは全車標準装備にせよ!

2012年05月04日 | つぶやき

 

何年か前のJAFメイトにもドライブレコーダーについて特集されていて、

損害保険会社のコメントも載っていた。

 

私は、

ドライブレコーダー(運転中の映像の録画装置)は全車に標準装備すべきだと思う。

どんな小さな軽自動車だろうが、

すべての車に標準装備すべきだと思う。

 

それが、交通事故被害者救済や、

交通事故防止のための、原因の解明のためにも、

 

国や、自動車業界が

今、もっとも早く実現できることじゃないかと私は思う。

 

そうすれば、交通事故での被害者加害者の言い分の食い違いによるトラブルや、

 

加害者の言い分だけが通り、

保険金の不払いや、

被害者側と損害保険会社との不要な裁判は、減ると思うし、

 

保険金詐欺師の当たり屋か、本物の事故かの区別も、

映像がないよりあったほうが、調査員も判断がつきやすいと思う。

 

万一、被害者が、命を落としてしまったり、

被害者が意識はあったとしても、今すぐ事故の状況を言葉で説明できるような状況にない

重いケガや、意識不明で、説明不能だったりして、十分自分で自分の主張ができない状況にあっても、

また、

脳脊髄液減少症のように一見軽症に見えても、

思考力や気力の低下や、高次脳機能障害や、眠いなどの軽度の意識障害などで、

ぼんやりしてしまい、

自分の権利を守るための行動を起こす気力も体力も奪われてしまっていたとしても、

加害者側と損害保険会社側のいいなりになって泣き寝入りするようなことは、

減ってくると思う。

 

加害者、被害者側の双方の車にドライブレコーダーがついていれば、

事実がなんだったのか、二つの映像で、

第三者が真実を推測することも可能だと思う。

 

たとえば、事故後はその映像が消されないような仕組みや、

事故後、それを、必ず警察や弁護士の立会いのもと、第三者機関で共に同時に検証されるような仕組みづくりや、

時間がたってから後遺障害が出ることも考え、一定期間は映像を保存し、

脳脊髄液減少症や、高次脳機能障害のように、

医学の進歩によって、のちに、今まで原因がわからなかった数々の症状が

交通事故の外傷によるものとわかった場合など、

その事故当時の映像があれば、どれくらいの衝撃で追突されたかも、

時間がたってからも証明できると思う。

 

とにかく、今までは

その場で目に見える怪我に対しての治療と保障中心で、

目に見えない症状や、

時間がたってから表れてくる事故後遺症に対する治療や保障は

関心が薄い時代だった。

 

それは、本当の意味での被害者側にたった救済とは言えなかった。

 

今後、事故すぐには出てこない症状の被害者も救済するためにも、

関係者は、事故後すぐ目に見える怪我だけでなく、

目には見えない怪我、時間がたって現れてくる後遺障害に対しても、

何らかの被害者救済策を考えてほしい。

 

そのために、とりあえず、今すぐ実現可能なことは、

ドライブレコーダーの全車標準装備だと思う。

 

考えてみれば、一昔前まで、

シートベルトすら、エアバックすら車にはなかった。

そんな時代も実際にあったのだ。

 

今までは、

衝撃で、身体が傷つけられたり、

身体が車外に投げ出され大きな怪我や命を奪われることを防ぐことが第一だったと思う。

 

これからは、事故後、命に別条なくても、

目に見える怪我がなくても、

その後、なんらかの後遺障害が出てきたときに、

迅速に被害者を救済できるような体制を築いてほしい。

 

そのためには、

事故当時の衝撃の映像や、

受けた衝撃を数字や記録で自動的に車内の記録装置に残すような装置は、ぜひ必要だと思う。

そうすれば、

そういう交通事故後の記録と、人体に発症した後遺障害やケガの統計をとれば、

どのような衝撃が加わった時、どれくらいの力が加わった時、

脳脊髄液減少症が発症しやすいのかも、

次第にわかってきて、病態の実態解明にもつながると思う。

 

いくらダミーを載せて衝突させてみても、

実際に起こった事故の記録に勝るデータはない。

 

実際に起こった交通事故の記録を即座に残すことは、

交通事故保障を迅速にする被害者救済だけでなく、

まちがいなく、交通事故の実態解明にもつながり、

今後の事故防止、今後の人体への衝撃の軽減するための

車づくりなどにも、生かしていけると思う。

 

 

 

私は交通事故に巻き込まれ、

脳脊髄液減少症という目には見えない怪我を負い、

何年も何年もほったらかされ、誰にも苦しみを信じてもらえず、

苦しみぬいて、やっと脳脊髄液減少症の病名をもらっても、

いまさら何の保障も得られず、

治療も健康保険もきかない自費の時代を生きなければならなかった。

 

もう、こんな思いをする交通事故被害者を出してほしくはない。

命が助かればいいだろう。

手足がもげるような大ケガをしなければいいだろうってことじゃない。

目に見えない怪我を負っても、

医療にも損害保険会社にも、正当に温かく

助けてもらえる社会にしてほしい。

 

そのために、

まずはドライブレコーダーの全車標準装備をお願いしたい。

 

それが、

いまだに加害者を許せない、

自分の運命も受け入れられない、

悲しみの人生を背負った私の願いです。

 

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