2011年2月15日づけ
公明新聞に
篠永先生の脳脊髄液減少症についてのお話の記事が掲載されています。
臨床経験豊富な先生のお考えの、
脳脊髄液漏れの仮説が
わかりやすく図解されています。
脊髄硬膜はそう簡単にはやぶれないと考えている方には
ぜひその仮説の図を見てほしい。
まだ、仮説に過ぎないけれど、
交通事故の衝撃でその後さまざまな身体的にも精神的にもさまざまな症状が出て、
いくら検査しても異常なしと言われ、
その原因が実は脳脊髄液が漏れで、
ブラッドパッチで症状が改善するのは、私の経験からも事実。
いつか、脳脊髄液減少症の多くの医師や研究者が関心をもってくれるようになり研究が進めば、
漏れの仕組みも科学的に、解明されることでしょう。
いまどき、脳脊髄液減少症の病名も知らない、
多彩な症状も知らない、
脳脊髄液減少症は脳外科の専門医に任せておけばいい、
自分は関係ない、
脳脊髄液はそう簡単には漏れない、なんて言っている医師のみなさん、
あなたは
間違いなく、勉強不足の医師です。
また、私は精神科、整形外科、神経内科ですでに違う病名をつけられて治療中だから、
脳脊髄液減少症であるわけがない、
自分には関係ない、
そう思う患者のみなさん、
うちの子の問題は、不登校やひきこもりを引き起こす神経症であって、脳脊髄液減少症ではない。
そんな難しい病名の病であるはずがない。
そう思う保護者、家族のみなさん。
うちの子の原因は脳脊髄液減少症だったけど、
もう、うちの子はブラッドパッチで改善したからもう関係ない、
もうかかわりたくない、
脳脊髄液減少症だったなんて知られたくないからだまってる。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/baikin_2.gif)
そう思うそこのお母さん。
あなたも、間違いなく、
勉強不足の患者・家族です。
あなたの所属がなんであれ、支持政党がなんであれ、信仰がなんであれ、
医師であれ、
患者であれ、家族であれ、
他党の議員であれ記者であれ、
医師であれ、
誰にでも今回のこの記事を読んでほしい。
統一地方選の前に「脳脊髄液減少症を党の宣伝に利用している」って?
いいじゃないですか?
どんどん他の党も「うちは脳脊髄液減少症に対してこんな活動をしました。」と
脳脊髄液減少症を党のアピールに競って利用すればいいじゃないですか?
何もしていないところは、「脳脊髄液減少症」をアピールに利用したくたって、できないはずですから・・・。
脳脊髄液減少症に関しては、とにかく情報が少ないのですから、
どんな小さな情報も記事も、あらゆる手段を使って手に入れ、
読み、脳脊髄液減少症を知り、学ぶことが、
いつか、
世界中の人々に脳脊髄液減少症という事故後遺症の存在にきづかせ、
患者を早期発見し、救済し、
そのことの社会的な意味と重要性に気づかせるために、
今後いつ誰がなってもおかしくない脳脊髄液減少症が
あなたの家族やあなたの子孫に起こって
再び今までの脳脊髄液減少症患者の悲惨さを繰り返さないために、
あなたのできる、
小さなこと、小さな第一歩だと思います。
一人ひとりの小さなな勇気が、いずれ、国を動かし、社会を動かし、医学会を動かし、
世界中の患者を救うと思います。
先日のNHKの昔の、ハンセン病の番組の再放送で
今からでは信じられないような、
男性患者の断種手術や女性患者の中絶手術など、
数々の戦慄の人権侵害を受けていたハンセン病患者たち。
そう言った誤解と偏見と、
国の誤った政策の中、
ハンセン病患者救済に尽くした大谷氏が生前にその番組で言っていた言葉の意味が印象的だった。
「しらんぷりする人(見てみぬふりをする人)も加害者だ。」と。
そう、そこの、脳脊髄液減少症に対して無関心で、無理解で、、しらんぷりしている人も、
勉強不足のあなたも、
脳脊髄液減少症患者に対する
加害者なんです
。
関連、ブログ記事、「ハンセン病に尽力した医師」. ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_yonde.gif)
参考:今考えると、結果的に正しかったが、当時は認められなかった医師、小笠原登 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_yonde.gif)
当時は脚光を浴びたが、今は・・・・?の医師、光田健輔![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_yonde.gif)
とあるかたのブログ記事![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_yonde.gif)
「ハンセン病は恐ろしい伝染病」だとの医師の学説を信じ、誤った政策を行った国と、
今となっては正しかった小笠原医師の学説を批判し、バッシングし続け、
「ハンセン病の本質を正しく知ろうとしなかった医師たちの怠慢」、
これらが、「ハンセン病撲滅」の名目の元
患者を症状の苦しみの上に、さらに「誤解と偏見と人権侵害」という苦しみで
患者を何十年もの間、患者を苦しめてきたのです。
差別を生んだ過去の歴史を
脳脊髄液減少症患者に繰り返してはなりません。
患者家族が、病名を隠すその考えこそ、
誤解と偏見と人権侵害の源になりうることを
忘れてはなりません。
過去の水俣病、ハンセン病の患者の苦しみを無駄にするな!
今こそ、過去の歴史から教訓を学び、
脳脊髄液減少症患者に生かすべきです。!
脳脊髄液減少症の患者救済にはやくから取り組んできた医師の功績は、
医師が生存中に、広く世界に認められなければなりません。
そのために、身をもってすべてを知ってしまった患者の私たちにできることがあるはずです。
あなたは何ができますか?
それでも、救ってくれた医師への恩も忘れて、その医師たちが医学界からバッシングされていても、自分さえ治れば医師の世界のことなんて関係ねえやと思いますか?
どんな治療法だって、完全なものはなく、
どんな治療法でも治らない人や悪化する人たちはいるのに、
「治らない、悪化した」という一部の人たちを言わせたままにしますか?
今こそ、ほぼ完治した人たちが声を上げてほしい。
一部症状改善した人も声をあげてほしい。
全体いるはずなんですから。
それでも、差別を偏見を恐れて、だまっていますか?
自分さえ治れば、後の患者のことなんかしらねえやと、医師の世界のことなんか関係ねえやと思えますか?
あなたはこのまま、まだ、しらんぷりしているつもりですか?
あなたにできることはあるはずです。